《 空想から科学へ 》 奧菜主義革命~ 革命的奥菜主義者同盟非公然ブログ

奥菜恵さんは、精神と肉体の両方から無駄なものをすべて削ぎ落とし、必死に舞台に立っていた

単に「麒麟に見放された政権」ではなかった

2020年10月04日 21時07分55秒 | Weblog
本日はこの一冊をご紹介したい。

『足利義晴と畿内動乱―分裂した将軍家』 (中世武士選書44巻) 木下昌規(著)

きちんと史料を踏まえ書かれている(たとえば発給文書の量や宛先を丁寧に取り上げている)のに、読みやすい。
地方への動座を繰返しつつも中央政府たらんとする
義晴政権の苦闘がよくわかって、
私は好著と評価したい。
特に歴史を学ぶ大学生の皆さんにおすすめしたい。
足利義輝の父がどのような人生を送ったのかがこれほどまでにわかる著作物は、
これまで世に出ていなかったと言っても過言ではあるまい。

ただし、いくつか誤字が散見されるのがいただけないが、
それは私も人のことはいえないので☆5つの評価。

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