まさおレポート

ブンガローに網戸を

バリの家屋は一般的に網戸をしない。アルミサッシが無いためかもしれない。夕方から涼しい風が吹いてくるのだが網戸の無い窓を開けるわけにはいかない。蚊が入ってきて非常に不愉快になるので締め切ってエアコンをつけることになる。せっかく気持ちのよい自然の風が入ってくるというのにエアコンではなんだか損をした気になる。

そこで網戸をすべての窓に設置しようと思い立って日本から網戸を大量に買い込んで持ってきたのだが、さてどうやって設置したものかと考えた結果、窓枠にきっちりとはめ込め、かつ取り外し自由な木枠に網戸を張ればよいと思いついた。

先だってウブドの王族の火葬を見学に行った際、帰り道に建材屋を見つけて細い木枠用の木材、釘、のこぎりを買ってきたが、どうも自分で作る気がしない。出入りのアグンに頼むと二つ返事で引き受けてくれたのはいいが、できあがりがとんでもないものになった。とても実用に耐えない。それをみたお手伝いさんが「うちの旦那ならもっとうまく作れるよ」と言いだした。

その旦那が装具一式を抱えてやってきた。金属製の先の引っかかるメジャーやかんなまでもっているので頼もしい。ウブドで買った木は質が悪いので買い換えることにした。さすがに質のよい木を買ってきた。2日がかりで5セットの網戸枠を作り上げた。ペンキまで塗って、窓枠と網戸枠との隙間もなく腕は確かだ。現在はバクソを作って売り歩く商売なのだが、元は大工の経験があるのかもしれない。 

腕を確かめたので大物もお願いすることにした。わがブンガローは入り口が大きなガラス戸になっている。風も通り、明るいのだが網戸をセットするには少々難物の引き戸だ。賃貸物件なので改造するわけにもいかない。眺めている内にカーテンレールが2本引いてある内の一本を使うことにした。このレールを使って網戸枠をつり下げれば移動可能な網戸が出来上がることになる。件の旦那は早速作り始めたが完成は月曜日になりそうだ。完成すれば涼しい夜風が入ってくる。

今日は8000円程度の扇風機も購入した。1500円程度からあるが以前すぐにこわれたので扇風機に8000円は少し高いのだが奮発した。早速窓に網戸をセットして試運転してみたら外気が循環して結構涼しい。電気代もエアコンの10分の一から二十分の1程度と言うので、早晩出費の元は取れるだろう。



















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