昨日の月曜日、ノダメはお休みだった。
週末、ノダメがあれこれつまらないことをしていて、
昨日は、その後始末に追われていた。
手配済みの客注品の詳細を書いてなかったり。
未手配の短冊を伝票からはずしてしまったり。
(手配するまで、普通ははずさない)
版元に発注するのがあたりまえなのに、
わざわざ伝票のスペースを割いて、
「KEN(♀)さんへ、出版社へ注文出してください」
と書いたり。
ものすごくやりづらくて迷惑なので、メモを貼った。
「発注したなら、3枚目の短冊だけでなく、
2枚目の短冊にも、その旨書いておいてください。
わざわざ複写紙になっているのは、そのためです。
未発注かと思って、注文がダブるところでした」
「手配していない短冊を、台帳からはずすのはやめてください。
すでに手配済みなのかと思ってしまいます」
「『注文出してください』といちいち書かなくてもいいですよ。
客注伝票に書かれてある品は、
基本的にすべて注文出すのがあたりまえです。
もう12年も注文出し続けているんですから、ご心配なく」
まあ、公平に見て、感じ悪いメモだったかもしれない。
でも、ここまで言わなきゃわかんないんだもの。
これを書くまでに、長いことガマンし続けていたわけさ。
「注文出してください」
(出すに決まってるじゃない、なんだと思ってるの)
・・・なんて、あったりまえのことをスペース割いて書く暇があるなら、
もっと他に、書くべきことをきちんと書いてよ。
要は、必要なことを書かずに、不要なことを書く。
しかも読めない字で。
しかも、いちいち指示しないと、
きっと注文も出せないに違いない、という感じが嫌だ。
今まで黙っていたことだけど、書いた。
そしたら今朝、ノダメちゃんはご機嫌ナナメ。
「おはようございます」と言っても無視。
メモの内容を口頭で伝えようとしても無視。
あのさぁ、お友達同士の喧嘩じゃないんだから。
業務連絡なんだから。
俺は機嫌が悪いんだぞ、とアピールしてどうなるの。
仕事中なんだよ。
甘いなぁ、まったく。
そんなことして、私が動じるとでも思ってんの?
痛くも痒くもないのよ。
THE・クダラナイ!
無視できないよう、大きな声で面と向かって話す。
「ノダメさん!
客注伝票のことなんですけど、これこれしかじか・・・」
返事せざるを得なくなるまで、グイグイ押して話す。
元々、極端に小心者のノダメは、
すねても私に通用しないことがわかったらしい。
聞く態度に変わった。
言うべきことは伝わった・・・と思う。
また、すぐに忘れてしまわなければいいけど。
店は開いているけれど、取り次ぎがお休み。
というわけで、私も明日から夏休みです。
あー、なんかせいせいする。
そろそろ部屋を片付けましょうか。
出勤した途端、挨拶もろくにしないうちに、
店長がこう言い出した。
「クレジットカードでの会計ができなくなっちゃってるんです。
回線がおかしいので、FAXも使えません。
午後、修理の人が来ますから」
へぇ、それはめんどくさいですね。
まあ、カード会計の人も、そう多くは来ないだろうから、
いちいちおわびすればいいんだわ。
大量の営業FAXが来ないと、かえって静かでいい。
FAX用紙が無駄なんだもの。
でも、なんで急に使えなくなったのかしらと不思議で、
もしや、と気づき、FAXの後ろを調べてみたら・・・
やっぱりです。
当たりです。
モデムが抜けているだけです。
どんな些細なことも、人に頼る癖がついているのね、この人は。
スタッフの家で不幸があった!
↓
本部に相談! (店長判断で出せ)
なぜ、○○たんの本がこんなにたくさん入荷しているのか?
↓
ダメモトで取り次ぎに聞いてみよう! (まずスタッフに聞け)
FAXが変!
↓
修理を呼ぼう!
