「FLIX10月号」に於ける奧菜恵同志の発言骨子は以下の通りでした。
2007年4月末、奧菜恵はデビューから16年間世話になった事務所を、理解してもらった上で辞めた。誰に甘えることなく1人になって、自分自身を見つめ直す時間が必要だと思ったからだ。引退の2文字が頭をよぎることは一度もなかった。
ハリウッド映画『シャッター』のオーディションの話が舞い込んできたのは、その2ヵ月くらい前のこと。
「オーディションなんて久しく受けていなかっただけにワクワクして。結果はどうであれ、この時期にせっかく声を掛けてくださったんだから、悔いのないよう頑張ろうと、直前にFAXで送られてきた5枚の紙を見て、ベンと初めて出会った時や喧嘩のシーンなどのセリフを必死で覚えました。でも、なんで今回演じたメグミがこういう気持ちを抱えているのかといった背景までは書かれていないので、手探りで自分なりに感じたことを精一杯膨らませて臨みました」
数日後、合格したと知らされた時は
「びっくりして信じられなかったけど、受け身でいただいた役ではなく自分の中の何かが評価されて決まったことが、正直言って嬉しかった」
スクリーンではミステリアスな雰囲気を出すためか、セリフは非常に少ないが、初恋にしがみつく切ない女の情念を見事に体現している。
ところでメグミという役の名前は、どうやら彼女を当て込んだのではなく、偶然だったようだが、ストーリーを読んでの第一印象はどうだったんだろう?
「単にホラー映画という枠でくくりきれないストーリー性に魅力を感じました。」
「1人の女性が初めて人を好きになるんだけど、相手に別れを切り出され……。その現実を受け入れられず、彼に執着したことで、あまりに過酷な体験を強いられ、でも愛が真剣であればあるほど想いは残る。どうして私を置き去りにするの?っていう哀しみの極致・・・・・・。決して怒りだけの想いじゃないんですよね。」
「メグミは相手が迷惑に思うほど一途すぎるので、演じていてちょっと苦しくなりました。それでも私はメグミが根底に抱えているものとひたすら闘い、短い回想シーンであっても時系列を追ってベンとの関係性をていねいに演じ、『死んでも独占したい想い』をいかに伝えるかということに集中していました」
2007年4月末、奧菜恵はデビューから16年間世話になった事務所を、理解してもらった上で辞めた。誰に甘えることなく1人になって、自分自身を見つめ直す時間が必要だと思ったからだ。引退の2文字が頭をよぎることは一度もなかった。
ハリウッド映画『シャッター』のオーディションの話が舞い込んできたのは、その2ヵ月くらい前のこと。
「オーディションなんて久しく受けていなかっただけにワクワクして。結果はどうであれ、この時期にせっかく声を掛けてくださったんだから、悔いのないよう頑張ろうと、直前にFAXで送られてきた5枚の紙を見て、ベンと初めて出会った時や喧嘩のシーンなどのセリフを必死で覚えました。でも、なんで今回演じたメグミがこういう気持ちを抱えているのかといった背景までは書かれていないので、手探りで自分なりに感じたことを精一杯膨らませて臨みました」
数日後、合格したと知らされた時は
「びっくりして信じられなかったけど、受け身でいただいた役ではなく自分の中の何かが評価されて決まったことが、正直言って嬉しかった」
スクリーンではミステリアスな雰囲気を出すためか、セリフは非常に少ないが、初恋にしがみつく切ない女の情念を見事に体現している。
ところでメグミという役の名前は、どうやら彼女を当て込んだのではなく、偶然だったようだが、ストーリーを読んでの第一印象はどうだったんだろう?
「単にホラー映画という枠でくくりきれないストーリー性に魅力を感じました。」
「1人の女性が初めて人を好きになるんだけど、相手に別れを切り出され……。その現実を受け入れられず、彼に執着したことで、あまりに過酷な体験を強いられ、でも愛が真剣であればあるほど想いは残る。どうして私を置き去りにするの?っていう哀しみの極致・・・・・・。決して怒りだけの想いじゃないんですよね。」
「メグミは相手が迷惑に思うほど一途すぎるので、演じていてちょっと苦しくなりました。それでも私はメグミが根底に抱えているものとひたすら闘い、短い回想シーンであっても時系列を追ってベンとの関係性をていねいに演じ、『死んでも独占したい想い』をいかに伝えるかということに集中していました」