忘年会のシーズンであります。
田舎の九州大分の同級生たちが集まって、忘年会をやっている動画が送られてきました。さすがに関東に居るこのワタシが忘年会のために飛行機に乗って出かけるわけにはいきません。
しかも、昨夜は、菩提寺の世話人の飲食つきの集まり、つまり「忘年会」でありました。ワタシは数年前から世話人の要請を断ってきましたが、ついに、この春からその末席にとうとう首を突っ込んでしまったのです。酒席は初めてでありました。カラットという初めて行く飲み屋さんで、狭くて座敷も無いような魚介系の居酒屋ですが、なんと20年続いているのだそうです。須賀地区でも最も寂れた「新地通り」に面していて、普段ほとんど人の姿はなく、たまに見かけるのは、近所の唯一残った小さなスーパーへ買い物に行くおばあさん位のものです。
14,5人居る世話人に、今度新たに代替わりした新住職と、地元の古参の市会議員という面々で、最高齢が96歳!、ワタシが最年少で恐らく平均年齢は80歳くらいという所でしょうか。今月に出来上がった四天王の木札を住職に手渡しして、ようやく責任を果たした気持ちになりました。約束したからにはなんとしてでも作らねばと思っておりましたから。
出てきた酒の肴が、なんと御造りに、「スッポン鍋」、あんきも、白子、地元で上がったキスのてんぷら、クジラの竜田揚げなど普段口にすることが無い高価で、かつ上品ではない料理でありました。生まれて初めてスッポンの生き血入りのお酒までいただきました。仕上げは勿論スッポン鍋の残りで作った雑炊、これもたいへん結構なお味でありました。
それにしても、さすがに「須賀(平塚市南部の地域一体)」の年寄りは筋金入りで、ほとんど残すことなく料理を平らげ焼酎も2本を飲んでしまったようです。地元の人間ではないワタシには、こうした人種と長く付き合えるほどの器量はございません。せいぜいあと2年もお付き合いしたら、仮病を使ってでも足抜けしたいと思います。体がもちませんから。
年末となると、もう一つの風物が「大掃除」であります。小中学生の頃、12月になると大掃除がありました。その時には、「普段綺麗にしていたら、わざわざ年末に時間をかけて片づけるのもどうなの?」と思っていました。しかし我が身を振り返れば、子供の頃から片づけは苦手、掃除は嫌い、整理整頓という言葉は、自分とは関係ない世界の事だと思っておりました。
学生の頃(学生寮暮らし)は一年中敷きっぱなしのせんべい布団、その周りに衣類やら雑誌が散らばり掃除などやった記憶がありません。
そのまま社会人になって、結婚したらこのお相手(つまり家内)が無類の掃除好きで、きれい好きでありました。ワタシが散らかす端から片づけてくれるので、なんとも快適で清潔な半生を送ることが出来ました。親から受け継いだ無駄に広い古家に住んでいるおかげで、家内の手には掃除機だこができています(そんなわけはないか)
しかし、この歳になると品物が増える・郵便物や書類があちこちから届くようになりだんだん家内も億劫になったと見えて、家の中の一部にはワタシのものがまとまって置き放しになっております。そうしておかないと、ワタシが何処にやった、無い無いと騒ぐからであります。そして、今日は気が乗らないながらも朝一での仕事がワタシの仕事場の外階段などの片づけと清掃でありました。ここには春からずっと「月下美人」の鉢3個などの植物鉢を置いていたのです。よくみると枯葉やら土・小石やらで踊り場はゴミだらけでした。とにもかくにも、ごく小範囲ながら年に一度の大掃除をいたしたわけです。
そして、今朝起きて、恐れていた非常にまずい(ヤバい)事態がありました。年越しを控えて、薬を貰いにクリニックに行く、それは覚えていたのです。また、月曜日なので一般ゴミ出しの日という事も。ところがそのクリニックの名前が出てこないのです。当然その場所も頭に浮かばないのです。もうかれこれ5年くらい通っているのですよ。その前の病院のK先生が認知症になって医療行為を続けることが不可能になって閉院してから、ずっとお世話になっています。いよいよ来るものが来たか?認知症が始まったかとショックを受けました。
さすがに家内に「俺が行ってる病院ってどこだ?」と聞けば心配するのは目に見えておりますから、そっと定期入れに入れてある診察券を確認しました。それでも、その場所が即座には思い出せなかったのです。そして、ようやくそばにある薬局の建物の事が浮かんで、あぁあそこだった、と思い出したのです。
そして、クリニックに行ってきました。問診では、これこれといつもの症状を説明し、胸や胃のあたりが気持ち悪いと訴えました。軽い鬱病ながらもあれこれ症状が出るので不愉快このうえありません。血糖値は改善していましたが、どうにも気になる先生の名前を失念したという、記憶障害を話しました。
心に余裕が無い・心ここにあらずという状態なんだそうです。だから、注意力が散漫にもなり、記憶が飛んでしまうのもある、という説明でした。こういう時は怪我をすることも多くなるのできをつけて、とも。人が良くてなんでも引き受ける、いろんなことをやっていて心と体に余裕が無くなっているのだそうです。
おかげで、また一つ処方薬が増えました。「不安・緊張を鎮め、気持ちを楽にする。中枢に働いて胃の粘膜を修復する」のだそうです。なんでもいい、ともかくお腹の廻りの気持ちが悪い嫌な感じを緩和してくれれば。
このブログもいつまでもつかわかりませんね。ある日突然更新されなくなったら、記憶が完全にアウトになったか、ご先祖のところにいったか、のいずれでありましょう(笑)
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