モデムが抜けていただけ。
モデムを入れたら、FAXも来始めたし、
カードの会計も問題なくできた。
それでも、修理の人を断りたくない店長。
「ネーチャンさんも、『FAXの調子が悪い』って言ってたし、
このまま修理の人に来てもらおうと思うんですけど」
「調子が悪いといっても、紙が詰まるという話で、
回線とは何の関係もありませんよ」
「う~~~~ん」
自分の失敗を認めたくなくて、
どうしても、FAXの故障ということにしたいらしい。
とぉ~にかく ふつ~じゃなくて
とぉ~っても かわっていて
さすがの私でも
まったく 理解できなぁぁぁ~~~~い
・・・・・・おバカ。
四コママンガのオチのように、わかりやすいおばかをする人だわ。
バックルームがとても暑いので、
ネーチャンが1000円の小型扇風機を買って来て、
よく使う4人(店長、ノダメ、ネーチャン、私)で、
出し合おうという提案をしたのですが・・・
店長は、
「これ、店のお金で出したらまずいんですかね」
絶妙のセコさ。
前店長なら、全額ポケットマネーで出してくれるわよ。
ストーブだって買ってくれたしね。
私がいない4ヶ月の間に、
「ダメ! 耐えられない!」・・・と、
ネーチャンが辞めてしまうんじゃないかと、
今は、それがとっても心配です。
けいちゃんが歌って演じてくれるように、
あえて、いろいろちりばめてみました。
なんだか、ふらふらする。
ノダメが、
「KEN(♀)さんがいる間は、KEN(♀)さんが注文出してください。
棚に入れるのは、僕がやりますから」
と言い出した。
棚やストッカーを見ないで、補充注文なんかできない。
そして、棚やストッカーを見る姿勢が困難なのだ。
棚チェックができないから、おりると言ってるのにさ。
来た本を棚に入れるのなんか、
担当者じゃなくたって、やる仕事じゃないか。
むしろ私がいる間に、少し慣れておいた方がいいんじゃないのかな。
「8月で最後ですか?」
という質問同様、絶妙なデリカシーのなさ。
調子悪いな~と思いつつ、5時まで仕事。
耳鼻科に寄って帰宅。
そのまましばらく、眠りこける。
なんか、普通に生活するのに、体力使うようになってるな~。
それなのに痩せないし~。
「絶対に日記を読んじゃダメだからね」
と命令するマイミクが、
「ロクディムのことを書いた日記だけ読んでもいいよ」
とお許しをくれた。
ケチ。
全部、読ませてくれたっていいじゃん。
別に、いちいちツッコミ入れたりしないのにさ。
店が暇だったので、
た~~~っぷりと正しいカバーを折ることができた。
これはカバーのへそくりとして、隠しておくことにする。
そのかわり、けっこう変なお客さんが続いた。
一例。
「日本の古典を読むシリーズ」の定期購読を申し込んだNさん、
最初の1冊を去年の秋に買ったっきり、
その後、毎月1冊が入って来ているのに、
全然、買いに来てくれないまま、8ヶ月が過ぎた。
もう何冊もたまっている。
とうとう、
「今までたまった分は買うから、定期中止にしてくれ」
と言い出した。
今日、店にいらしたので、買ってくれるのかと思いきや、
他の雑誌を買っただけで、
「あれ、抜粋なんだよ。
全部載ってないんだ。
それで嫌気がさしちゃってさ」
と、やけに雄弁に語ってくれた。
たぶんやましいんだね。
いつもより、腰が低かったもの。
嫌気がさしたんなら、嫌気がさした時点ですぐに、
「定期中止」と言ってくれればよかったのに、
なぜ8ヶ月も放置するのかなぁ。
残りは、いつ買ってくれるのかな。
どこにも全集なんて書いてないし、
万葉集あたりが、こんな1冊に収まるわけないのに。
午後、レジが暑くて、気分悪くなった。
エアコンは、効かないか寒いかのどっちかだ。
ネーチャン、映画を観に行った。
息子が料理していて、
オリーブオイルのフライパンに火がついて、
ものすごくビビった。
こういう時の対処法、学校で教えてくれないかしら。
明日から3日間、観劇続きだ。
嬉しい。
うわ~、どうしようと思っていたが、
ネーチャンがやってくれたので助かった。
何年ぶりかで、代わりに週刊誌やったよ。
午後、久々に時間があったので、
こちらも久しぶりに、ゆっくり棚を見る。
毎日ちょこちょこやっていれば、すぐすむのに、
仕事がたまっているので、2時間以上かかった。
脚が激痛。
ベローチェに寄って、
ちょっとだけマニュアルの続きを作成。
ほとんどネーチャンがやっていて、
私は、マンガを読んでいた。
疲れた夫が早退して、家で寝ていた。
風邪気味らしい。
雨で月曜日に延期。
残念!!!
