行雲流水の如くに

さびしさを実感する年賀状の季節

年賀状を書く時節がやってきた。

パラパラと訃報の案内が届き、ぼちぼち年賀状収めの時かなと思ったりする。

しかし元気なうちは続けようと思いなおす。

 

とふ人も思ひたえたる山里のさびしさなくば住みうからまし  西行

(訪ねてくる人もいなくなった山里の暮らしはさびしい、が、このさびしさがなかったならば、かえって住みにくいであろう)

さびしさのうれしくもあり秋の暮れ  蕪村

ここにあるのはさびしさをかえって楽しんでいる、あるいはそうありたいと願っている気持ちだろう。

 

雑木林(ばっこ柳、ミズナラ、白樺、イタヤカエデ、シナノ木、イヌエンジュなど)

葉を落とした後の樹のすがたに思わず見とれる。

私は常に思っている。人生は旅である。我らは忽然として無窮より生まれ、忽然として無窮のおくに往ってしまう。

若山牧水

 

無粋にも日本郵政は大幅にはがきの値上げを行った。

採算が取れないからやむを得ないのだろうが、郵政民営化とはいったい何だったのだろう?

ナナカマド

雑木林の中でひっそりと実をつけているニシキギ


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コメント一覧

megii123
kenちゃん、こんにちは。
この文章は、牧水の有名な一首の真意を述べています。
「幾山河越えさり行かば寂しさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく」
たしかに、味わい深いですね。

朝焼けの冠雪、いいですね!
「嫁さんと二人して感動して見惚れていました」
何かお互いを見とれているような感じでもありますね。(笑い)
knsw0805
行雲さん、おはようございます。

若山牧水の文章良いですね。文章に「奥行・余韻」があります。

今朝この冬初めて浅間山に冠雪しました。朝早く起きたものですから朝焼けの冠雪浅間山でとても綺麗でした。嫁さんと二人して感動して見惚れていました(笑)
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