「ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK」をネットフリックスで見た。
50年前の狛江、ボロアパートの一室でタンスにのせたプラスチックのプレイヤーで聞いていた。何回も聞いて擦り切れても聞いていた。
その後は仕事で忙しくなりビートルズから遠ざかり、もっぱらバッハやジャズなどを聞くようになった。
芦屋のカフェの若いオーナーが乗り回す赤いザ・ビートル(フォルクスワーゲン)を見てビートルズを思い出す程度だった。
ビートルズが日本に入ってきたのは高校生の頃で、しかしそのころは舟木一夫や西郷輝彦がラジオから流れていて、好んで聞いていた。だからビートルズを聞き出したのは流行の先端から7年も遅れていたのだが。
久しぶりに聞くビートルズは新鮮だった。楽しい時を思い出す。
既にジョン・レノン、ジョージ・ハリスンはあの世の人となり、リンゴ・スターは80歳、ポール・マッカートニーも78歳になっている。
モーツァルトに匹敵するとの賛辞も受けていた。
1966年の武道館ライブで10代の若者が絶叫し、その中に懐かしい人もいた。
以下は2013-09-22 11:14:22の記事です。
ビートルズのイエスタディ―は過去に対する追慕の歌だと思っていたが、実は過去に対する決別と未来を志向する歌でもあると教えてもらった。
なるほどそう思ってこの歌詞を眺めると①から⑩までは過去を追慕している。しかし⑪で過去との決別がそこはかと感じられる。⑫は明らかにこれからの人生へと立ち向かう決意を歌う。⑬は両義的に歌っている。追慕であり、決別でもある。
Yesterday (The Beatles)
①Yesterday all my troubles seemed so far away
②Now it looks as though they're here to stay
③Oh I believe in yesterday
④Suddenly I'm not half the man I used to be
⑤There's a shadow hanging over me
⑥Oh yesterday came suddenly
⑦Why she had to go
⑧I don't know she wouldn't say
⑨I said something wrong
⑩Now I long for yesterday
⑪Yesterday love was such an easy game to play
⑫Now I need a place to hide away
⑬Oh I believe in yesterday