風邪をひきかかっているので、
おとなしく過ごすことにした。
郵便局に行って、それから店に寄って、
今日発売のコミックを買う。
パイン嬢とハルカ嬢がいる。
とんでもないことになっていた。
パイン嬢がコミック新刊を並べていたのだが、
今日来た新刊を一番奥に並べていたり、
青年モノと青年モノの間に少女モノを入れたり、
集英社と集英社の間に小学館を入れたり、
もうメチャクチャ。
それ、本屋の経験がない人が見てもおかしいだろう!!
パイン嬢、書店勤務8年目に突入しようとしております。
さらに、新人のハルカ嬢が、
「パインさん! これも新刊ですか?」と聞くと、
自信たっぷりに、
「それは新刊じゃありません。補充です」
と答えているが、とんでもない!
れっきとした新刊。
思わず口を出す。
「違います、それも新刊です!」
なぜ、あんなに自信たっぷりに間違ったことを教えるのだ。
わからなかったら、わからないと言ってくれよ。
周りが迷惑するから。
見ていたらキリがない。
休みなのに仕事してしまいそうなので、
とっとと切り上げて帰宅。
うがいして、トローチなめて、ビタミンC飲んで、
「牧場物語」をやりながら静養。
あ~~~、やっぱり声出ない~~~。
似たようなチャラ女を連れている。
パッと見はわりと可愛いのだが、話しかけられてギョッとした。
おじさん芝居をする時の神谷淳さんのような声で、
「ちょいと、店員さん!」
と話しかけられたのだ。
見た目の可愛さと、激しくギャップがある。
「店員さん」という呼び方をするのは・・・、
経験上、その筋の方が多い。
やたらに声がデカくて、べらんめえ調で、しかも頭悪そ~~~。
滑舌が悪くて、口の上半分で喋る。
「ムショにいる兄貴が本送ってくれって言うんでさぁ、
ここに書いてあるやつ、全部くれよ」
実際には、下記のような発音でした。
「ムショにぇるあンきぎゃほんっっくってくるぇってんでしゃぁ、
ここに書いたぁるやっっぜんぶくるぇよ」
ごくせんかっ。
手紙をそのまま見せられた。
けっこう繊細な文字である。
「格闘技通信の1月号~4月号のうちで、あるやつ2冊ぐらい。
ラジオライフの1月号~4月号のうちで、あるやつ2冊ぐらい送ってください。
エロいやつはいりません」
これは1冊もないわ!
