行雲流水の如くに

負けることの尊さがわかるためにはーー嘉納治五郎と相田みつお

勝つためにいろいろ努力することは大切なことだ。

しかしそのために「勝利至上主義」に陥る危うさは自覚しておくべきだろう。

相田みつおの詩に「受け身」というのがある。

柔道の基本は受身

受身とはころぶ練習

負ける練習

人前にぶざまに恥をさらす稽古

受身が身につけば達人

負けることの尊さがわかるから

 

嘉納治五郎はなぜ「受身」から稽古を始めたのだろうか?

講道館館長・上村春樹は次のように述べる。

「受身とは負けた後の姿ですから、できれば周囲にさらしたくないものです。あえて負けた姿を先にさらすことで、自分の弱さを知り、謙虚さを身に着けるのが目的なのかもしれません」

 

椿は好きな花だが、この辺りの地域で地植えは難しい。

百合が原公園の温室で椿を楽しむ。

 

ZOZOのオーナーだった前澤友作氏の奇妙な行動を否定的な目で見ていたのだが、「文芸春秋」で彼の考え方を知って共感を覚えた。

「お金のために働くという考えを忘れてもらうため、成果主義を撤廃。まず楽しんで仕事をしてもらい、そこで生まれた収益を均等に分けたのが給料だと」

こんな働き方もできるというのは新しい発見だ。

私が現役時代、結構いい加減な働き方をしていたが、それなりに成果は上がっていた。

時代がそうさせたのか?

成果主義を続ける企業の経営者に、「社員は疲弊していませんか」と問いかける前澤氏の主張が新鮮に見える。

 

5月の百合が原公園(札幌市北区)

クロッカスが満開だ。


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