ゲームソフトの週間販売本数やゲーム市場を追いかける記事の第23回。
今回はPS VITAレポがあったので1日遅れです。
→コンシューマソフト週間販売ランキングTop20(4gamer.net/メディアクリエイト調べ)
※上記の週間販売本数以外のデータ(前作データ等)はすべてゲームデータ博物館様(ファミ通データ)より転載。
■PS3版としては最高初動を記録した「ウイニングイレブン」
今回の首位は「ワールドサッカー ウイニングイレブン 2012」(27.2万本)。
PS3の「ウイイレ」シリーズはこれで6作目となるけど、ここで各タイトルの販売本数を見てみる。
「2010」と「2011」の間に、マイナーチェンジ版の「蒼き侍の挑戦」が出たことで、「2010」の後伸びと
「蒼き侍の挑戦」からわずか5か月後の発売となった「2011」の本数が若干伸びていないものの、
基本的にはPS3の普及に合わせて右肩上がりの推移と考えていいだろう。
そして今作「2012」は、「2011」にマイナーチェンジ版が出ておらず、前作から1年を空けての
発売となったことで、「2008」から「2010」にかけて見られた右肩上がりの推移を受け継いだのだろう。
■徐々にマジョリティ層への普及を見せ始めていたPS3、本体の値下げでさらに加速か
ここで24,980円に値下げ後のPS3の販売推移を、前年同時期と比較したグラフを作ってみた。
※すべてファミ通データ
今年の9月2週分がテイルズ同梱版が発売された影響で突出しているのが目立つけど
それ以外は概ね、前年同時期と比べて+1~2万台増で推移しているようだ。
PS3の発売から5年が経過しているけど、これだけ値下げを待って購入するユーザーは従来のイノベーター層ではなく
PS2からPS3への移行時に失われていたマジョリティ層と考えて間違いないだろう。
ウイイレ新作がPS3で最高初動を記録した理由は、徐々にマジョリティ層への普及が進んでいたPS3本体が
今回の値下げによってそのスピードが増し、PS2で同シリーズをプレイしていたユーザーを
取り戻しつつあるのが理由と言えそうだ。
PS3のマジョリティ層向けソフトは、PS2時代の4~6割の販売に留まる傾向にあったけど(→詳しくはコチラ)
本体値下げによるマジョリティ層への普及の加速は、PS3において「売れるソフト」と「売れないソフト」の差を
少しずつ無くしていくことになりそうだ。
【関連記事】
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今回はPS VITAレポがあったので1日遅れです。
→コンシューマソフト週間販売ランキングTop20(4gamer.net/メディアクリエイト調べ)
※上記の週間販売本数以外のデータ(前作データ等)はすべてゲームデータ博物館様(ファミ通データ)より転載。
■PS3版としては最高初動を記録した「ウイニングイレブン」
今回の首位は「ワールドサッカー ウイニングイレブン 2012」(27.2万本)。
PS3の「ウイイレ」シリーズはこれで6作目となるけど、ここで各タイトルの販売本数を見てみる。
「2010」と「2011」の間に、マイナーチェンジ版の「蒼き侍の挑戦」が出たことで、「2010」の後伸びと
「蒼き侍の挑戦」からわずか5か月後の発売となった「2011」の本数が若干伸びていないものの、
基本的にはPS3の普及に合わせて右肩上がりの推移と考えていいだろう。
そして今作「2012」は、「2011」にマイナーチェンジ版が出ておらず、前作から1年を空けての
発売となったことで、「2008」から「2010」にかけて見られた右肩上がりの推移を受け継いだのだろう。
■徐々にマジョリティ層への普及を見せ始めていたPS3、本体の値下げでさらに加速か
ここで24,980円に値下げ後のPS3の販売推移を、前年同時期と比較したグラフを作ってみた。
※すべてファミ通データ
今年の9月2週分がテイルズ同梱版が発売された影響で突出しているのが目立つけど
それ以外は概ね、前年同時期と比べて+1~2万台増で推移しているようだ。
PS3の発売から5年が経過しているけど、これだけ値下げを待って購入するユーザーは従来のイノベーター層ではなく
PS2からPS3への移行時に失われていたマジョリティ層と考えて間違いないだろう。
ウイイレ新作がPS3で最高初動を記録した理由は、徐々にマジョリティ層への普及が進んでいたPS3本体が
今回の値下げによってそのスピードが増し、PS2で同シリーズをプレイしていたユーザーを
取り戻しつつあるのが理由と言えそうだ。
PS3のマジョリティ層向けソフトは、PS2時代の4~6割の販売に留まる傾向にあったけど(→詳しくはコチラ)
本体値下げによるマジョリティ層への普及の加速は、PS3において「売れるソフト」と「売れないソフト」の差を
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