バックナンバーだもの。
「申し訳ありませんが、1冊もありません」
と言うと、
「そぉるぇは、おかしいだるぉぉがぁ!」
と、ちょっと凄まれた。
隣にいたノダメは、すでにビビっている。
「今、5月の末ですよね。
雑誌はもう7月号が出てしまっているんです。
ご希望が1月号~4月号と書いてありますので、
これはお取り寄せするしかありません」
と説明すると、ちゃんと理解してくれた。
「ほんじゃぁ、とってくるぇよ!」
「ご連絡先をお願いします」
と言うと、
3メートルぐらい離れた所から、大きな声で、
「くるぉだ~!(仮名)
090! ****! ****!」
早口で怒鳴る。
聞き返せる雰囲気ではないので、一気にメモる。
ノダメだったら、聞き取れなかっただろう。
「エロいのも買って送ってやるぉぉっ。
俺って、チョーやさしい後輩じゃね??」
オヤジ声で、やってることもオヤジなのに、
連れの女に話しかける言葉遣いは、イマドキの20代風。
念のため、小さなメモを書いてバックルームに貼る。
「客注番号*-**のお客様、その筋の方です。
態度や言葉遣いに特に気をつけてください」
自分の態度や言葉遣いが感じ悪いことを自覚しているノダメは、
店長に、事の顛末を説明して、
「入荷の電話をする時は、店長お願いします」
なんて言ってる。
店長だってダメだよ。
言ってることが意味わからなくて、要領得ないんだから、
相手がイライラするってば。
「私がかけますよ」と言うと、ノダメは、
「じゃあKEN(♀)さんがいる時はKEN(♀)さん、
いない時は店長が連絡するということで」
・・・と一人で話をまとめている。
心配しなくても誰も、キミに任せたりしないから。
決心をしたら気分は晴れ晴れしているのだが、
今日は一段と痛い。
膝や足首まで痛みが広がっている。
そのせいか、すっかり小姑のようになっています。
ネーチャンと相談し、
いくらメモを貼っても、改善されないバイトの女の子たちのために、
申し送りノートを作成した。
6~7年前にも一度作ったことがあったが、
誰も目を通さないので、無駄になったんだけど。
こんなこと書いて、バカにされてると思わないかな?
・・・というようなくだらないことまで、
いちいち書いて教えなければいけないのが情けない。
カバーは本にかけるためのものです。
ゆがんでいたり、小さすぎたり、大きすぎたりして、
本にかけられないカバーは折らないでください。
実際に本にかけてみて、これで大丈夫と思ってから、
続きを折ってください。
使えない物を増やさないで。
幼稚園児に言っているみたい。
私、すごく嫌な人みたいじゃん??
しかし現実は、これだけ書いても、
本にきちんとかけられるカバーを折る人がいないのです。
みんな、どうして時給をもらえていると思っているのかね。
客注伝票の一番上の空白には注文状況を、
入荷後には連絡状況を書き込みます。
よけいなことを書き込むのはやめてください。
これも何度も書いているのに、
店長からして、
「検索に出ません。版元に注文してください」
なんて書き込んだりしている。
そんなのポストイットにでも書いて貼っといてくださいよ。
気をきかせているつもりなのか、
版元の電話番号を大きな字で書き込む女の子もいる。
こちらは短縮番号、暗記してるっての。
ノダメが書く「1冊ずつTEL」というメモも腹が立つ。
要するに、
「複数の本を注文しているけれど、
揃うまで待たないで、1冊でも入ったらその都度連絡がほしい」
という意味です。
「1冊ずつTEL」って変でしょ。
何か書きたいなら、「入り次第」ですよ。
「入り次第」と言えば、さらにノダメは、
「入荷次第、ご連絡します」と言う。
これ変!!
「入荷」って名詞だよ。
「入荷したらすぐに」と言いたいなら、
「入荷し次第」でしょうが。
自分に敬語使う人だからしょうがないけど。
コミックを箱に詰めるときは、
同じ表題のものはまとめて、
タイトルが見えるように、巻数順に入れてください。
こんなの常識じゃないですか~?
