新型コロナウイールスの感染拡大が止まらない。
このコロナ過に立ち向かうべきリーダーたち(菅・小池・吉村)の無能・無策のさまが際立つばかり。
かって、ガダルカナル戦で、近代兵器を駆使した米軍に対して、日本軍は3回にわたって白兵突撃(軍刀・銃剣をもって切り込むこと)を繰り返し、日本軍は全滅した。
いまのコロナ過対策は、「3密」を繰り返すのみ。何の進歩もない。
一筋の光明は今日の朝日新聞に載っていた東京都墨田区保健所長西塚至さんのインタビュー記事だ。
「保健所の役割はインテリジェンス(情報分析)とロジステックス(物資の調達)にあります。地域で何が足りないのかを分析し最悪の事態を想定する。そのために必要なモノや人を確保するにはどうすればいいのか。先を読むことが大事」
「抗原検査を含めれば1日530件の検査が可能で”ちょっとのどが痛い”程度でも検査を受けていただいています。検査体制には十分余裕があり、相談があればその日のうちに検査が受けられます。無症状の人も見つかるので感染者数は多いですが、知らない間に感染が広がったり、重症化したりするのを防げます」
「6月には民間の検査会社を誘致し、区民ならいつでも誰でも6千円で検査を受けられる仕組みを作りました。この仕組みを利用し、12月1日からは区内に230か所ある高齢者や障害者施設の5千人を対象に一斉検査を始めました。こうして、徹底的にクラスターの芽をつんでいます」
「ほとんどの方が無症状で自宅療養となるため、医療機関の負担は限られます。早い段階で隔離できるので、集団感染の拡大を防げるというメリットの方が大きいと思います」
「保健所に電話が殺到するのを防ぐためにも、発熱外来を設置した54の医療機関の名前を順次、公表していきます」
きわめて理にかなったやり方である。
全国の保健所とそれを統括する地方自治体の長は参考にすべきやり方だ。早急にこの好事例を全国展開したらよいと思う。
政府はなぜこのような医療資源の充実にヒト・モノ・カネを投入しないのか?
「その問題についてお答えを差し控える」などと答弁拒否を繰り返すだけの脳細胞か。
部下の権利を殆ど認めないような極端に独裁的で専制的な統率方式では柔軟な発想は生まれまい。
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