Menkarm World

メンカームの趣味の部屋へようこそ!

優等生の大学受験

2018年06月09日 10時03分33秒 | タイで子育て
息子が通った高校では学期毎に各科目の評価が掲示板へ張り出され、成績は丸見えになる仕組み。息子は元々パッとしない成績なのに6年生(高3)の後期は受験勉強へ集中し、授業へ出席せずに図書館で勉強したり、課題やノートの提出が間に合わなかったりで、定期試験は頑張ったが試験の評価は2割しかなく、評価は鉛筆やアヒルが並ぶ悲惨な状態。高校三年間の評価が低いと受験させてくれない大学も有るので、最低でも3をキープするつもりだったがが、ノートの提出の締切を勝手に切り上げられて未提出にされた教科もあり、まさかの0.02不足。行きたくても受験出来ない大学があり、悔しい思いをした。

そんな息子の評価を見て「君はそんな成績しか取れないの?www」と馬鹿にしてくれたのがクラスの優等生Aさん。GPA(各科目の評価の加重平均)は3.9だったそうで、受験勉強へ力を入れて学校の成績がパッとしない同級生達を馬鹿にして歩いたそうだ。
3回目の大学の選考が終わった今、優等生なAさんが合格したのは地元の国立大1校のみ。噂ではO-NETの合計点が200点に満たなかったそうで、国平均の166.16点は上回っただろうが、学校平均の225.58よりかなり下。
O-NETは基本学力試験であり、出題されるのは教科書レベル+α。それほど難問は出題されないのに、クラスの優等生が点を取れないのは可笑しな話だと息子へ言うと、GPAの得点に必要なのは提出するレポートやノートを立派に見せる綺麗な字や絵を書く能力と先生の受けの良さと言う。

以前も小学校での成績について「学校の成績のオール4は当てにならない」と記事にしたが、中学や高校でも同様なのだ。
GPA(各科目の評価の加重平均)は学力の評価として当てにならないが、GPAによって受験を制限したり、アドミンションのスコアにGPAを算入するので、高いGPAは必要。但し、それだけで安心せず受験へ対応できる学力も身に着けなくてはならない。

同じ学校の中学へ入学した娘の話だと、入試の成績が上位の1組は宿題を提出しない生徒が何人も居るそうだ。最初からGPAは捨てて受験勉強なのだろう。1組へ入れなかった下位の娘のクラスだと全員が提出。娘はGPAも受験対策も両方やりたいのだが、宿題の多さにウンザリ。出来るだけ学校で済ませてしまいたいが、持ち帰った宿題は自宅での学習終了後にやっている。「二兎を追う者は一兎をも得ず」と言うが、やはりどちらも大切であり、中1の今から受験勉強一本とは踏ん切りがつかない。この甘さが命取りかも知れないが、先生との関係も良くして楽しい学園生活を送りたいと娘は言う。親である私は、この悩ましさがずっと続くと思うと頭が痛い。

貴方のクリックとコメントが、このブログのパワーの源です。
下の2つのバナーへ応援クリックをお願いします。

ブログランキング・にほんブログ村へ海外生活ブログ タイ情報 人気ランキングはこちら
リアルタイムに更新される新着記事一覧(右下)からタイの今が見える。お薦め。

タイ・ブログランキングタイの人気ブログが大集合!!
登録数 アクセス数 最大級のブログランキング
ブログの世界が広がります。

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント (3)