巻数も、書名もバラバラ。
しかも背表紙が見えないように詰めてどうするの。
引越し荷物詰めてるわけじゃないんだからさ。
想像力というものが皆無である。
「この箱に詰めた物は、これからどうするのかな~?」
・・・と、ちょっと想像してくれればいいのになぁ。
書きながら、どんどん自己嫌悪に陥って来ました。
さらに、ノダメに、
「まだ先のことですが、手術することにしたんでよろしく」
と言ったら、
ひょえっ、という顔をして、
「じゃ、3週間ぐらい休むんですか」
だって。
3週間の休みですむんなら、悩まずにとっくに手術してるよ~。
ネーチャンとベローチェで休憩してから帰宅。
大雨で自転車使えず、徒歩。
店に着くと、あれこれ愚痴が口をついて出るが、
(『うわ、何、このカバー台形!』とかね)
意識して怒らないよう努力した。
店長について、すごくいいたとえを思いついた。
店長は一日の終りにセーブをしないのだ。
だから前の日に言ったことを忘れる。
何度かフレンドリーな会話をしても、
翌朝になると初対面のような態度に戻るのも、セーブしていないせいだ。
学習しないのも、経験が役に立たないのも、セーブしないから。
そもそも経験値がたまらないのよ、セーブしないから。
そう考えると店長のほとんどが理解できる。
この話をネーチャンにしたのだが、どうもあまりピンと来ない様子だった。
整形で痛み止めもらって帰宅。
朝から、嫌な思いをしてしまった。
本を入れる手提げのビニール袋の中には、
広告が入っていることがある。
これは本屋がいちいち、その都度入れているわけではない。
袋が備品として箱で届いた時から、
つまり最初っから入っている。
これはスポンサーである。
ジャマなのはわかる。
でも「広告捨ててください」と言ってくれればすむことなのに。
そう言われれば、すぐに捨てるのに。
今朝、一番で週刊現代を買って行ったお客さん、
(推定50代中盤の女性)
ものすご~く嫌~~~な顔をして、
(今、表情を真似て顔を歪めています)
「要らないわよ、こんなの!」と、吐き捨てた。
この言い方のニュアンスが、文字で伝わらないのがもどかしい。
とにかく、その一言で私はいたく傷つき、
数時間は立ち直れなかったという言い方です。
さらに、
「お金払ってるのに、なんでこんな・・・・」
(『広告を押し付けられなきゃいけないの?』と言いたいらしい)
厳密に言えば、それは違います。
あなたが払ったそのお金は、本の代金です。
それを入れる袋は無料です。
なぜ無料なのかというと、その広告が入っているからなのです。
だから、どんなに嫌な声で、
「要らないわよ、こんなの!」と言われても、
あらかじめ、こちらで抜いて捨てることはできないのです。
スポンサーだからね、店として捨てるわけにいかないの。
でも、お客様が、
「これ要らないから捨ててください」とおっしゃれば、
すんなり抜いて捨てることができますよ。
あなたが個人的に要らないからという理由で、
袋に広告そのものを入れるなというのは不可能です。
「要らないわよ、こんなの!」と、どうしても言いたいのなら、
それは広告を出している会社に言っていただきたい。
「本を入れる袋1枚につき、いくばくかのお金を払ってもいいから、
ジャマな広告を入れるのはやめてほしい」・・・と。
ほら、官製はがきでもあるじゃないですか。
エコーはがきというのが。
広告入りは安いんですよ。
広告入りの無料の袋と、
広告のない有料の袋と、お客さんが選んでくれれば楽なんだけど。
要らないわよ!と広告を見ただけで怒る、
あなた一人のためだけに、すべての広告を抜くことはできません。
聞いた話によると、
「なんだ、今日は通信教育のチラシ入ってないの?」
と、残念がるお客さんもいないわけではないそうです。
カバーと同じでね。
「要らない、要らない、紙の無駄!」と怒る人もいれば、
「ちょっとぉ~、カバーぐらいかけてよぉ」と文句言う人もいる。
それぞれの言い分や希望が相反するのだから、
いちいち個人的な好みを、その場で主張していただくしかないのだ。
それが一番手っ取り早い。
いろんな人がいるんだから、
あなたの言い分だけを聞いて、一貫させるわけにはいかないのです。
お互い不愉快になるだけだから、
第一声から怒るのやめませんか。
それ、相手を人間扱いしてないですよね。
そういう態度を取って、気持ちいいのですか。
12年目にして最近思う。
向いてないのかなぁ、接客業。
仕事を終えて、ふと気づくと左の小指に、
紫色の痣ができていた!
