最近印象に残った楽曲四つ (美津島明)
私は、ケーブルテレビが配信する音楽番組をぼおっとしながら観ているのが好きです。二四時間音楽を流している番組が六つか七つくらいあります。そのなかからその日の気分で邦楽や洋楽の番組を選び、聞き流していて特に気に入ったのは、楽曲名と歌手やグループ名のメモをとったりしています。どんな歌が流行っているのかには、あまり関心がないのですが、優れた音楽に出会うことにはけっこう興味があります。
そうしたなかで、最近印象に残った楽曲を四曲紹介します。
まずは、2 CELLOSの「The Trooper Overture」(2014)です。2CELLOSは、ルカ・スーリッチとステファン・ハウザーのチェロによるデュオです。スーリッチは、スロベニア(旧ユーゴスラビア・スロベニア社会主義共和国)のマリボル出身(父親はドゥブロヴニク出身のクロアチア人チェリスト)で、ハウザーは、クロアチア(旧ユーゴスラビア・クロアチア社会主義共和国)のプーラ出身です。当楽曲は、ヘヴィ・メタルのアイアン・メイデンのメガヒット曲のカヴァーです。圧倒的な演奏力で、聴く者を唸らせます。
2CELLOS - The Trooper Overture [OFFICIAL VIDEO]
つぎは、Galantis(ギャランティス)の「YOU」(2014)です。ギャランティスは、スウェーデンのインディー・ポップバンドMiike Snow のクリスチャン・カールソンと、Style Of Eyeというアーティスト名で活動しているDJ兼プロデューサーのリーナス・エクロウの二人組です。登場して間もないグループですが、音楽業界ではそれぞれ実績のある人たちのようです。分類するならば、いわゆるEDM(Electronic Dance Music)ということになるようです。〈I remember you 〉の繰り返しと、同グループのイメージキャラクターであるネコクラゲ(?)が、印象に残りますね。独特の哀調によって、楽曲に豊かな味わいが生じています。
Galantis - You [Official Video]
つぎは、Nothing But Thievesの「Wake Up Call」(2015)です。以下は、ロックイベントのサマーソニック大阪2015の口上からの引用です。
英エセックス出身、学校の同級生だったコナー・メイソン、ジョー・ブラウン、ジェームス・プライスによって2011年に結成されたナッシング・バット・シーヴス。その後ドム・クラークとフィリップ・ブレイクを加えた現在の5人編成となり、2014年にはデビューEP『GraveyardWhistling』を配信限定リリースしている。彼らの魅力はその新人離れした楽曲の構成力。レディオヘッドやミューズとも比較されるドラマティックかつ緊張感溢れるギター・サウンドに加えて、ジェフ・バックリィに影響されたというコナーの美しくも憂いを帯びたファルセット・ヴォーカルも際立っている。デビュー・アルバムのリリースも控えた今年、飛躍を約束されたニューカマーだ。
「新人離れした楽曲の構成力」「ドラマティックかつ緊張感溢れるギター・サウンド」「コナーの美しくも憂いを帯びたファルセット・ヴォーカル」。当グループの魅力のツボをきっちりと押さえたコメントであると思います。こういう才能のあるグループが登場すると、なんともいえないわくわく感があって、たまりませんね。
Nothing But Thieves - Wake Up Call (Official Video)
最後にご紹介するのは、Sam Smith の「Writing`s on the wall」(2015)です。彼は、ロンドン生まれのシンガーソングライターです。歌声やその雰囲気からそれとなく察した方がいらっしゃるのではないかと思いますが、彼はゲイであることをカミング・アウトしています。彼の音楽の魅力がどういうものであるのかは、私が説明するまでもないでしょう。聴けばだれにでもそれは伝わります。壮大なドラマを表現し切ることのできる大変な歌唱力の持ち主です。
Sam Smith - Writing's On The Wall (from Spectre)
私は、ケーブルテレビが配信する音楽番組をぼおっとしながら観ているのが好きです。二四時間音楽を流している番組が六つか七つくらいあります。そのなかからその日の気分で邦楽や洋楽の番組を選び、聞き流していて特に気に入ったのは、楽曲名と歌手やグループ名のメモをとったりしています。どんな歌が流行っているのかには、あまり関心がないのですが、優れた音楽に出会うことにはけっこう興味があります。
そうしたなかで、最近印象に残った楽曲を四曲紹介します。
まずは、2 CELLOSの「The Trooper Overture」(2014)です。2CELLOSは、ルカ・スーリッチとステファン・ハウザーのチェロによるデュオです。スーリッチは、スロベニア(旧ユーゴスラビア・スロベニア社会主義共和国)のマリボル出身(父親はドゥブロヴニク出身のクロアチア人チェリスト)で、ハウザーは、クロアチア(旧ユーゴスラビア・クロアチア社会主義共和国)のプーラ出身です。当楽曲は、ヘヴィ・メタルのアイアン・メイデンのメガヒット曲のカヴァーです。圧倒的な演奏力で、聴く者を唸らせます。
2CELLOS - The Trooper Overture [OFFICIAL VIDEO]
つぎは、Galantis(ギャランティス)の「YOU」(2014)です。ギャランティスは、スウェーデンのインディー・ポップバンドMiike Snow のクリスチャン・カールソンと、Style Of Eyeというアーティスト名で活動しているDJ兼プロデューサーのリーナス・エクロウの二人組です。登場して間もないグループですが、音楽業界ではそれぞれ実績のある人たちのようです。分類するならば、いわゆるEDM(Electronic Dance Music)ということになるようです。〈I remember you 〉の繰り返しと、同グループのイメージキャラクターであるネコクラゲ(?)が、印象に残りますね。独特の哀調によって、楽曲に豊かな味わいが生じています。
Galantis - You [Official Video]
つぎは、Nothing But Thievesの「Wake Up Call」(2015)です。以下は、ロックイベントのサマーソニック大阪2015の口上からの引用です。
英エセックス出身、学校の同級生だったコナー・メイソン、ジョー・ブラウン、ジェームス・プライスによって2011年に結成されたナッシング・バット・シーヴス。その後ドム・クラークとフィリップ・ブレイクを加えた現在の5人編成となり、2014年にはデビューEP『GraveyardWhistling』を配信限定リリースしている。彼らの魅力はその新人離れした楽曲の構成力。レディオヘッドやミューズとも比較されるドラマティックかつ緊張感溢れるギター・サウンドに加えて、ジェフ・バックリィに影響されたというコナーの美しくも憂いを帯びたファルセット・ヴォーカルも際立っている。デビュー・アルバムのリリースも控えた今年、飛躍を約束されたニューカマーだ。
「新人離れした楽曲の構成力」「ドラマティックかつ緊張感溢れるギター・サウンド」「コナーの美しくも憂いを帯びたファルセット・ヴォーカル」。当グループの魅力のツボをきっちりと押さえたコメントであると思います。こういう才能のあるグループが登場すると、なんともいえないわくわく感があって、たまりませんね。
Nothing But Thieves - Wake Up Call (Official Video)
最後にご紹介するのは、Sam Smith の「Writing`s on the wall」(2015)です。彼は、ロンドン生まれのシンガーソングライターです。歌声やその雰囲気からそれとなく察した方がいらっしゃるのではないかと思いますが、彼はゲイであることをカミング・アウトしています。彼の音楽の魅力がどういうものであるのかは、私が説明するまでもないでしょう。聴けばだれにでもそれは伝わります。壮大なドラマを表現し切ることのできる大変な歌唱力の持ち主です。
Sam Smith - Writing's On The Wall (from Spectre)