寄稿者の原稿をアップした後、自分自身の原稿をアップしなくて申し訳なく思っております。そのあたりのことについて、ひとこと申し上げておこうと思いまして、重い筆を執った次第です。
昨今の、日本をめぐる、あるいは(同じことですが)より広い国際情勢の目まぐるしい(ほとんど日替わりの)変化は、みなさまご存知のとおりでございます。北朝鮮の軍事的脅威や中共の抜け目のない覇権主義的な振る舞いについては多言を要しないでしょう。また、フランス大統領総選挙をはじめとする、EUという域内グローバリズムをめぐっての欧州各国の虚々実々のかけひき・せめぎあいも予断を許さないものがあります。
何が言いたいのか。目下の私は、《自分自身を、リアリストとして今少し鍛え上げることなく発する言葉は、ふやけた贅言の域を出ない》という思いを強くしております。これまでの自分の認識の甘さを痛感しているのです。同じことですが、他人の善意を当て込んだような、甘ったれた政治言説を許容しがたい気持ちが強まっているのです。それは、政治イデオロギー上の立場がどうのこうのというのとはちょっと異なります(通じにくいところなのでしょうが)。
それゆえ、思想的筋トレのために、いましばらくの猶予をいただいております。つまり、勉強中ということであります。ご理解いただければ幸いです。
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