ついに来た、GW前の怒涛の日々が。
本来、土曜日の午前中は、
ネーチャンと店長と2人きりだったのだが、
惨状が予測できたので、
ノダメちゃんと私が、臨時で朝から手伝うことになった。
ちなみに店長だけは、この惨状を予測していなかった。
GW前だということを忘れて、
普通の月末だと思い込んでいたらしい。
昨日、
「ノダメちゃん、どうして午後出勤なんですか」と聞いたら、
「明日たいしたことなさそうだから・・・」ですと。
とんでもないですよ。
3人でも足りないぐらいです。
そういうわけで、朝から4人体制。
店長の荷物の置き方が要領悪いので、
足の踏み場もないし、付録を組む紐が入っている引き出しも開けられない。
・・・・・ほんのちょっと考えてみてくれればいいのになぁ・・・・・。
ここに置いたら、仕事のジャマにならないかな、ってさ。
修羅場。
4人でも大変だった。
股関節も限界を越えた。
ようやく落ち着いて、私は1時にあがる。
あがる前に、店長に思い切って言った。
「月曜日、コミックの新刊、レジ内に入れないで、
新刊の棚の前に積んでおいてくれませんか?
レジ内、身動き取れなくなるんで」
と。
店長、わかりましたとは言ったけど・・・
またすぐに忘れるんだろうなぁ。
娘と一緒に新宿へ出かける。
その時、娘に指摘されて初めて気づいた。
「その指、なに!?」
あれ~、いつ何をしたんだか、まるで記憶にない。
痛かったという覚えもない。
でも、きっと仕事中に重い女性誌の下敷きにでもなったのだろう。
なんか気持ち悪いね。
娘とパスタで昼食。
それから、娘のコンタクトレンズを買いにビックカメラへ。
KUMIさんが持っているのを見て欲しくなってしまい、
「DS日本文学100選」を購入。
これはKUMIさんの持っていたソフトとは違うけど、
だいたい似たようなもん。
「1冊あたり28円だよ」というKUMIさんの説が説得力あった。
(私のは35円でした)
果たして私、DSで本が読めるだろうか。
そんなに学生にサービスしてくれなくてもいいのになぁ。
連休前で、ものすごく忙しくなってきた。
1ヶ月間、ずっと痛み続けている腰を、
さらに酷使している。
店長と私が、水曜日のノダメの事件について話していたら、
店長が銀行へ行った隙に、
パイン嬢が、も~んのすごっく嬉しそうに話しかけてきた。
「ノダメさん、なんか大変そうですね。
ウフッ、よくわかんないけど」
パイン嬢は他人の失敗が大好きだ。
そういうところ、麗しくないと思う。
なんでそんなに喜ぶのか。
午後、猫友達のコアラさんがお店に遊びに来てくれた。
コアラさんは、本屋ネタの日記を読んでくださっている。
店長がレジに入っていたのを見て、
「本当に『409エンなります』って言ってた」
「『ちょうどお預かり』もしてた」
と笑っていらした。
ナマ店長を見ていただけて、よかったわ~。
今日は、荷物がいろいろ届くのでまっすぐ帰宅。
息子、7時前に帰ってきて、
「疲れた」と言って寝てしまった。
「Wicked」のカラオケCDが届きました!
これは、長すぎるので発表会では使わないけれど、
練習にはとてもいいと思う。
ニャーニャーするぞ~~~!!!
