ふと気づくとマイガーデンに「山茶花」が2輪咲いておりました。もうそんな時期なんですね。そのあとに咲く椿や侘助も、小さな蕾が付き始めています。
この時期になると、著名な方の訃報を聞くことが多くなる気がします。
名優ショーンコネリーさんが亡くなったそうです。晩年は認知症を患っていたそうです。007シリーズ初代ジェームズボンドの役者さんで一躍スターになり、アンタッチャブル、ザ・ロックや薔薇の名前などが思いだされます。少し訛りがある特徴的な声で、年ふるにしたがって魅力が増した俳優さん、好きな男優の一人でした。
そういえば先日つけていたテレビに流れていただいぶ前の邦画、ほとんどの男優さんがすでに物故しているこことに時の流れを感じました。昨夜はBSでキャンデーズの田中好子さんの出演したドラマの再放送も見かけましたが、早くに亡くなりました。横顔が非常に寂しそうで切ない気持ちになりました。
もう一つ、この時期は野球選手の契約打ち切りが始まります。「戦力外通告」と呼ばれますね。ドラフト会議で、少なくとも10人くらいの選手が指名されるのですから、ほぼ同数の選手にクビが言い渡されます。のみならず、プロ野球選手としての限界を感じたベテラン選手の引退や退団もすでに何人か発表されました。阪神福留・藤川投手、ヤクルトの五十嵐投手、巨人では投げずじまいの岩隈投手などそうそうたるメンバーです。ソフトバンクの内川選手は、今年の2軍暮らしでは引くに引けず、新天地を求めて退団するのです。
わが巨人は、先日ブログで触れた通り、7人の支配下指名と、育成12名(一人辞退か)の入団が見込まれます。当然、支配下枠が70名と決まっており、更に育成枠から上がって来る選手を見込んで、最低20名ほどは退団させなくてはなりません。
巨人は先日、その戦力外通告の第一回が行われました。支配下選手4名と育成選手10名です。育成選手は登録後3年が原則としてリミットなので、3年前に入団して、支配下登録されないと自動的に戦力外になるのです。一度も一軍に呼ばれることも無く、また数年1軍で実績を残せずに去っていく男たちばかりです。
これに加え引退するのは岩隈、外国人は恐らく3,4名が契約更改せずになるのだろうと思います。また、大エース菅野のメジャーへの移籍(ポスティング)も取りざたされています。再来年は海外FA取得となるので、球団としては移籍金がもらえるポスティング制度を使う可能性もあるのです。
これで、入団選手分はおおよそ帳尻が合うのですが、次にFA選手の獲得(年に2名まで)、外国人の獲得が見込まれます。今まででも平均毎年3名くらいは入団しています。つまり、あと5,6名が馘になるのです。
また、ドラフト1位指名であった鍬原・堀田両投手は支配下から育成へ落とされることになりました。二人とも怪我をして、手術を行っているので、少なくとも来年一年は1軍に上がる要素・可能性がほとんど無いからです。
入団時はカメラのフラッシュを浴び、子供の頃からの夢で、そのために血のにじみ様な練習を続けて勝ち取ったプロ野球人生ですが、その大半は志半ばで球界を去ることになります。勝負の世界、実力一本の世界とは言えその運命はときに残酷であり、彼らの行く末が案じらます。男たちの未来に幸あれと願わずにはいられません。