行雲流水の如くに

保守の立場と脱原発は両立する。ーーいつまでも原発にしがみつくな!

2014年、福井地裁の裁判長として関西電力大飯原発3,4号機の運転差し止めを命じる判決を下したのが樋口英明さん。

その樋口さんの言葉が胸に響く。(朝日新聞)

「原発推進=保守、脱原発=革新」という見方も先入観です。

福島原発事故で今も立ち入りが許されない。帰還困難区域がある。国土の一部を失ったに等しいということですよ。

豊かな国土を守り、次の世代に受け継いでいく。そんな本当の保守の精神があれば、脱原発へ容易に踏み出せると思います。

 

私も全く同意見だ。

ただ、現実論として即座に脱原発は難しい。

風力や太陽光による再エネルギーの比率をもっと上げなければならない。

さらには省エネ技術の推進もスピードアップが必要だ。

明確な「脱原発」の意志を持って着実に具体化していく実行力が問われる。

 

樋口さんの次の指摘も鋭い。

日本の海岸沿いに五十数基の原発が並んでいます。もし戦争になって原発が標的になれば、日本は壊滅するかもしれません。原発は自国に向けられた核兵器です。

敵基地攻撃能力(反撃能力)の必要性を説く自称保守政治家たちが、原発の危険性を見て見ぬふりするのは理解に苦しみます。私には保守の視点から批判しているのです

 

最近の自称保守を名乗る人たちは、

ジエンダー平等を激しく批判し、ナショナリズムを煽って中国や韓国を丸ごと批判する。

日本の成り立ちからの歴史を学んでいない。

その点で言えば「保守主義無き保守勢力の根強さ」ばかりが目に付くのだ。

しかし、根腐れが始まっていることに気付いているのだろうか?


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