「保守政党」と言えば通常自民党と言われている。
ところが「保守」とは何ぞや?と質問してもまともな回答は返ってこない。
2011年から17年まで自民党事務局長だった久米晃さんの言葉が、的を得ているのではないかと思う。
「日本の歴史と伝統文化を守り、常識と秩序を守る態度のことだ」
私もまったく同意見である。
ところが「靖国神社参拝」する人を保守の人だ、などとしている。
もともと靖国神社は、幕末から明治維新にかけて功のあった志士を祭るところから始まった。
2千年以上続く日本の歴史と伝統文化を体現しているとはとても思えない。
下手をすれば戦前回帰の軍国主義に染まる可能性もあるのだ。
安倍晋三前首相が保守のジャンヌ・ダルクとして思想的に似ている高市早苗氏を担ぐという。
安倍晋三は、この国の将来を考えて動いているようには思えない。
高市早苗は明らかに捨て駒だ。
自分がキングメーカーになるための操り人形なのだ。
本命は岸田文雄か河野太郎か、
どちらでも良いのだが、相変わらず安倍・麻生・甘利の3A支配が続くであろう。
最近は、3Aや2Fに変わって3Sが流行っているという。
「説明しない」、「説得しない」、「責任を取らない」
国民と真正面から向き合うことを恐れ、国民が持っている健全な常識と秩序を破壊する政党に未来はないだろう。