(2002年)多摩川にアゴヒゲアザラシが現れる
その年の夏、多摩川に突如として現れた一頭のアゴヒゲアザラシは、川の名に因んで「タマちゃん」と名付けられ(ベタすぎる……)、一躍人気者に。
決して良好とは言えない水質なので、その体調が心配されたが、特に問題はなく、悠々と寛ぐ?姿が散見され、川の周辺に見物人が相次いだ。
その人気は加熱し、遂に横浜市から特別住民票まで与えられることに。
登録名は「西玉夫(にし・たまお)」(笑)。
タマちゃんの動向が連日取り上げられると、もっと重要なニュースを優先すべきだとの声もあがったが、こういうほのぼの系のネタが取り上げられるのは世の中が比較的穏やかな証拠であり、そんなに悪いことではないと思う。
物騒な事件が頻発し連日その報道が絶えなかったり、自然災害で世の中がパニック状態になるよりは全然ましだ。
なお、2004年4月を最後に、タマちゃんは目撃されていない。
もうとっくに天寿を全うした筈。
タマちゃんの目に日本人はどう映ったんだろう。