でも腰痛い・・・。
ちょっとした事件があったらしい。
1.ノダメちゃんの接客態度が悪かったのでお客様Aが怒り出し、
2.彼があやまり方を知らないばかりにお客様Aの怒りがエスカレートし、
3.周囲の罪のない親子連れがビビり、
4.それを見ていた別のお客様Bがお客様Aに対して怒り出し、
5.最終的にはお客様同士の殴り合いとなり警察まで来た
・・・という騒ぎ。
誇張したかもしれません。
でも警察は本当に来たそうです。
ノダメちゃん、顛末の報告書と始末書を書いたとか。
そして店長が休みの今日、また事件が起こりました。
学習しない人です。
朝、かかってきた電話にネーチャンが出たと思し召せ。
傍で聞いていると、同じことを何度もくりかえし言っている。
どうやら話の通じない相手のようだ。
そしてネーチャンは、ノダメを呼んだ。
「店長を出せ。いないなら社員を呼べ」
みたいな会話があったのだろうと思われる。
しかし、ノダメちゃんは言葉の使い方を知らない。
丁寧にしゃべろうとすればするほど、ボロが出る。
いったい何度、自分自身に敬語を使ったことだろう。
「それはちょっと、おわかりにならないので・・・」
と言い出したので、
そばで、
「『わかりかねます』!!」とささやくと、
「わかりかねますので・・・」と言い直している。
困ったねぇ。
国語やりなおさなきゃ。
ネーチャンと同様、同じことを何度もくりかえしている。
これはおそらく、電話の相手も理解力がないのだ。
そうこうしているうちに、
ノダメはいきなり、電話をガチャンと切った!
相手が話している最中なのに、途中で切ったのだ。
彼は時々、こういうキレ方をする。
でも、これは接客業が客相手の電話でやっちゃダメだよ。
相手がワケわからないならわからないほど、
こちらは、きちんと周到に対応しなければいけないのよ。
ツッコミ所を作ってどうする。
数時間後、総務の偉い人から電話がかかってきた。
電話口で、叱られてあやまっているノダメ。
事情を説明する要領も悪い。
また自分に敬語を使っている。
そして、気が弱い人にはありがちなんだけど、
一番まずいことをしている。
真実をありのままに語らずに、
自分に都合の悪い部分を隠したまま説明している。
つまり、
「話の途中で、いきなり電話を切った」
ことについては、隠したまま話を進めているわけ。
バカだなぁ・・・・・。
あやまる時には、全部話してあやまらなければ、
また別の袋小路へ、自分を追い詰めるだけなのに。
明日、店長が電話の相手に、
お詫びの電話を入れることになったそうだ。
でも・・・ノダメが事実を隠しているのに、
ちゃんとうまくお詫びができるのだろうか。
2人とも考えがあさはかだから心配。
話は違うけど、今も娘は「レイトン教授」をやっています。
【Round1:女子高生】
日本語が伝わらないことが多い・・・。
いつも集団でわらわらやってくる女子高生軍団。
(女子中学生軍団かもしれない)
付録付きの雑誌をお買い上げ。
付録は本誌にはさんであり、ひもをダイヤ型にかけてある。
◇ ← こんなふうにね。
ひもがバーコードをジャマしている場合には、
ひもを切ってしまってから、お会計をする。
しかしひもの影響を受けない場所にバーコードがある場合、
私はこう聞く。
「ひもはお切りした方がよろしいですか」と。
これは、
「この雑誌、買ってすぐに電車の中などで読みたいのだったら、
ひもを切っておきますが、
家まで、このまま読まずに持って帰るのだったら、
中身がバラバラにならないように、ひもはかけたままにしておきます。
どうなさいますか」
という意味の質問を、ぐっとコンパクトにまとめてあるのだ。
要は、
「あなたにとって、このひもはない方が都合がいいですか。
それとも、あった方が都合がいいですか」
と聞きたいわけだ。
荷物の多寡や、天候の具合なども影響するだろうし、
個人の意志があるだろうから、聞く。
とにかく聞く。
なるべく希望に添おうと思って。
たいていの人は、
「切ってください」とか、
「そのままにしておいてください」とか、
