自民党総裁選の候補が10人とか12人とか出るようである。
候補の顔ぶれを見て行くと派閥の領袖は石破茂氏と茂木敏充氏くらいか。
しかしその派閥もバラバラでタガが緩んでいる。
他の派閥も似たようなものだ。
今のところ小泉進次郎氏と石破茂氏が先行しているようだ。
表舞台よりも楽屋裏を覗いた方が自民党の実態が良くわかる。
裏舞台を仕切っているのは、麻生太郎副総裁と菅義偉元総理。
麻生太郎の狙いは岸田首相から茂木幹事長への禅譲だった。
しかし岸田は「政治家としての意地」があると称して8月14日に次の総裁選不出馬を発表する。
「あとは勝手にやってくれ」と尻をまくった。
俄然慌てたのは麻生太郎だが、もはや打つ手なしだ。
暗闇から小泉進次郎という人形の糸を引くのは菅義偉だ。
そして何年も前に引退したはずの森喜朗元総理が、
鬱蒼とした森の中でやはり糸を引く。
他に目立つ動きは、
①3位以下の候補が石破につくのか小泉につくのか水面下の探り合い。
②先行発表した小林鷹之陣営への猛烈な切り崩し。
③安倍派はどう動く、参院安倍派を束ねる音なし世耕弘成の動きは?
もういい加減にしてほしいものだがこれが自民党の実体か。