このところの石破発言で「自民と立憲の大連立」の話が沸き上がってきた。
「火のないところに煙は立たない」というからあながちガセネタでもあるまい。
自民党が国民民主か維新の会を抱き込んで連立政権を組めばそれなりに安定はする。
しかし7~8兆円の代替財源を示さず犬の遠吠えのように吠えるだけの国民民主には嫌気がさしている。
維新の会も前原代表代行のスタンドプレイが目立つばかりで関西地盤の議員からの反発が予想される。
要するにどちらと組んでも政権は安定しない。
本格的な連立相手として立憲民主の可能性は十分あるが、時期は参院選の後だろう。
立憲が野党をまとめて自民・公明と対峙しようとしているが、なにがなんでも不信任を出して石破政権を追い込もうとはしていない。
「企業・団体献金の廃止」や「選択的夫婦別姓」でポイントを稼ぎ参院選で与党を追い込む戦略だ。
参院選は石破政権と戦うほうがやりやすいと考えているのだろう。
野田代表発言。
「従来は年中行事のように内閣不信任案を出すのが野党第一党だった。でももう竹光を振り回すチャンバラの時代ではない。出すときは、伝家の宝刀を抜くときだ」
「選択的夫婦別姓」は、自民党に仕掛けた地雷だ。
高市早苗らの「保守派」は反対することが目に見えている。場合によっては分裂騒動に発展する。
この場合に「石破と野田による大連立」の可能性が出てくるだろう。