植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

死んだ気になって勉強 死んだほうがいい人 死ぬことは無い人

2021年12月20日 | 落語
 林家三平さんが年内で笑点のレギュラーを降板するそうです。あの番組に起用された時から面白くない噺家なのに、と驚かれたことでした。案の定、古参のメンバーからみても明らかに芸が劣っていていまだにそれをネタにいじられるという有様でした。

 芸事の中では門戸が狭く世襲優先の世界、例えば歌舞伎や華道などを除けば、やはり実力が伴わないと不幸であります。芸能界でも親の七光り・話題性だけでもてはやされている人を多く見かけますが、親の名前と見た目だけで長く食っていけるほど世の中は甘くありません。

 三平さんも、勉強し直してから、と口上を述べているようですが、芸術や芸能の世界は持って生まれた才能が無いと、なかなか大成しないのが世の常でもあります。偉大で有名人の子供に生を受けて、有利なことばかりでもなく、かえって凡庸な分比較され苦労することもあるんだろうと思いますね。噺家さんに限って言えば、意外にも世襲で噺家になった人はとても少ないのだそうです。ぱっと思いつくのは、柳家花緑(小さん師匠の孫)、林家正蔵 さん、三平さんくらいのものです。死んだ気になって芸に打ち込めば道は開かれるでしょうが。

 ともあれ、来月16日に湘南ひらつか寄席のチケットを買ったワタシは、恐らく生まれて2度目の寄席に行くので楽しみで仕方ありません。掟破りかどうか知りませんがかねて計画していた落款印を彫りました。

ワタシは、この1年知ってる人に「彫ってあげる」と100本近く姓名印を彫り、タダで差し上げています。最近ではSNSで知り合った書道仲間さんにまで提供するようになりました。どなたも面識のない方ばかりです。ですから、噺家さんであろうが意味は同じ、こちらが知っていても師匠方がワタシを知る由もありません。構うことはありません、彫ったものを持って、当日関係者専用の入り口に赴き渡してくれと頼むだけです。突っ返されてもどうということは無し、磨り潰して別の印を彫ればいいのですから。

 親の七光りと言えば、「神田沙也加」さんが飛び降り自殺したそうです。亡くなる直前に「空が奇麗」と青空の写真をインスタグラムか何かに投稿していたとか。ユーミンの歌に飛行機雲という曲があります。「あの子は死ぬ前も空を眺めていたの・・・空に憧れて空を駆けていく。」という歌詞を思い出しました。どうやら精神的な病であったような。家内に言わせると「空が奇麗」と言い出すとうつ病の前兆だそうです。何も死ぬことは無いのに。

 精神の病というと、先日の大阪の放火、容疑者は重体ですがこの心療内科にかかっていたそうです。なにも火をつけることは無いのに・・・。こんな人はどこかでひっそりと自殺すればいいのに。亡くなった人たちが気の毒としか言えません。

暮にきて、なにか、やりきれないニュースが多いですね。

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