株価が連日暴落を続けている。
バブルでかさ上げした部分は大部分剥げ落ちて、「恐怖感」がさらなる株価の下げを呼ぼうとしている。
実体経済の方も、政府による無用なる緊急事態発言と、マスコミ等による過剰なる危機感の醸成により、本当に「恐慌」を招きそうな状況だ。
敢えて国内や世界を覆う「恐怖感」に逆らう考えを述べてみたい。
①「新型コロナ」の発生源である中国、感染者数が急増した韓国の状況は、沈静化しつつあると判断してよいだろう。
中国は約8万1千人ほど感染者が出たが、すでに5万人ほど退院している。
韓国は感染者が急増した割に死者数が少ない。感染者7869人、死者66人。
日本は、PCR検査の少なさが気になるが死者は15人と「持ちこたえている」状態だ。
ちなみに感染者数が多い北海道の状況は次だ。
潜伏期間が10日前後と長いので、何回か山谷を繰り返して収束に向かうだろう。
しかし息の長い戦いを覚悟すべきだ。
②経済的・社会的危機が看過し得ない状況に来ている。
この危機を乗り切るためには、
不用意になされて、効果が無いと判断される政策(例えば小中学校の休校など)は早くやめるべきだ。
少なくとも感染者がゼロや少数の県はそうすべきだろう。
テレワークもやってみる価値はあるが、日本ではまだ早い。時差出勤のほうが効果的だ。
都市に賑わいを戻さないと元気が出ないだろう。いつまでも「巣ごもり」でもあるまい。
③PCR検査の件数を上げる方向に向かっているが、そうすると必然的に感染者は増加するだろう。
その増加する感染者に対する病院側の受け入れ態勢を拡充すべきである。
そのための予算を早急に出すべきだ。医療体制の崩壊はなんとしても防がなければならない。
④報道の在り方に一工夫が必要だ。
毎日の感染者の数と同時に退院者の数を同時に発表すべきだ。
感染者数を日本地図に赤色で表示するのはやめるべき。その地域自体が「汚染」されているような錯覚を与える。
「リード」の語源は、寒い冬を乗り切って一番最初に芽を出す元気のいいやつを指す。
だから習近平は、おっかなびっくりではあるが「武漢」に足を踏み入れたのだろう。
トランプゲームで最初に出す札の事を、リードと言うらしい。
トランプ大統領は「細菌恐怖症」のようだから、この事態を上手くリードできるか?
安倍晋三は庶民の苦しみをよそに毎夜会食に勤しんでいたが、批判されて抑えているようだ。
もうカードを全部使いきった状態かもしれない。ナプキンを早くたたむべきだろう。
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