えくぼ

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短歌研究賞は内藤明氏に

2014-08-20 09:44:45 | 歌う

          ☀ 短歌研究賞は内藤明氏に ☀

 昨日、短歌研究社より今年の三賞の授賞式と祝宴のご案内をいただいた。

第54回 短歌研究賞  内藤明 「ブリッジ」 30首

第57回 短歌研究新人賞 石井遼一 「父親のような雨に打たれて」 30首

第32回 現代短歌評論賞 寺井竜哉  「うたと震災と私」

 授賞される三人の方、おめでとうございます。9月19日を楽しみにしております。

✿ 短歌研究賞の内藤明氏は、宮中「歌会始の儀」の選者としておなじみの歌人です。1954年生まれ。早稲田大学社会科学総合学院教授、国文学者、万葉学者。『壺中の空』、『斧と勾玉』などの歌集あり。昨年短歌研究年間作品から氏の作品を5首抄出します。

 使ひたることはなけれどそのむかし伝言板が駅舎にありぬ

 拾はれし言葉一つに執しゆく退路を断つといふにあらねど

 道のうへに蜂の巣置かれ二、三十散らばつてゐる蜂の亡骸

 花の下逝きたる人の面影のいくつ重なり水の上ゆく

 病む者を一人残して帰りゆく丘の道より街の灯の見ゆ

     ※  ※  ※

 内藤明先生   このたびは おめでとうございます。15年前私は歌人協会全国大会で「内藤明選者賞」をいただきました。私にとってはじめての大きな賞でした。この9月19日は
先生への感謝をこめて、祝宴で乾杯させていただきたく楽しみにしております。
                                         8月20日 松井多絵子