(1989年)ホメイニ師死去
イラン革命の最高指導者。
西側諸国、とりわけアメリカの支援を受け西欧・近代化政策(の名の下の独裁)を進めていた皇帝を、反体制派の圧倒的支持を背景に国外追放させ、イスラム共和国体制を成立させた。
この革命の国内への波及を嫌うイラクとの間に争いが起こり(イラン・イラク戦争)、それまでの経緯からアメリカはイラクを軍事支援することになる。
その後、自らの政治的思惑から次第に逸脱しコントロールが効かなくなっていくイラクに対し、アメリカは圧力を掛け続け、最終的に戦争となったのは周知の通り。
このように、ホメイニ師の成したことはイラン一国にとどまらず、世界情勢に多大な影響をもたらすに至った。