年賀状を書く時節がやってきた。
パラパラと訃報の案内が届き、ぼちぼち年賀状収めの時かなと思ったりする。
しかし元気なうちは続けようと思いなおす。
とふ人も思ひたえたる山里のさびしさなくば住みうからまし 西行
(訪ねてくる人もいなくなった山里の暮らしはさびしい、が、このさびしさがなかったならば、かえって住みにくいであろう)
さびしさのうれしくもあり秋の暮れ 蕪村
ここにあるのはさびしさをかえって楽しんでいる、あるいはそうありたいと願っている気持ちだろう。
雑木林(ばっこ柳、ミズナラ、白樺、イタヤカエデ、シナノ木、イヌエンジュなど)
葉を落とした後の樹のすがたに思わず見とれる。
私は常に思っている。人生は旅である。我らは忽然として無窮より生まれ、忽然として無窮のおくに往ってしまう。
若山牧水
無粋にも日本郵政は大幅にはがきの値上げを行った。
採算が取れないからやむを得ないのだろうが、郵政民営化とはいったい何だったのだろう?
ナナカマド
雑木林の中でひっそりと実をつけているニシキギ