どうしてよいかわからずに「功を焦る」殿と取り巻きの茶坊主集団が、めくら滅法に刀を振り回し始めた。
中国と韓国からの入国制限だ。
本来なら先頭に立つべき内閣のメンバーを見ても危機意識はまるでなく、番頭役の菅官房長官も半ば投げやりな姿勢。
比較的頼りになる茂木外相はゴルフに興じており、麻生・二階などの高齢者組は国民の事より自らの感染を心配している。
加藤厚労相が孤軍奮闘しているがしょせん力不足だ。
アメリカのトランプ大統領は「細菌恐怖症」だという。彼のような野放図な人間でも弱みはあるのだ。
マスコミは危機感をあおるような報道をするから国民は不安が一層ます。
政府はもとよりマスコミは報道の仕方に工夫を凝らすべきだ。
WHOや諸外国に対しても実態を克明に説明して日本の実情を理解してもらうべきであろう。
今日NHKが報道している計数から見えてくるものは、
①全体の感染者数は1114名、クルーズ船での感染者を除外すれば、日本国内での感染者数は404名。
②死亡者は12名、退院したもの311名、であるから現在の感染者数は791名。
③死亡者は高齢で何らかの持病を持っていた人。
今の段階で楽観的なことを言うべきではないのだろうが、上記の数字を見る限りにおいて、そんなに恐れることはない。
小中学生の休校や中国や韓国からの入国制限は、遅きに失した。いまや悪影響のほうが大きいだろう。
今取るべき方策は、
①PCR検査体制の拡充
②陽性となった人への早期治療
③重症者のための入院病床の拡充
北海道庁で毎日報告している計数のグラフが非常にわかりやすい。
この表を見ると感染者も増えているが、退院者も増えている。結果的に患者数は増加していない。
もうしばらく状況を睨むべきだろうが、改善方向にあると考えてよいのではなかろうか。