正月早々、アメリカのトランプ大統領によるイランの革命防衛隊司令官の殺害で、世界中が大騒ぎになった。
「第3次世界大戦がはじまる」と身構えた人も多いだろう。
幸い今のところ小康状態を保っているが、少しも気を抜けない。
この事件から考えられるのは、アメリカは世界の警察官(リーダー国)の地位を捨て去って、傍若無人の振る舞いを行うということだ。
警察官からマフィアのボスになったと宣言したようなものだ。
今後数年間(あるいは十数年になるかもしれない)は世界はリーダー不在になる。
代りに中国がなれるかと言えば、中国もアジア周辺ではやりたい放題、とても無理だろう。
そしてもう一つの覇権集団が姿を現して牙を研いでいる。
GAFAである。(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)
この巨大なテック企業が国家にとって代わる可能性がある。
要するに三つ巴の戦いが始まるのだ。
そんな中で我が国はどうすべきか?
「自分の身は自分で守れ」ということだ。
例え同盟国であろうとも信頼しすぎると痛い目を見るだろう。
エネルギー安保、食糧安保は基本中の基本である。
そして借金は極力減らしておくこと。企業と個人は健全だが国家財政がどうしようもない。
安倍政権と日本銀行の今のようなスタンスは後世必ず批判されるだろう。
「道を得たる人は、順逆共に楽しむ」
「我ものと思えば軽し傘の雪」