植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

地球の、そして人類の未来を憂う

2019年09月16日 | 植物
自家用車の車検の時期となりました。買ったところのディーラーに持ち込みました。
「煽り運転するので、代車をお願いします。」と半ば冗談でメールしたところ、気を利かしてくれて、二日間お借りすることにいたしました。

「ちょっと大きい車しかなくて」とセールスのTさん。なんとあろうことか真っ黒なLEXUSの500LSが代車ですと!!!
せっかくなので拝借いたしましたが、なにせ新車価格が1000万円以上の高級車であります。傷つけたら、万一事故ったら、と気が気ではありませんな。
サイドブレーキが無いなど、見知らぬ機能やシステムが導入されているので、ヘタにスイッチをいじるわけもなく、ただ、前進後退だけの操作に限定であります。

こういう大きい高級車に乗ってみると、確かに静音性、滑らかな走行性など数段上の乗り心地ではあります。しかし、欲しいかと問われればNoですね。イニシャルコストは当然ながら、ガソリンを撒きながら走るようなもので、えらいランニングコストになるでしょう。小回りはきかないし車幅が広いので、狭い道は気を使います。数えきれない用途不明のスイッチ類を眺めると、こんな車は要らない、と負け惜しみを言うことになりますね。

でかいと言えば、世界の三大大国。アメリカ・ロシア・中国であります。国民総生産から軍事規模、国土面積など突出しております。
当然、多くの国民が住んでおり、優秀な人材も数多いるでしょう。しかしながら、その指導者の顔ぶれは、いささか問題なしとは言えません。

まず、トランプ。体の大きな不動産屋の腕扱きセールスマン然とした、この口先男は、物事を利益でしか判断できず、儲かりさえすればなんでもありという信念に凝り固まっています。世界平和・民族紛争の撲滅、地球環境保護などの高邁な理想や目的にはとんと関心がなく、。アメリカファーストという、利己主義に毒されておりますね。この人物が、セールストークさながら、口から出まかせみたいなことを外交の表ステージでしゃべるものだから世界を混乱に導いております。中国との貿易摩擦を始め、半島情勢を巡る事態の混迷化、近隣国とのトラブル、イスラム諸国との支離滅裂な対応など挙げるときりがないです。

次にプーチン。KGB出身のこのちゃっちゃなおじさんは、政敵から批判的な識者・ジャーナリストを片っ端から暗殺し、大統領制度を曲げ悪用して何十年もあの大国に君臨しています。批判することが許されない国にしていながら、比較的国民は平静ですね。これは、もともとロシアの国民が民度が低いせいか、さもなければ寛容なのかどちらかでしょう。埋蔵される豊富な原油・天然ガスを売ることで、税金などを軽減し、福祉的にバラマキをしているので不平が募らないのです。

更に習近平。この人も、実質終身国家主席の座を確保しました。前政権のトップクラスを次々に失脚させ、若手の実力者も駆逐しました。タブーと言われた共産党幹部も容赦しませんでした。巨額の国家財産・莫大な利権・強大な権力を掌中に収めて世界の1,2を争う巨頭となりました。これほど露骨な保身や権力集中・一族による蓄財は中国三千年の歴史では、始皇帝位のものではないでしょうか。

こういう、野卑た欲の塊のような指導者が、全世界のトップの大国に君臨するというのは、人類の未来にとって由々しき事態であると思うのは私だけ?

こんな、指導者に乗せられて北の首領はやりたい放題。タガが緩んだ同盟を軽んじて、南の狂犬も、好き勝手にしゃべり、あちこちに噛みついております。
韓国では、日韓請求権協定でもらった国家予算の何倍もの補償金を使って、「漢江の奇跡」という経済・社会復興を実現したのですが、これも歴史の教科書から削除するらしいです。

あと、100年先200年先の、歴史学者たちは今のこの時代を、どう評価するのでしょうか。そのころ、地球と人類が壊滅的な状況になっていないことを願うばかりであります。



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