{ シュウマイ歌会のこと }
わたしの所属している歌誌 「未来」 の夏の大会が昨日と今日横浜の崎陽軒本店で行われている。崎陽軒が会場のためか 別名「シュウマイ歌会」と呼ぶ会員が多い。
昨23日1時から 歌集 『やがて秋茄子へと到る』 で注目されている堂園昌彦をゲストに迎えた大島史洋との対談から、夏の大会がはじまった。
❤ 秋茄子を両手に乗せて光らせてどうして死ぬんだろう僕たちは
この堂園昌彦の歌がわたしは大好きだ。1983年生まれ、若い人たちのひねりすぎた歌に悩まされている私はこのうたの素直さがこころにしみる。高校2年の時担任が大松達知だったとは恵まれた短歌のスタートだったのだ。大島史洋も高校生のときから短歌をはじめている。二人の対談は父と息子のオシャベリのようで楽しかった。
シンポジウムは 斉藤斉藤、大辻隆弘、中沢直人、司会の田中槐は金髪だが日本人。
斉藤斉藤はいまNHK短歌で活躍している。特殊な独特の表現を追求しているようだが、彼の解説を聴いても私はどうもわからない。斉藤斉藤という筆名など、短歌を便宜的に考えていないか、歌集が腹立たしいなどとなど大辻隆弘の発言が気持ちがいい。中沢直人も「斉藤斉藤の作品は最初から目だっていたので抵抗感があった。起爆力はいつまで続くか」と。斉藤斉藤よ、あなたはマー君になりかねませんよ。変化球など。短歌で体をケガした人なんていないようですから色々実験する人がいてもいいかも。でもそれを批判する人も必要だ。大辻、中沢氏の発言は私のメモによるもので多少、あるいはかなり異なっているかもしれない。懇親会でシュウマイがおいしくてビールを飲み過ぎて、松井多絵子の記憶はますますアテにならないかもしれないが次の短歌情報は確かですよ。 8月24日 松井多絵子
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8月の短歌情報③ 歌誌 「塔」 を発行する短歌結社「塔短歌会」は23日、来年1月に主宰が交代すると発表した。現主宰の永田和宏さん(67)から、「塔」選者の吉川宏志(45)が引き継ぐ。吉川宏志氏は現在「塔」短歌会の選者である。「塔」短歌会は歌人の高安国世が1954年に創設。この日京都市内で開かれた60周年記念大会で交代が発表された。