「緊急事態宣言」が数日中に出るようだ。
どのような形で出るか我々はじっくり見ておいた方が良いだろう。
おそらく主語が無い。最終的な責任は、日本政府なのかそれとも指定された自治体なのかはっきりしないだろう。
今や我が国は国難ともいえる事態なのだが、誰も責任を取らない社会になってしまった。
最終的には国民個々の「自己責任」でけりをつけようとするのか?
強大な権力が自ら崩壊してゆくのは、自浄能力がなくモラルが低下するからだ。
太平洋戦争の指揮に当たったリーダーは、陸・海軍とも偏差値エリートだった。要は最後に腹を切る覚悟が無いのだ。
今の自民党・公明党のリーダーは偏差値エリートか世襲議員だ。
責任を取らずに逃げ回るのは上手いが、「武士の気概」が無い。
結局「自分ファースト」なのだ。
日本医師会なる組織も胡散臭い。政治団体化して自民党に票を売る代わりに予算を分捕る組織に成り下がってしまった。
今回の対応を見ても、自分たちで何とかしようという気構えが窺えない。
政府に「緊急事態宣言」を要求するのみで、責任は政府に丸投げ。
実際の活動は現場の医師たちに押し付けるのみだ。
「専門家会議」なるものもどこまで信頼してよいのか?
2月24日には「この1~2週間が瀬戸際だ」と言っていたはずだ。いつまで瀬戸際が続くのか?
今の専門家会議のメンバーについて、遺伝子解析のわかる人は少なく「昭和の懐メロ」レベルと酷評する人もいる。
だから検査をしないことに固執するのだ。
検査をしない国は、日本・アメリカ・イギリスの3か国だったが、アメリカ、イギリスは検査する方にかじを切り、いまやガラパゴス的に残されているのが日本だ。
本当に政府がやるべき仕事は、現場の医師たちに防護服や防護マスクや呼吸器などの武器を与えることだ。
保健所の体制も即座に見直すべき。ヒト・モノ・カネの投入をすべき。
かっての戦争のように竹やりで戦えというのか、あるいは特攻作戦をせよと言うのか。
そして正しい情報を適時に公開すべきだ。隠ぺいや改ざんをまたするようでは,なにをか言わんや。
この国を立て直すには「モラルがまだある政治家」に頭を変えるしかないかもしれない。