植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

さてガーデニングシーズン到来です

2021年02月15日 | 植物
 いよいよ、ワタシの農閑期を終え(笑)昨日から、ガーデニング中心生活に戻りました。11月頃からコロナを言い訳に、このところずっとインドア生活が主体だったのです。

 今年の抱負は、「雅号」を持つ、落款用の篆刻印を彫る、ビニール屋根を作って、雨に直接当たらないぶどう棚へ作り変える、洋ラン・多肉などの管理をまじめにやるでありました。
 すでに曲がりなりにも雅号「嘉苑」をつけ篆刻も沢山彫って少なくとも2セットの落款用印が出来ました。次なる最大の命題はぶどう棚のビニール屋根作りです。

 その前に、優先すべき懸案事項がジャガイモの植え付けであります。冷涼を好むジャガイモですが、霜柱や凍結はいけません、春に向けて遅霜を避けないと若葉が溶けてしまいます。タイミングよく植えて、梅雨に入る前に収穫できればベスト、この3,4か月が勝負なのです。

 種芋はすでに買ってきておりますが、畑の準備がいまだ整っていません。ワタシの狭小菜園には、先住者の大根とブロッコリーが居座っているのです。大根は、日照や間引きなどの不揃いのおかげで、小さいものから、かなり太くなったものまでまちまちなのです。大ききなったものからぽつぽつ抜いていて、まだ十数本残っています。

 ブロッコリーも、メインの花蕾はとっくに食べましたが、脇芽が出るので、いつまでもちょっとずつ収穫出来ます。ヒヨドリも葉っぱを突つきに来るのです。しかし、いつまでもこのままにしておけないので、昨日ほぼすべて抜き終わりました。

 昨秋に作っておいた「ぼかし肥料」、鶏糞、腐葉土、牛糞などの有機肥料、消石灰・苦土石灰・化成肥料などを混ぜ込み、ジャガイモ用の土づくりに入りました。連作障害があるので、出来るだけ昨年植えた場所には同じものを作らないようにするのですが、去年どこに何を植えたか・・・だんだん分からなくなっています。

 連作障害緩和の薬剤も撒き、出来るだけ深く耕して土を日に当てて(天地返し)、多目にジャガイモ専用の化成肥料を施します。1,2週間これで何回か耕して肥料等を均等に漉き込み、なじませるのであります。この時、大事なことは、土と土中の状況の確認です。
 土が団粒といわれるふかふかの状況になっているか、ミミズが生息しているか、ヨトウムシ・根切り虫・コガネムシなどの幼虫がいないか、をチェックするのです。ヨトウムシやコガネムシの幼虫は、難なく土中で冬越しし、腐葉土などの有機物を食べ、樹木の根を荒らします。これらが潜んでいるのを見過ごすと、春植えの野菜に大きな被害が出ます。一匹でも見つけたら周囲を掘り篩でふるって駆除するか、農薬を使います。
 幸い、昨日の作業では一匹も見かけませんでした。もし繁殖していて成虫になれば、ブドウやバラの食害がひどくなりますし、野菜類への産卵・大量発生もあるので気が抜けません。

 とはいえ、もう、完全に体がなまっているのであります。鍬で耕すのはかなりの重労働で、一定のリズムと力加減がコツなのですが、なにせ、加齢に加えて、習字やら篆刻やらで「楽」していたので筋肉が落ちているんです。数分耕しただけで息が上がり、腕や肩に力が入らなくなります。あまりに、弱っていて息苦しくさえなるので「ひょっとしてコロナ?」と疑う有様です。
 頭も筋肉も使わないと退化いたします。2,3週間も寝たきりになると歩行困難になると言います。一方、使えばすぐに筋肉はつくのだそうです。しばらくは、畑仕事に精を出して衰えてきた体をしゃんとせねばと思います。

 さらに、今年一回目のぼかし肥料を仕込みました。有機肥料の頂点で、発酵させたこの肥料は万能かつ強力な効き目があります。
 今回は、油粕・米ぬか・たい肥に加えて小麦粉を主成分としたミックスケーキの粉も投入しました。1年前に賞味期限が過ぎてるのですが、捨てるのはもったいないのです。発酵促進剤と水を少な目に混ぜます。これで、1,2日経過して温度が高くなっていれば、あとは毎朝酸素を取り込むために撹拌いたします。10日もあれば出来上がりです。これも軽く筋トレになりますよ。畑の野菜がおいしくなり、安上がりの肥料で済み、身体にもいい、まさに万能であります。
 
 ブドウ棚の屋根づくりは次回ということにいたします。


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