歴代誌下34章
27節「あなたはこの所とその住民についての主の言葉を聞いて心を痛め、神の前にへりくだり、わたしの前にへりくだって衣を裂き…」(新共同訳)
1節「ヨシヤは八歳で王となり、三十一年間エルサレムで王位にあった」。彼は主の目にかなう正しいことを行い、父祖ダビデの道を歩み、その治世八年に、聖なる高台、偶像を取り除き、バアルの祭壇を壊し、アシェラの彫像を粉々に打ち砕いた(2~4節)。南ユダの政権は、まるで海岸に打ち寄せる波のようであった。悪王は異教の神々を取り入れ偶像に溺れるが、善王が登場すると、主なる神の審判に遭って背信行為を悔い改めて、その様々な祭壇を打ち壊して捨て去り真の神礼拝が行われる。しかしまた悪王が登場して異教の神々を拝むこの悪王と善王の治世とが繰り返されている歴史である。善王ヨシャファトの後に、悪王ヨラムとアハズヤ(1年)。ヨアシュは祭司ヨヤダで善政を敷いたが、アマツヤは悪王。ウジヤ(掟を破り、病を患う)、ヨタム善王。アハズ悪王、ヒゼキヤ善王。悪王マナセとアモン、そして善王ヨシヤが登場し31年間エルサレムで王位につき、宗教改革を行ったのである。並行記事は列王記下22~23章である。
8節「その治世の第十八年に、その地と神殿を清めた後、王は自分の神、主の神殿を修理するため、アツァルヤの子シャファン、町の長マアセヤ、補佐官ヨアハズの子ヨアを遣わした」。26歳の時であるが、神殿の修理を始め、工事担当者、建築作業員、荷役労働者らが働いた。その作業中に壁の中から大祭司ヒルキヤが「モーセによる主の律法の書」を発見した(9~14節)。ヒルキヤはこれを書記官シャファンに渡して王のもとに届け、読み上げた時、王は神の律法に応えていないことを知り、衣を裂き、この書の言葉について、書かれている通りすべてのことを行わなかった為に主の怒りが激しく注がれていると語った(19~21節)。
22節「ヒルキヤと王が指名した者たちは、女預言者フルダのもとに行った。彼女はハスラの孫でトクハトの子である衣装係シャルムの妻で、エルサレムのミシュネ地区に住んでいた。彼らがその話を彼女に聞かせると~」。フルダは王が神の前にへりくだり、衣を裂いて泣いて悔い改めたので、主はその願いを聞き入れられ、災いを下すことはないと告げた(23~28節)。
29節「そこで王は人を遣わして、ユダとエルサレムのすべての長老を集めた」。更に王は、ユダのすべての人々、エルサレムの住民、祭司とレビ人、老いた者から若い者までが神殿に上り、見つかった契約の書のすべての言葉を彼らに読み聞かせた。それから王は、主の御前で契約を結び、主に従って歩み心を尽くし、魂を尽くして主の戒めと定めと掟を守り、契約の言葉を実行することを誓った。またエルサレムとベニヤミンにいるすべての者に誓わせ、住民はその神の契約に従って行動したのである(30~32節)。彼が生きている間、彼らは先祖の神、主に従う道からはずれることはなかった(33節)。
この発見された巻物は申命記であったといわれる。ここでは申命記6章4~5節が示される。「聞け、イスラエルよ。我らの神、主は唯一の主である。あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい」。
27節「あなたはこの所とその住民についての主の言葉を聞いて心を痛め、神の前にへりくだり、わたしの前にへりくだって衣を裂き…」(新共同訳)
1節「ヨシヤは八歳で王となり、三十一年間エルサレムで王位にあった」。彼は主の目にかなう正しいことを行い、父祖ダビデの道を歩み、その治世八年に、聖なる高台、偶像を取り除き、バアルの祭壇を壊し、アシェラの彫像を粉々に打ち砕いた(2~4節)。南ユダの政権は、まるで海岸に打ち寄せる波のようであった。悪王は異教の神々を取り入れ偶像に溺れるが、善王が登場すると、主なる神の審判に遭って背信行為を悔い改めて、その様々な祭壇を打ち壊して捨て去り真の神礼拝が行われる。しかしまた悪王が登場して異教の神々を拝むこの悪王と善王の治世とが繰り返されている歴史である。善王ヨシャファトの後に、悪王ヨラムとアハズヤ(1年)。ヨアシュは祭司ヨヤダで善政を敷いたが、アマツヤは悪王。ウジヤ(掟を破り、病を患う)、ヨタム善王。アハズ悪王、ヒゼキヤ善王。悪王マナセとアモン、そして善王ヨシヤが登場し31年間エルサレムで王位につき、宗教改革を行ったのである。並行記事は列王記下22~23章である。
8節「その治世の第十八年に、その地と神殿を清めた後、王は自分の神、主の神殿を修理するため、アツァルヤの子シャファン、町の長マアセヤ、補佐官ヨアハズの子ヨアを遣わした」。26歳の時であるが、神殿の修理を始め、工事担当者、建築作業員、荷役労働者らが働いた。その作業中に壁の中から大祭司ヒルキヤが「モーセによる主の律法の書」を発見した(9~14節)。ヒルキヤはこれを書記官シャファンに渡して王のもとに届け、読み上げた時、王は神の律法に応えていないことを知り、衣を裂き、この書の言葉について、書かれている通りすべてのことを行わなかった為に主の怒りが激しく注がれていると語った(19~21節)。
22節「ヒルキヤと王が指名した者たちは、女預言者フルダのもとに行った。彼女はハスラの孫でトクハトの子である衣装係シャルムの妻で、エルサレムのミシュネ地区に住んでいた。彼らがその話を彼女に聞かせると~」。フルダは王が神の前にへりくだり、衣を裂いて泣いて悔い改めたので、主はその願いを聞き入れられ、災いを下すことはないと告げた(23~28節)。
29節「そこで王は人を遣わして、ユダとエルサレムのすべての長老を集めた」。更に王は、ユダのすべての人々、エルサレムの住民、祭司とレビ人、老いた者から若い者までが神殿に上り、見つかった契約の書のすべての言葉を彼らに読み聞かせた。それから王は、主の御前で契約を結び、主に従って歩み心を尽くし、魂を尽くして主の戒めと定めと掟を守り、契約の言葉を実行することを誓った。またエルサレムとベニヤミンにいるすべての者に誓わせ、住民はその神の契約に従って行動したのである(30~32節)。彼が生きている間、彼らは先祖の神、主に従う道からはずれることはなかった(33節)。
この発見された巻物は申命記であったといわれる。ここでは申命記6章4~5節が示される。「聞け、イスラエルよ。我らの神、主は唯一の主である。あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい」。