ストレスにさらされると脂肪分や糖分の多い食べ物を口にしたくなる。
そのような食べ物を「気晴らし食品」というのだが、確かにストレス軽減効果があるとされている。
ところが、いつもこのようなパターンが身に付くと体重の増加をもたらし身体や脳に種々の有害な変化を引き起こす。
腸が低悪性度炎症を起こしそれが脳にも影響を及ぼす。
UCLA教授エムラン・メイヤー著「腸と脳」
今回の「卵騒動」で明らかになったことがある。
鶏たちは、工業型農業と言えば聞こえが良いが狭い檻のような中で身動きできない態勢でエサだけ与えられている。
牛や豚についても同様だ。
場合によって抗生物質も与えられているだろう。
このようなかたちで育てられたものが果たして私たちの健康に資するのだろうか?
戦後アメリカ型の食生活がどっと日本にも入って来た。
動物性脂肪過多、添加物、人工甘味料など気にしだしたらきりがない。
日本の食卓は確実に侵食されている。
もう一度日本型の食品生活を再生しなければならないと思う。
動物性脂肪の含有率が低い地中海式食事法も参考になる。
アクアパッツア
魚介類をトマトとオリーブオイルで煮込んだナポリ料理