自民党が激戦区に指定した16選挙区もほぼ固まったようだ。
2人区や3人区についても調整を加速しつつある。
当初はそれぞれがガチで戦うつもりだったようだが、それでは勝てないことに気づいたのだろう。
今回の調整過程で目に付くのは、
①立憲民主党の枝野代表の柔軟化路線への転換だ。
統一地方選での戦い方に自信を得たのだろう。旧民進党のくくりで言えば当選者の数は減っているが、立憲単独では断トツの勝ちになっている。
だから参院選では立憲単独候補にこだわらず国民民主党とも調整する余裕が出来たと解釈したい。
②共産党も柔軟路線に転換したようだ。
共産は21選挙区で候補者を降ろす。そのかわり徳島・高知や鳥取・島根では共産党の候補者が統一候補になる。
(無所属で出るという話もある、大阪補選で使った方法だ。)
共産党にとってもそんなに不満ではないのだろう。
「共産党アレルギー」なるものがあった。
自民党は良くその点をついてきたが、このところの「維新丸山穂高アレルギー」の方に目が行って、あまり話題にならない。
また天皇陛下の代替わりについても容認するような動きを見せている。
自衛隊も現状の自衛隊は事実上容認しているから野党共闘のハードルは低くなった。
(日本国憲法を原理主義的に読めば、自衛隊は違憲ということになるが、専守防衛に徹する自衛隊は容認せざるを得ないだろう。)
この際衆院選についても一本化に向けて候補者調整を加速させるべきだろう。
「同日選の危機感が野党を結束させる」と与党の閣僚経験者が語ったという。
政界は一寸先が闇という、藪をつついて本当に蛇が出るかもしれない。
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