えくぼ

ごいっしょにおしゃべりしましょう。

火星の過去を

2014-10-01 09:14:31 | 歌う

              ★ 火星の過去を ★

 火星には生命が存在するのだろうか。惑星進化や生命進化の研究によると、過去の火星が今よりも更に生命の繁殖に適した環境だったらしい。ここ20年ほど宇宙先進国がこぞって火星を目指す「火星ラッシュ」、米国とインドの火星探知機が、それぞれ火星に到着した。日本の 「のぞみ」 は火星到着に失敗。いつ火星の過去を知ることができるのか。

              わたしの火星    松井多絵子  

      信号の赤と火星と私が作る途方もない三角形を

      火星は今ふきげんだろう人工のひかりの街を見おろしながら  

      「連休は月の砂漠へボクは行く」「わたしは火星のアレス渓谷」

      この赤が火星の大地の色なのか色褪せた鳥居に手のひら触れる

      何を聞いていたのか何を話したか空五倍子色(うつぶしいろ)の空に火の星

      「火星には雨が降らないそうですね」「地球には不幸が降るそうですね」

      夢の出口に来てふりむけば彼方には青ひと色の火星の夕やけ

            ※    ※    ※    ※    ※    ※

 文芸情報10月1日

       第24回bunkamuraドゥマゴ文学賞 (東急文化村主催)

       ✿ 山浦玄嗣の『ナツェラットの男』(ぶねうま舎) 副賞100万円。

                      (選考委員は1人で詩人の伊藤比呂美)

       第38回すばる文学賞 (集英社主催)

        ✿ 上村亮平(36歳・会社員) 『その静かな、小さな声』

        ✿ 足立陽(36歳・無職)  『島と人類』 副賞は各100万円。

             贈賞式は11月14日、東京・日比谷の帝国ホテル