✿ 芥川&直木賞贈呈式 ✿
★ 電話器が金の器になることも文学賞の受賞伝える 松井多絵子
第151回の芥川・直木賞の贈呈式が東京都内で22日に開かれた。昨日の朝日夕刊に受賞の柴崎友香と黒川博行のツゥーショット。65歳の黒川と40歳の柴崎はまるで父と娘に見える。ふたりは大阪市立中学校の先輩と後輩であり、1100人がお祝い出席とか。
芥川賞 ✿ 「春の庭」 日常のもろさ、いとおしさが表現されている。何度でも読める素晴らしい小説であると堀江敏幸選考委員は評価し、柴崎は「読む人が支えてくれた」と、、。
直木賞 ✿ 「破門」 物語がしっかり積み上げられ、会話で描写していてすごい技を持っている。久々にいいハードボイルドを読んだと北方謙三選考委員が賞賛している。65歳を過ぎたら候補になることはないと思った。「たった1着しかない」スーツを着て「ありがとうございます」と。(黒川さん、髭がなかったらアナタは55歳に見えるのに)
♠ まず賞を、そして急いで実力を、ふかく礼して花束を抱く 松井多絵子
4年前に評論賞をいただいた時の私の1首である。柴崎友香さんは40歳だが、作家になって15年。受賞まで長くかかった方である。黒川博行さんは選考委員9人のうち7人が知り合いというほどのベテランだ。賞を頂いて急いで勉強し始める私とは違う、お二人は。
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7月29日のblog.goo.ne.jp/matsui04/ 「世田谷の緑道」で柴崎友香さんのことを。
検索 春の庭 松井多絵子 (すぐ読めます)。
7月19日のblog.goo.ne.jp/matsui04/ 「直木賞の黒川博行さん」のこを
検索 破門 松井多絵子 (すぐ読めます)。