(1978年)24時間テレビ「愛は地球を救う」第1回放送
やってることは悪くないが、その偽善性が鼻につくので決して観ない番組。
集まった募金は(局の発言を信じるならば)全て寄付され、番組制作費は広告料で賄っているという。
それは、まあよい。
最大の問題は出演者のギャラ。
どうしてチャリティー番組に出演料が発生するのか。
人様から無償でお金を得るのに、それを呼び掛けるタレントにギャラが発生するのはおかしい。
チャリティーは本来ボランティア精神に基づいて行われるものであり、通常の営業とは異なる。
メインはいつも有名タレント、他にも多数の芸能人が出演するが、そのギャラを総計すると一体幾らになるのか。
何故それを寄付しない。
善人面して募金を呼び掛けるタレントの顔を見ると反吐が出るから、今後も絶対に観ない。
第1回放送のメイン司会は欽ちゃん(萩本欽一)。
局が提示する額のギャラを、欽ちゃんは一蹴した。
何度額を上乗せても、首を縦に振らない。
遂に制作費内で出せるギリギリの額をスタッフは提示、内情を説明し、漸く欽ちゃんは出演を承諾。
そして、こう言ったという。
「それ全部寄付して」
せめてこれぐらいの気概をみせるタレントが現れて欲しいものだ。