このところの小泉進次郎の発言や行動を見ていると、自民党の劣化が尻尾にまで及んできたのか?
小泉進次郎はクリステルに骨抜きにされて甘い顔をしているところまでは許せる。
しかし内閣に入ってわずか半年ばかりで安倍晋三の「ウソウイールス」に汚染されてしまった。
新型コロナ対策会議をさぼって地元の新年会に出席したことを素直に謝ればよいものを、ああだこうだと言い訳をする。
若者としての「潔さ」や「素直さ」がみじんも感じられない。
安倍晋三という頭の腐れが内閣の末席の小泉進次郎にまで及んできているようだ。
今我が国を覆っている「新型コロナウイールス」は大変な問題だが、安倍内閣に蔓延している「ウソウイールス」をこのまま見過ごせば、戦後日本が築いてきた民主主義が崩壊する。
「桜を見る会」に見られるような法律違反を平然と行っているのは大問題だ。
しかしここで絶対に許していけないのは、「黒川高検検事長の定年延長」問題である。
検察庁は建前上行政権の中に入るが、限りなく時の権力から独立した立て付けになっている。
それは戦前「治安維持法」などで、国家権力が恣意的に個人の自由を奪った反省からそうなっているのだ。
黒川高検検事長の定年延長の裏に、自分たちの意のままに従う検事総長を任命しようという意図がある。
黒川弘務は官邸にゴマを擦る「腹黒川」と言われているのだ。
立法府において絶対多数を占め、公訴権を独占する検察庁を手のうちに収めれば、安倍政権の「独裁化」が完成するのだ。
検察が立件した99%は有罪になる。
また政権側に近ければ立件されない。まさに暗黒の「警察国家」になる。
その兆しは各所に表れている。
北海道警察によるヤジった人間を拘束した件などは本当に危険な匂いがする。
かっての自民党は、このような時に若手を中心に「それはおかしいだろう」という声が上がって侃々諤々の議論が巻き起こった。
しかしどうだ。自民党議員はみんな「借りてきたネコ」のように(昨2月22日はネコの日のようだが)、大人しい。
石破茂だけが孤軍奮闘している。
自由闊達な自民党は、もう無くなってしまったのだろう。
コツコツと不気味なファシズムの足音が聞こえてくる。
結局この流れを留めることができるのは、国民一人一人が覚醒して「安倍政権」にNOを突き付けるしかないのだろう。