今朝も植物の見回りから始まりました。厳密に言えば、起きてまず全米オープンの松山英樹の三日目の成績チェックでしたが、3Rは+2でホールアウトしました。全体成績17位タイ、ムービングサタデーで延ばせず、トップとは6打差が付いていました。うーん残念、せめてパープレーでとどまっていれば最終日は面白かったのに。それでも7名の日本選手の内松山だけが予選突破、やはり世界でTOP10に入る過去最高の日本人プレーヤーだけあります。
昨晩かなり強く雨が降ったおかげで、地面はたっぷり水を含み樹々は雨粒が残って洋服を濡らします。こんな状態は草取りも無理、草花の手入れなどはお昼からになりましょう。
先日は「お迎えが近い」死について拙文を載せました。しかし、去り行くものがあれば、産まれ出ずる物があります。昨年暮れに誕生した、ワタシにとって初めての孫娘(あまねちゃん)、この孫が可愛くて仕方がありません。遠い所に住んでいるのでこの手に抱くことも声を聴くこともままならないので、たまに送られて来る動画だけが楽しみであります。生後半年の、穢れ無き赤子の美しく清らかなこと!!!。これを見るだけで嫌なことや悩み事など消えてしまいます。天使がいるならば、まさに孫娘はワタシにとって天使そのものであります。
さて、スイカの結実を確認しました。あくまでぱっと遠くから見たところで地植え苗3本で、5個膨らんでいます。受粉出来たらもう翌日にはちょっと膨らむのですぐわかります。
屋上のスイカが6本の苗から15個ほどが実を結んでおりました。梅雨時期に咲くスイカの花は、濡れて受粉しにくいので、今の時期に1本平均2個というのはぎりぎり合格、出来れば平均3、4個は収穫したいところなので、当分晴れた朝の人工授粉を続けます。
フェイジョアは、先に開花し始めた授粉樹「クーリッジ」が花期を終えました。こちらには実がつかなくても構いません。あまり大きな実にならず、固くて美味しくないのです。本命の「アポロ種」に2週間ほどせっせと人工授粉を繰り返しましたが、クーリッジの花が咲かなくなったら作業終了です。アポロに花蕾はまだたくさんありますが自家受粉は期待できないのです。
今朝の状態がこれです。この花の下にある「子房」がもう少し経ってぷっと膨らんだら受粉・着果の印です。ここ4,5年実が付き始めて毎年倍々の数の収穫に増えております。昨年が20個ほどでしたから、うまくいけば40個位とれるかもしれません。
ブドウ「甲斐路」は順調に大きくなっています。種なしにするためのジベレリン処理時期を逃したので、恐らくほとんどが自家受粉して種有りのブドウになると思います。ちょっと邪魔ですが、別にお金にするでないので構いません。
暇を見て(暇は無いのですが)、適当な数に摘粒して消毒、そして袋掛けとなります。果樹はおしなべて放置したらうまくいきません。一年中それなりに手をかけないと、甘く美味しい果実にはありつけないのです。
リンゴは、今年は沢山実をつけました。特に「フジ」と今まで一度も収穫に至らなかった」シナノゴールド」が多くの花を咲かせ受粉したのです。先日は、初めて多く付き過ぎた実を減らす「摘果」に挑戦しました。一叢(ひとむら) にまとめて3個位実が付きます。これを一個に減らしました。
雨粒がついたリンゴの幼果は美しいものであります。
それはそうとして、1年半前に結婚した二番目の倅が、ついに「妊活」なるものを始めたそうであります。子供が欲しくて仕方ないのに子宝に恵まれず、年齢も35歳となっているので早く欲しい、と切実な願いがあるのです。精子を取り出して人為的に受精させる、その方法は何段階かあり、今のところ、その中間くらいだそうです。最後は試験管に精子と卵子を無理やり受精させ、うまくいったら子宮に戻すような高度の手術もあるようです。
倅たちが専門病院にいくと、待合室には若い夫婦でいっぱいなのだそうです。ワタシは、密かに人間という種族の衰退期に入っていると確信していて、その兆しが無用な戦乱と「不妊」にあると考えています。滅びの道に確実に進む人類をワタシ風情が憂えても詮無い事でありますが。
ヨハネ伝第12章24節 にある言葉「一粒の麦死なずば、ただ一つにてあらん。もし死なば、多くの実を結ぶべし 」意味は言うまでもありません。アンドレ・ジッドの小説の名にあります。ワタシは高校生の時に読んだ「カラマーゾフの兄弟」にその一節があったことを今でも覚えています。
この世に生を受けた以上、いずれ死にます。それまでにいくらかでも実を残すこと、それがわたし自身の死生観の根底にあります。子供の数は倍々には増えませんが、せめて死に行く人間と同数の子供を生み出さねばいずれ日本も、人類はお終いであります。
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