もう少し粘るかと思われたが、菅首相はあっけなく白旗を上げてしまった。
(菅首相辞任を表明)
なぜそうなったかと言えば、
安倍・麻生の確約を取らぬままに最大の防波堤であった二階幹事長を一階に引きずり下ろしたことだ。
ある程度の約束は得たのだろうが、ここにきて安倍・麻生は、若手の反乱を食い止められないなどの言い訳で煮え切らない。
二階という外堀を埋めてしまったあとでは後の祭りだ。
菅首相の本音は「総裁選前の解散」だった。
ところがこの本音があっという間に永田町に広まり、「殿ご乱心」とばかりに四方八方から羽交い絞めにあってしまった。
気が付けば、味方するものは太刀持ち小姓レベルの小泉進次郎だけ。
四日連続で面会したとか。
しかしコロナ過の最中で自民党もお気楽なものだ。
感染症に苦しむ国民を自宅放置のままにして、その対策を何も示さない中で、内輪の論理で党内抗争に明け暮れる。
誰が総裁候補に名乗りを上げてもまともな対策はうちだせないだろう。
こんな国民無視の政党はもう一度野に下るべきではなかろうか。