ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

7月12日(水) 「22年目の告白〜私が殺人犯です」

2017-07-23 20:49:15 | 映画
「22年目の告白~私が殺人犯です」を見に行った。





藤原竜也のお家芸とでも言うべき、異常な殺人犯。
にっこり笑って手を振り、サイン会で握手する殺人犯。

こういうのをやらせたら右に出るものはいない。
最高の藤原竜也。
「リバース」の深瀬のび太くんとは全然違う。

ところが・・・・・そうはいかないストーリーだった。

これから見る人がいるかもしれないので多くは書かないが、結論としては
「二種類の藤原竜也が見られてお得」
ってことでしょうか。

後ろの方に座っていて、
「こいつか!」
と大きな声で叫んだおじさん。

あなたは別に早かったわけじゃない。
みんながみんな、その瞬間に気づきましたから。

今日の教訓。
映画のパンフは、見る前に開かない方がいいですよ。
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7月8日(土) 東京コメディストア:D 14thライブ「熱」

2017-07-13 18:53:38 | 東京コメディストア
東京コメディストア:D 14thライブ「熱」を観る。







自分で思っていた以上に落ち込んでいたようで、舞台をみんなが駆けまわると
「落ちないで、落ちないで」
と思ってしまう。

しゅうちゃんは舞台から落ちたせいで亡くなったわけではない。
大動脈解離だったそうだ。
それでも舞台の端を見ると怖い。
クロコダイルの舞台からなんて、落ちようとしても落ちられないのだけど。
(テーブルがくっついているから)

そして:Dのメンバーにも「しゅう」がいる。
それでまた落ち込んでしまう。

今まで不安なことがあっても、ジェイや6-dim+を観て、落ち込みが継続していたことはない。
今回は、予想以上に私にとって大きなダメージであったらしい。
鷲尾さんに夢中で、しゅうちゃんに不義理ばっかりしていたくせに。

それでもやっぱり笑わせてくれるTCS:D。

ロングフォームで、ヨダちゃんのおじいちゃんとマミちゃんのおばあちゃんが引き裂かれ、
「何か変な感じ、身体の半分がなくなったみたい」
と歌うマミちゃんが、鷲尾さんと重なってしまい、落涙。

鷲尾さんと一緒に6-dim+ライブ観たなあ、ここで。
クロコダイルで。
あの時、仕事がなければしゅうちゃんも来るはずだったのに。
見せてあげたかった。

あっきーの言葉遣いは、とてもおもしろい。

ヒデトモはロングフォームのエンディングで
「それでも残された者は生きていかなくちゃいけないんです」
と言った。

刺さったぞ。
鷲尾さんが舞台に立っているのに、私が客席でふにゃふにゃしてたらみっともないぞ。
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7月7日(金) 小さな短編演劇祭

2017-07-13 18:40:30 | 演劇
呆然と1日を過ごし、終業後は下北沢へA☆MWのほびっとの出る芝居を観に行った。

「小さな短編演劇祭~『きみにときめく』・『屋上のおとこ』・『水の器』」










ほびっとはA☆MWの誇るワーキングアクター。
立派な企業の正社員としてフルタイムで仕事をしながら、アフター5や週末をフルに使って芝居をしている。
1本の芝居の稽古中に、別の1本の本番があったりする。

彼の活動を見ていて、仕事をしながらでも俳優でいることができるんだと初めて気づいた。
俳優でありながら、副業をしている人は山ほどいるのに逆の発想がなかった。
ほびっとに限らず、A☆MWにはワーキングアクターが何人もいる。
彼らのおかげで私は発想の転換ができて、勇気が湧いた。
時間の配分がハードで、若いからこそできる部分もあるのだろうが。

閑話休題。

ほびっとは1話目の「きみにときめく」に出演。
男性2人の芝居。
(元々は女性2人の芝居だったとか)

ここでちょっとだけ(マチネでもないのに)マチネの呪いにかかってしまった。
ほびっとのナチュラルな芝居は耳に残っているが、相手役に多少の違和感あり。

「屋上のおとこ」は男性2人の芝居に、女性が加わる。
これはわかりやすいし、好きなテーマだ。
ただ、屋上に見立てた舞台の端に俳優が立つと怖くて悲しくなった。
落ちないで、落ちないでと思う。
屋上のおとこの芝居はまたナチュラルで好き。
私はナチュラルな芝居ができる俳優って好きだ。

「水の器」はちょっと凄かった。
最初から出ている女性2人の会話が、ちっともわけがわからなかったのだけど、途中から「お?」となって、「おおお!」となって、思わず一緒に来ていた仲間と顔を見合わせたら、向こうも「おおお!」という顔をしていた。

聞き流してしまった、それまでの会話が気になってしまい、上演台本を購入。

なぜ水を頭からかけねばならなかったのかはわからないけど。

こんなに舞台の台本を書こうとしている女性がいるのね。

ふと我に返るたびに思い出す。
しゅうちゃん・・・。
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7月7日(金) 私の大切なふたり………

2017-07-10 22:22:53 | ひとりごと
早朝5時頃に目が覚めて、ふとTwitterをひらいた。

劇団NLTの(きのう会ったばかりの)女優さん、三井千寿さんのツイートが目に飛び込んで来た。

「鷲尾さんもそうですが、
中嶋しゅうさんも劇団の大先輩…
あまりの事に呆然としています。
言葉にならないとはこの事か。
残念とか以前に、、
ちょっと…信じられません。。」

なにこれ!?
鷲尾さんとしゅうちゃんに何かあったの!?

