3日夜、韓国の尹大統領が「非常戒厳令」を宣布した。
その理由は、野党が来年度予算案の一部を減額して可決したことや政権幹部を弾劾しようとしていることらしい。
(韓国は少数与党)
これだけの理由だとしたらなんとも「人騒がせなこと」である。
しかし、韓国国会は4日未明、本会議を開き出席した議員全員が(与野党を問わず)非常戒厳令の解除を要求する決議案を可決した。
市民たちも国会に駆け付け軍隊が国会内に入ろうとしたのを阻止したという。
尹大統領は孤立を悟ったのか、6時間後には戒厳令を解除した。
このような事件が起きると、日本では必ず「韓国蔑視論」が起きる。
ここは軽挙妄動することなく事態を冷静に見守るべきであろう。
2002年ころ、韓国からの留学生が、奨学金を受けるためにある大学に参加した。
その際、大学の学部長が日本の悪口を言い始めたときの反論の言葉が素晴らしい。
「私の知っている日本の友人(拳骨拓史氏)は、日本を愛し、日本文化の誇りを基盤としながら、韓国に対する愛情を失っていない。
日韓ワールドカップのときには、日本を応援すると同時に、韓国に対しても精一杯応援してくれた。本当の愛国心とは自分の国をバカにすることでもなく、他国を見下ろすことでもないと思います。日韓の未来を拓くのは、貴方のような人ではなく、彼のような人物だと思います」