的確なお返事をしてくださる。
しかし、ある日の女子高生軍団、のうちの一人がこう答えた。
「どっちでもいいっす。ご自由に」
うーーーーー。
喧嘩売られているみたいだ。
こちらの方が、よっぽどどっちでもいいんですけど。
あなたの都合を聞いているんですけど。
女子高生軍団は、(やはりこの幼さは中学生かも)
「ご自由に、なんて言っちゃったよ!」
とかなんとか、
自らの発言について店の外で演説していたらしい。
とても感じ悪いから、やめた方がいいよ、それ。
【Round2:パイン嬢】
毎週、毎週、毎週、毎週、毎週、毎週、毎週、毎週、
どうでもいいようなくだらないことを聞かれるのに、
ほとほと疲れ果てて、
今日は、何か聞かれたら、こう答えようと決めていた。
「毎週聞かなくても、いつもと同じにやってくれればいいですから」
そう決めて待っていた。
15分も遅刻してきたパイン嬢は、
そんな時に限って何も聞かずに、
そそくさとコミックの袋詰めを始めてしまった。
今日発売の新刊コミックの梱包が、
開けられていないまま山積みになっているのに。
パイン嬢、書店勤務7年目です。
これは・・・私の負けだ。
黙っているわけにはいかない。
しかし、なるべく彼女を覚醒させるのに効果的な言葉を選びたい。
「新刊コミック、先に開けて出してください」
と言った後で、
「いつもと同じ優先順位でやってください」
と付け加えた。
そもそも優先順位というものを彼女は理解していないのかも。
どんな時も、常にケースバイケースなわけよ。
パイン嬢はこう言ったの。
「そうですね。
(私も)金曜日(の朝に入るようになってから)長いし~。
付録ばっかやってたから(他の仕事知らないんで)・・・
覚えます!」
優先順位って覚えるものじゃないと思うの。
判断するものだと思うの。
覚えなきゃいけないような仕事じゃないの。
はさみでひもを切って、梱包を解くのって覚えなくてもできるよね。
「付録ばっかやってた」というのもね。
付録がたくさんあれば、もちろんあなたはそれをやってていいわけよ。
コミックは私が開けますから、
あなたは付録を組んでてくださいな。
でも今日、付録ほとんどないでしょ。
そしたら、コミックを袋に詰めるより先に、
今日来たばかりの荷物を開けるべきだって、
たぶん、勤めて3日目の人でもわかると思うよ。
厳しいイジメに耐えたり、
サボり社員のフォローをしたり、いろいろあったけど、
賽の河原で石を積むような、パイン嬢への指導・・・。
彼女と一緒に金曜に入るようになって2年4ヶ月。
初めてギブアップするかも。
今日は、私が書店に勤め始めた記念日です~。
仕事に行ってみた。
立っている場合、少しは違うみたいだ。
画期的に楽! というわけにはいかないけれど。
今日もまた、朝から頭痛。
あまり効かないが、痛み止めを飲みながら仕事。
朝のワイドショーに出ていた羞恥心の歌が、
頭にこびりついて離れず、
羞~恥心~ ♪ 羞~恥心~ ♪
・・・と無意識に歌いながら働いていて、
ネーチャンに歌うなと言われた。
そのうち、ふとタイタニック一等船客の、
イジドー・ストラウス様の話になり、
今度は、無意識にず~っと、
STILL~♪
愛してる~よ ♪
・・・この歌が止まらなくなる。
無意識にですよ、わざとじゃないんですよ。
「STILLも歌わなくていいから!」と怒られました。
さて、夕方。
いきなりハムハムさんが現れた。
土曜日から、別の支店に勤務になるので、
そこへ挨拶に行った帰りに寄ってくれたのだ。
ハムハムさんと久しぶりに話すと、
新店長や、ノダメや、パイン嬢と、ついつい比較して、
あ~~~、まともに話が通じる人だな~と思う。
見た目はちょっと怪しいけど。
なんで今、うちの店、こんなにおばかだらけなの。
ハムハムさんにごちそうしてもらって、
ベローチェで、ネーチャンと3人でお茶。
帰宅後、少しうとうとして少し頭痛が治まる。
息子は今日、健康診断。
明日はオリエンテーションだそうだ。
息子の時間割を見て、夫が、
「いいな~、楽しそうだな~、俺も行きたいな~」
と言っていた。