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先進国の豊かさは、発展途上国の犠牲の上に成り立っているのか?

2013年06月04日 06時00分00秒 | タイでの生活
モザンビークの人々から安倍首相に公開書簡が手渡され、日本政府並びにJICAが力を入れる大型農業開発ODA「プロサバンナ(ProSAVANA)」事業の即時停止の要求が内容だそうだ。
http://www.huffingtonpost.jp/maiko-morishita/ticad-v_b_3373974.html
上記リンク先では、「決して豊かとは言えずとも自給自足型の農業に従事していれば、食べることには困らない。しかし、農地を明け渡し、農業経営者に雇われる賃金労働者となると、食べ物はお金を出して買うものになる。そして、受け取る賃金が低く、充分に買うお金がなければ(そして多くの場合そうなのだが)、充分に食べられない事態に陥ってしまう。」とある。
それについて知人が「誰かの「犠牲」の上にしか、私たちの「豊か」な生活は成り立たないのか。」とフェースブック上でコメントしているのだが、アフリカの実態は知らないにしても、タイの農村へ住んでいる私から見れば、一次産品生産者や低賃金労働者の犠牲の上に、日本人の豊かな生活が成り立っているとは思えないので、「本当に犠牲の上に豊かな生活をしてますか?タイの農村へ住んでますが、貨幣経済の中の自給自足は悲惨ですし、換金作物での収入は喜びです。就業して安定した収入があれば、誰もが喜びますよ。」とコメントを入れた。
本当に自給自足が幸せなら、それを選ぶ人が多数であるはずだ。ところが実際は誰もが金を使って生活をしたがる。欲しい物と簡単に交換できる金は魅力が大きい。そこで換金作物の栽培や賃金労働者への道を作れるのに、その投資を止めて自給自足の支援をするのか?確かに環境にやさしい農業で食うには困らないかもしれないが、それは国民の選択肢を奪うものでしかなく、貧困の固定化だろう。集落の人達を見てそう思う私だ。

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