日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

社会崩壊は、経済と家庭、ダブルでやってくる!

2020-04-12 06:25:00 | 日記
     今日の言葉

   『四耐四不』曾国藩
 冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え
 閑に耐える。(四耐)
 激せず、騒がす、競わず
 従わず。(四不)

コロナウィルスによる感染者が増え続けています。非常事態宣言が出され、商業施設、飲食店、パチンコ屋等、休業せざるえなくなりました。どこもかしこも、シャッターにお知らせが貼り出され、人通りもまばらです。「嵐の前の静けさ」何が起きてもおかしくない雰囲気が充満しています。

消費増税、とどめの武漢肺炎により、消費が落ち込み、不景気を通り越して、大恐慌に日本経済は突入が確定しました。政府の対策費用は108兆円規模と安倍首相は胸を張って会見に臨みました。大盤振る舞い、「安倍さんやるじゃん」見直し、景気回復可能性ありと思いこんでしまいました。しかし、情報を集めると「こらゃだめだ」期待はずれでした。

日本経済の落ち込みも一大事ですが、家庭崩壊のほうが、より深刻な大問題につながるような気がしています。非常事態宣言が発令され、お父さんは在宅勤務、子どもたちも登校せず、お母さんは、朝から夜中まで、炊事洗濯、家事一般、息つくひまもないほど、大車輪の活躍で必死で家族を支えていることでしょう。そんなとき、「お昼まだ?」亭主に言われたら、2回までは許せるが、さすがに3回目になると、ぶちキレることでしょう。日本はもとより、世界まで、修羅場と化してしまう家庭が雨後の筍のように、「にょきにょき」出現してきそうです。

経済はもとより、家庭も崩れたら、日本国も完全崩壊間違いなしです。政治家、官僚には、そんな危機意識は皆無、国民の生活は自分たちで守る時代がきました。どうしていいかわからなくなったとき、先人たちの知恵を学べば、そこに答えはあります。私の好きな歌を紹介します。「水戸黄門のテーマソング」です。「人生楽ありゃ苦もあるさ」もう一つ、中島みゆきの「時代」「今はこんなに悲しくて涙も枯れ果てて」歴史は繰り返す。私の青春時代には素晴らしい歌がありました。トドメは「カナリア」、西條八十作詞「唄を忘れたカナリアは、象牙の船に銀の櫂月夜の海に浮かべれば忘れた唄を思い出す」

忘れた唄とは、「大和魂」です。戦争のイメージが強いために死語になり、日本人の特質がすべて消えてしまいました。アメリカは「ヤンキー魂」、イギリスは「ジョンブル魂」、ドイツは「ゲルマン魂」等、それぞれの民族には、先祖代々続いた精神の支柱があります。混迷の時代になり、先の見通しが立たない今こそ、唄を思い出す時です。