植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ざわざわ 胸のあたりがもやもやする一日

2021年07月25日 | 雑感
 昨日は朝方少し雨が降りましたが、土が濡れるほどには至らず、相変わらずマイガーデンの植物たちは水不足で元気がありません。ようやく草刈りと伸びすぎた木々の剪定が終わりました。90L入りのごみ袋に4つ剪定くずや雑草がいっぱいになりました。水撒きにあちこち液肥も撒いてこれは予定通りで、非常に順調な出だしでありました。

 昨日の予定は、昼から三男の婚約者のお嬢さんがご挨拶に見えるので、心はざわついていました。朝のうちにガーデニング。メダカの世話、篆刻一つ、ブログ更新をこなし、ついでにマイオフィスの掃除とせわしないのですが、ここで問題が発生。

 ご近所に小さな観音堂があって、100年以上「講」が行われていたのです。月に一度老婆が集まりお茶を飲み、お念仏を唱え持ち寄ったわずかなお金を一人に渡すといったことが細々と続いていたようです。ところが、そのメンバーがだんだん高齢化し一人抜け二人ぬけ、最近その中心の方が亡くなったのをきっかけについに解散することになったというのです。

 わずかなお賽銭、鍵、木彫りの仏像・地蔵菩薩 などが残され始末に困ったおばあさんが自治会長(ワタシ)に管理してくれと言ってきたのです。神仏あるいは宗教には関与せず、これが自治会の約束事で、数人が集まってくる小さな祠の管理など管轄外もいいところなんです。家内に聞けばこうした小さな祠・お稲荷さん・道祖神など当地区だけで100くらいあるようです。古くからの漁師町で、個人の敷地内に、そうした豊漁と安全を祈願した祭祀用の建物や鳥居などが無数にあるのです。うちの菩提寺の住職に相談したところ、仏像などはお寺で預かるが、所有者もわからないのに祠の管理まではできない、という回答でした。

 関係する方々は、お祭りの評議員仲間でもありむげにも出来ません。とにかく事情を聴き、鍵を預かり昨日の午前中に現場を確認してきました。通電しており敷地内はきれいに管理され草も生えていません。お隣に聞くと、隣家の方が掃除しているようです。ざっとみて15坪ほどの敷地、おそらく建物は未登記物件でしょう。所有権も電気代の支払人も不明、固定資産税も払われていないようです。なにせ平均90歳近い老婆ばかりなので、聞いても誰も何も知りません(だいぶボケてるし)。不動産の登記簿調査をして権利関係を確認したら、市役所に相談ということになるでしょう。

 お昼に戻ると、こんどは家内の方もひと悶着あったのです。ご近所の路上駐車で警察官が早朝に出動し、人だかりができていたそうです。なにせ暇な年寄りの散歩コースで野次馬が多いのです。躊躇する警察官に替わって家内がインターフォンを幾度も押して所有者を起こしてたそうです。顔見知りの出来損ないのおっさんですが、昼過ぎに夫婦でお礼(お詫び)に来ました。

 昼には倅たちの茶菓子に、長男の同級生が始めた菓子店「ドミネジョア」でケーキを買いました。そうこうしているうちに三男がフィアンセを連れてきました。もう何度も家に来ているので一応婚約報告という形式だけ、結納も無しですが、今後の予定などを打合せして一安心でありました。

 で、オリンピックの初日、テレビではいくつものCHで、中継放送をやっております。柔道やらアーチェリー、ホッケー、競泳などなど一斉に始まってますから忙しいのなんの、いったいこれは録画なのかLIVEなのかもわからず、とにかく夜になったら柔道で金と銀のメダルが取れたのは分かりました。競泳は予想外に厳しい予選結果でした。瀬戸何かというのは不倫で騒がれた選手で、あっさり予選敗退。心のゆるみは身体の緩み、自業自得ですな。

 今回の五輪、一応スポーツ好きのワタシとしては、テレビ観戦するとしても、なんとなく感情が入っていかない、勝っても負けても感慨が湧かないのであります。それがバッハやJOCの独りよがりな自己中のせいか、覇気のない菅さんの姿か、コロナのせいかはわかりませんが。多分、このオリンピックは誰の為何のためか、意義が曖昧として、なんともなしに邪な意思が紛れていると感じるからなのかもしれません。

 とはいえ、なでしこジャパンのイギリス戦、全体としてはとてもよく頑張っていました。相手の攻撃にぎりぎりまで粘り強く戦えていて特に前半は期待を持たせる白熱の接戦でした。しかし、後半になってもワタシ贔屓の真奈ちゃんが出てこないのです。選手交代とイギリスの攻撃パターンの修正で一方的に攻めまくられる展開になりました。全く攻撃が出来なくなりシュートに至りません。心がざわつく中、またしてもあの日本キラーのホワイトに一瞬のスキを突かれヘディングを決められてしまいました。

 日本に攻め手が少ないのは、この試合に限ったことではありません。強い相手に当たるとサイドの守備的な選手が攻撃参加しなくなるからです。かつての鮫島や宇津木、男子では長友のようにディフェンスから中盤の選手を追い越してアタックすれば攻撃のバリエーションが増えるのに、それがほとんど見られませんでした。今回鮫島を呼ばなかったのは、ひょっとして大きなナデシコの敗因となるかもしれません。チリ戦に勝てば予選リーグは突破できるのでさほど心配は無用ともいえるのです。そのために、岩渕真奈ちゃんを温存したのかもしれません。

 というわけで、心が休まらずざわざわした一日でありました。

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