ウドンタニ発 タイの宅配便事情

家業の農園で直接配達しているのは、ウドンタニ、コンケン、ノンカイの３県。バンコクへは郵便局のＥＭＳ便と仕入れへ行かれる園芸店のトラックの空いた荷台利用だった。５インチ鉢の観葉植物が３０鉢で郵便局の６号箱（１辺が約５０ｃｍ）１つ。重さは約１７キロでＥＭＳだと送料は６００バーツ前後となる。１鉢分の送料は２０バーツだ。園芸店が運ぶと中間利益が入るので１鉢３０バーツくらう上乗せされている。、
ところが最近はＦＡＣＥＢＯＯＫを使って宣伝するので、タイ国内各地の園芸店や造園業者から問い合わせが入るようになった。そして配送は宅配業者を希望される方ばかり。宅配便業者について全く知識が無いので、ウドンタニ市内の業者を周って見ることにした。
まずは農園で使うプラ鉢等の資材を運んでもらっている業者。市内で大型トラックへ積み込んで配達する業者をご存知だろうか。直径８インチのプラ鉢４００個を大きな米袋へ詰めて約３０ｋｇ。これをバンコクからウドンヘ運び、配達までして６０バーツ。鉢がいくつか割れているのは毎回だが、安さでカバーだ。配送可能なのはナイムアン（市内）のタノン（大通り）沿いだけだ。うちは郊外なのでお友達の店へ降ろしてもらっている。営業所へ伺うと、バンコクからの荷物は屋根無しの大型セミトレーラーへ積んでシートを掛けて運ばれるのが分かった。これで植物は無理だろうと思ったが、ダメもとで尋ねると、運ぶのは壊れ難い物だけだそうだ。
次に伺ったのがバンチャン交差点の大きな壷のある敷地へテナントで入っているＴＰ。（ホームページはこちらから）１箱が１００バーツくらいから送れるそうで安いのだが、観葉植物を送ると言うと、遅い時は配達まで４日掛かりますよと言われた。そしてこの店の従業員が紹介してくれたのがＮＩＭ。（ホームページはこちらから）早く届くので評判が良いそうだ。スクンビットまで荷物をお願いすると、夕方４時に出した荷物が翌日の１４時に配達された。観葉植物なので早くお願いと頼んだら、頑張りますと応えてくれたので、手配してくれたのかも知れないが、受け取ったお客さんが驚くほどの早さだった。ＥＭＳだと受け取り局へ電話して急かして翌日午後配達。普通は翌々日配達だ。送料は２４５バーツと郵便局のＥＭＳ便の半額以下だ。バンコク方面行きのトラックは１７時に出発するので、それまでに営業所へ持ち込んで欲しいそうだ。ウドンの営業所の場所はこの周辺。
これらの宅配業者でタイ全土へ荷物を送れるのだが、困るのがチェンマイ等タイ北部へ送る荷物がバンコク経由になり遅くなること。そこで見つけたのがタイ北部直行の運送会社ジラサック（ＪＲＳ）。ウドンの新バスターミナルの敷地から国道へ出る手前のここに営業所がある。郵便局の６号箱（１辺が約５０ｃｍ）で１５０～２００バーツだそうで、翌日配達可能だそうだ。バンコク方面もモーチット２受け取りで宅配はしないそうだが、１００バーツと格安で配送を請け負うそうだ。
もう１つ面白いなと思ったのが、書類や高価格商品等を主に運んでいるＴＮＴ。料金はＥＭＳ便の倍が目安と高いのだが、安全確実だそうだ。営業所はウドンからコンケンへ向かって郵便局の配送センターの向かいにあるこの周辺。
以上ウドンタニ発　タイの宅配便事情。

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