中嶋しゅうで検索してみて愕然とした。





夫を叩き起こす。

「パパ、大変! しゅうちゃんが死んじゃった!」

夫も
「えええっ!」
と叫んで飛び起きた。

るこにLINE。
純平にLINE。

母に電話をかけるのは6時まで我慢した。
すると母も、
「あんたに電話をかけるタイミングをはかっていた」
と言う。
朝刊にもすでに出ていたらしい。

鷲尾さんは明日が明治座の初日だ。

なんてこと!
なんてこと!
なんてこと!

純平からも、
「どうしよう! しゅうちゃんが死んじゃった」
と、私とまったく同じ心情のメッセージが来た。
本当にどうしよう。
どうしていいかわからない。

会社でも、うつろな気分でずっとYahooニュースを見ていた。

鷲尾さんのコメントが発表され、劇場入りしたことが報道され、さらに舞台を終えて劇場を後にする鷲尾さんの写真が出た。

昨日、初日の舞台から倒れて落ちて、22時頃に息を引き取ったそうだ。
(後に急性大動脈解離を起こしていたと判明)

信じられない。
しゅうちゃんが亡くなったなんて信じられない。

少なくとも、今日の舞台を終えたことだけはわかったので、最低限の気持ちをメールした。

きのうNLTを観てきたばかりなのに。
同じ池袋でそんなことが起きていたなんて。

何をしてもうわの空だった。

どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。

愛情深い鷲尾さん。
お母様を亡くされた鷲尾さんのそばに、ずっとしゅうちゃんがいてくれたからなんとかなったと言っていた。

今はどうするの?
誰が鷲尾さんのそばにいてくれるの?
しゅうちゃん、どうするの?

嫌だ、こんなの!
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7月6日(木) 「劇場の異邦人」「坊やに下剤を」

2017-07-10 18:57:05 | 劇団NLT
午後休とってシアターグリーンへ。

劇団NLTのコメディ・ア・ラ・モード、「劇場の異邦人」、「坊やに下剤を」の二本立てを観て来た。







「劇場の異邦人」は川端槇二さん演出。
NLTを知った時から何度も何度も耳にしてきたタイトルだが、観たのは初めてだった。
(どこかで観たことがあると思い込んでいた)
すごくおもしろい!
すごく好み。
世界中どこの国でも翻訳なしで上演できるというアンドレ・ルッサンの戯曲。
なるほど、そういう意味だったのか。

翻訳は不要でも潤色は必要。

賀原夏子さんが潤色なさったものを、時代に応じて書き換えられてきたのだろう。

舞台のあらすじを説明する俳優がまっさきに登場し、お? と思う。

娘の求婚者の訪問を待ちながら、好きでもないトランプゲームに興じる夫婦。
最初は、トランプゲームの専門用語なのかと思ったが違う。

ジブリッシュなのか?
と思ったが、ジブリッシュでもない。
ちゃんと台本があり、その通りに台詞を言っているのだ。
(ただし台詞を間違えても観客にはわからない。現に間違えた箇所があるらしい)

ちゃんとした日本語ではないのだ。
でも、あらすじの説明なしでも、ちゃんと会話の内容はわかる。
こんな戯曲が何十年も前に書かれていたなんて凄い。
そしてNLTの喜劇は、本当にア・ラ・モードだったのだ。

実際に観なければこのおもしろさはわからない。

特に杉山美穂子さん。
すごい。

嘆息の「すったば・・・・!」
もう一度観たい。
なにごともなければ、もう一度観に行っていたかもしれない。

観たくて観たくてたまらない。
そして上演台本が読みたい。

「坊やに下剤を」は木村有里さんの演出。
これは大昔に観たことがあるような、ないような。

美しく可憐でメチャクチャ言う山崎未花さんと、翻弄される桑原さんのコンビが良い。
こんな妻になら、メチャクチャ言われても嬉しかろうと思う。
また、なかなか登場しなかった便秘の坊や、遠藤香菜美さんの可愛いこと!
お肌つるつる、突拍子もない動き、まさに幼い男の子だ。

小道具の中に、有里さんと安原さんの結婚式の写真があって感動した!

客席には金田賢一さんがいらしていた。
父が高齢者ドライバーの試験に90点で受かった話をしたら、
「うちのも受かっちゃいましたよ」
と言ってた。
心配ですよね。

暑い中、東急ハンズまで歩いてやや熱中症気味になる。
夫と待ち合わせて、ずんだソフト食べて帰宅。

まさか、同じ池袋であんなことになっていようとは夢にも知らず。

その日の空。


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