「橋下徹と上海電力」。ジャーナリスト山口敬之(のりゆき)氏が3月から取り上げ始めたテーマです。インターネット上ではホットな話題になっているのに対して、MSMではまったくといってよいほどに取り上げられておりません。雑誌では『月刊Hanada7月号』がはじめて取り上げました。題して「橋下徹と上海電力の闇」。山口敬之氏による12ページ分の記事です。それを読んで、当記事を書いています。
上海電力は、中共政府の中枢である国務院直下の事実上の国営企業です。
そうして、中共政府と日本は、目下尖閣有事や台湾有事の勃発の危機を抱えています。当有事が勃発した際、中共政府が、咲洲(さきしま)メガソーラーなどいまや日本全国でメガソーラー事業を展開する上海電力に、国防動員法に基づいて、「発電を突然停止せよ」あるいは「異常な電流を流し込め」と命じることが可能です。
要するに、こういうことです。敵性国家の中共政府が支配する組織が日本人の生命や安全を守るインフラの核をなすエネルギー分野に参入するのは極めて危険である、と。
橋下徹氏は、大阪市長時代に、この危険な事態に日本を引きずりこむ端緒を故意に開いたのではないか。それが「橋下徹と上海電力」問題の核心です。
いささか詳細にふみこむと、橋下市長下の大阪市は咲洲メガソーラー事業に入札し落札した伸和工業と共謀して、
① きわめて不透明な入札を限られた業者にだけ告知した。
② ふつうは公表されない予定価格を事前に公表した。
③ 落札企業が期限までに発電を開始しなくても無罪放免とした。
④ 公共事業に参加する要件をまったく満たしていない上海電力の着工を容認した。
⑤ 加入日時を改竄してまで上海電力の支払い義務を圧縮するよう最大限の便宜を図った。
また、次は現在の大阪市の問題点となります。
⑥ 現在では咲洲メガソーラーの主たる事業者として上海電力を堂々と認定している。
以上のような到底看過できないもろもろの問題点が、山口氏の粘り強い取材によって明らかにされつつあります。
咲洲に続いて、兵庫県三田・茨木県つくば・栃木県那須烏山にも上海電力のメガソーラーが設置され、さらには山口県岩国や静岡県牧之原台地にもぞくぞくと設置がなされようとしています。
中共によるサイレント・インベージョンが具体的な分かりやすい姿で、わたしたちの目の前に現れてきた、ということですね。橋下徹は、そのキー・マンという位置づけなのでしょう。
それを白日の下にさらしつつある山口氏は、とても良い仕事をしています。橋下氏の山口氏に対する「元自称ジャーナリスト」という悪罵は的外れとしか形容のしようがありません。
山口氏の動画をふたつアップしておきます。
【橋下徹への公開質問状】橋下徹が「上海電力の大阪市発電事業への参入は入札」と述べたが、これは事実と全く異なる。入札を経ずに上海電力を「ステルス参入」させた「橋下徹スキーム」が問題なのだ。
【上海電力問題】大阪府の皆様に見てもらいたい、今までの経緯をきちんと説明。山口敬之×さかきゆい 山口インテリジェンスアイ