人生良いことばかり続かない、これがワタシの経験に基づく「戒め」であります。「禍福は糾える縄の如し」と言います。順風の時にはいつか逆風が来る、と気を引き締め、また苦難が続くときは、そのうちに潮目が変わるさ、と辛抱するのが、おおよその人たちに共通する正しい生き方だろうと思います。
ワタシは、このお正月、いささかの期待を込めて大当たりのブログを書きました。これです。
この1年が良い年でありますよう、と願っておりましたのでいくらか自分を鼓舞していたようです。
しかしながら現実にはそんなにいい事があろうはずもなく、むしろついてない、どうしてこんなことが、という場面に出くわすことが多いのであります。
その多くは偶発的なものではなく、自らの行いに起因することなので、誰も恨む相手はなく、ただただ反省し悔やむばかりであります。
最も大きな失敗の一つが「冬越し」でありました。千種類以上の植物を育てている中で、その1割以上が「非耐寒性・熱帯性植物」であります。初霜が降りる時分には、室内・廊下・屋上温室に配置換えして、少なくとも「凍結」するような環境から守ってやるのです。
屋上の温室は1500wの電気ヒーターをつけていて、夜間に10℃以下になって来るとサーモスタットで加温します。逆にしめっきりで室温が40℃を超えるとファンが回って自動的に気温を下げるようにしている自慢のシステム(手作り)なのです。ところが電源のコンセントが劣化して、抜け落ちることが出てきたのですが、コンセントの差込口を取り換えるのは自分ではできないので、放置していました。そして、大寒波が襲った1月24日の前後にこの電源のコンセントが抜け落ちていたのです。
この時格納していた植物たちは以下の通りでありました
プルメリア・ハイビスカス・ブーゲンビレア・四季咲きねむの木・サンユウカ・パッションフルーツ・アデニウム(砂漠のバラ)・ハナキリン・孔雀サボテン・シンビジウム・ツバメ水仙
これらの植物達約20鉢が、一夜にしてほぼ全滅しました。セーフだったのはシンビジウムと孔雀サボテン位です。
それでも地上部が枯れても根さえ無事ならば、春になったら芽吹くこともあります。寒さの心配がなくなったので昨日は全部の鉢植えを屋上に出しました。これです、閲覧注意(´;ω;`)ウッ…)
プルメリア(二鉢)は、完全に茎が凍ったので真っ黒になっていました。緑色が残っていて触ってもまだ固い根元に近い部分だけを残して一縷の望みをかけています。
アデニウムはもともとひ弱なのです。根茎の部分までしわしわになり柔らかくなっています、これは完全にアウトでしょう。
これは5年以上育てている白く香りのいい小花をさかせる「サンユウカ」です。後ほど強剪定して枝に緑が残っていればまだ望みがあります。
ハナキリンも地上部は完全に枯れてしまいました。全部取り払って、土の中から新芽が出るといいのですが・・・
植物栽培に本格的に取り組んで10年近くなりますが、過去最大の惨事でありました。
それでなくても、自治会でさんざん酷い目に合っております。家内はワタシを見て「自治会性鬱(ウツ)症」と診断しました。全体的な体調不良は変わらず、手指はこわばって痛み、腰痛が常態化し、花粉症になったらしく目がかゆいのです。物忘れも増えて、老化がいよいよ迫ってきた実感があります。
先月は好きだった叔父の訃報を聞き、昨夕には、ゴルフに何度もお供した洗足学園大学のオペラ歌手・教授だった「松尾篤興」先生がちょうど1年前に亡くなっていたのを知りました。
iPhoneが不調に陥ってきましたが、これはいわば寿命でありますから、買い替えは致し方ないところです。更に懸念していたパソコンは、予想通りやはり今日はまともに起動しません。本当にクラッシュ・故障したというレベルになりました。土曜日午後に予約を入れていたので、あと2日持ってくれればケーズデンキで買い替えに間に合って、設定などが移し替え出来たのですが・・・・
命あるものすべていつか死ぬ、形あるものすべて滅びる、それが定めであります。それでも、植物たちの多くは根性があって生命力が強いものです。不機嫌で不真面目なワタシのことはどこ吹く風で、マムシグサやハッカクレン、エビネがひょっこり顔を出してくれました。悪いことばかりでもないのです。
ゲーテ曰く
「空気と光、そして友達の愛
それさえあれば気を落とすことは無い」
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