行雲流水の如くに

「清和会」(安倍派)の跡目争いが激化する

「清和会」の領袖安倍晋三元首相が凶弾に倒れてまだ数日しかたたない。

そんななか、自民党の最大派閥「清和会」の会長代理である下村博文前政調会長が岸田首相を牽制した。

「岸田首相はリベラル系。自民のコアの保守の人たちは安倍さんあるいは清和会がつかんでいた。それを疎んじることになったら、コアの保守の人たちが自民から逃げるかもしれない」

 

権力闘争が始まるとアドレナリンが噴出するタイプが多いのが自民党だ。

少々品が悪くてもこのような本音を吐き出すことが前に進むエネルギーになる。

立憲民主党の優等生タイプの幹部は少し見習った方が良いのかもしれない。

ただ下村博文は人望や人徳がどのくらいあるのか?

あまり人望が無ければ「清和会」の「跡目争い」が始まるだろう。

 

安倍元首相は、10年近く首相をやった割にまだ乾ききっていなかった。

それが後継者を育てなかった要因だろう。

昨年の総裁選で安倍派は、高市早苗を担いだが、おそらく安倍派の大部分は嫌々だったのでは。

高市早苗の目はないだろう。

今のところ萩生田光一経産大臣、西村康稔前新型コロナウイルス感染症対策担当相の名前が挙がっている。

 

森喜朗元首相が5月17日安倍派パーティでの発言が意味深だ。

「数を誇っちゃいけない。派閥があと何人で百人だとやってると一番危ない。この中の半分を仲間にしたら他派閥より大きいぞって錯覚する人が沢山いる。長くやったら何でもできると思ったところから崩壊が始まる」

 

なんとなく派閥分裂の未来を予感しているような発言だ。


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