ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

10月11日(土) 術後11日~告白

2008-10-29 00:23:30 | 股関節
夕飯は、夫と一緒に別館レストランへ。


三連休初日。
リハビリセンターもお休みなので暇。

アジカタ先生が傷口を見に来た時に、
外来の曜日を、(アジカタ先生のいる曜日に)変えたいと申し出てみる。

「ウンパルンパ先生、隔週で出てるからいいよ」
と言うので、
「私、アジカタ先生に会いたいんです」
と言ってみる。

完全に入院躁状態。

すると軽~く、
「大丈夫、大丈夫、 隣のブースにいるから」
と流される。

全然いない曜日に行くよりはマシだけど。

それでも私の真意は伝わったようで、
「今後も画像を診たりするのは、
やっぱり上の先生(=ウンパルンパ先生)の方がいいから」
とおっしゃる。

いずれにせよ曜日は変えてもらおうっと。

アジカタ先生は独身だということは突き止めたが、
あとは看護師さんたちも何も知らない、謎の男なのである。

Chiyoさんが退院する。

入院した時からずっといらして、
一週間先を行く(しかも2本目の)人工股関節の先輩。

わからないことは何でも教えてもらえたし、
17日間みっちり一緒に遊んでいたので、
心細いし、寂しくてたまらない。

クリムゾンちゃんと一緒に1階まで送る。
1階へ降りて来たのも2週間ぶりだ。

Chiyoさんが退院した後、病室が閑散としてしまう。

ついに私が一番の古株になってしまった。

寂しくてぼんやりしていたら、
1号室のワイドビューティちゃんと、エレガントさん
食堂でお茶会をするというので、
クリムゾンちゃんと一緒に混ざることにした。

うとうとしたり、
ドラクエしたり、
自主リハビリしたりしているうちに夫が来る。

息子も彼女を連れて、ちょっとだけ顔を出す。

夕飯は止めてもらい、
夫と一緒に別館のレストランへ行く。

Chiyoさんクリムゾンちゃんと一緒に来た、初めての時の感動はない。

その上、ここは夜来ると道中がちょっと怖い。

面会時間ギリギリまでいてくれた夫を見送る。

志村動物園で、かわいい有袋類の赤ちゃんを見ているうちに眠くなる。

消灯まで待たずに爆睡。
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10月10日(金) 術後10日~杖歩行開始&目の日

2008-10-29 00:17:53 | 股関節
きれいな臨床講堂。


7時半過ぎ、ウンパルンパ先生アジカタ先生がやって来て、
傷口を見て、
「もう乾いてる、よし!」
と言って、ガーゼ交換なしで、
30秒ほどで立ち去って行った。
寂し過ぎる。

T字杖を業者の方が届けてくれた。
とてもいい感じ。

リハビリは歩行器で、一人で行った。
My T字杖を持参で。

アジカタ先生が忙し過ぎて聞きたいことも聞けないと愚痴っていたら、
ナース・チャゲアスが、
「伝えといてあげますよ」
と言うのでお願いした。

リハビリ、 昼食の後、うとうとしていたら、
唐突にアジカタ先生が来る。

ナース・チャゲアスが伝言を、ちゃんと伝えてくれたのだ。

痛み止めのやめどきについて。
「左足のこともあるし、当分続けてていいよ」

右股関節が痛むような気がすることについて。
「いろんな所の筋がひっぱられてるから、しばらく痛むけど心配ない」

そして、
「ちょっと歩き方見たいから、杖で歩いてみて」
と言う。
久しぶりにかまってもらえて嬉しい。

「リハビリでは、
『きれいに歩くことを意識するバージョン』と、
『何も意識せず歩くバージョン』と、
両方やってるんですが、
どちらで歩きますか」
と、少しでも長くかまってもらいたいばかりに、
どうでもいいようなことを聞く。

「じゃ、何も意識しないで歩いて」

ヒョコタンするのも、気にせず歩く。

「OK、OK、それだけじょうずに歩けるなら、
院内、杖でいいよ」

病棟内だけでなく、
院内どこへでも、杖で行っていいということだ。

この機を逃してなるものか。

「先生、今お忙しいですか」
と聞くと、
「うん! 忙しい!」
と走り去ってしまった。

たくさん会話しているように見えるかもしれないが、
この間、わずか1~2分。
本当に寂しい。

一気に杖歩行の許可が出たので、
10日ぶりに普通のトイレに入る。

息子が、ちょっとだけ顔を出す。

夕食後、6階の臨床講堂で、
眼科の先生による市民公開講座があるので、
14西の元気な患者で、揃って聴講に行く。

10月10日でね。
目の日だもんだからさ。

大学病院を満喫しています!

ナース・ブルーとの写真撮影に成功。

今夜は6-dim+ LIVEです。クロコダイルへ行くために、
階段リハビリを積極的にやらねば。
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調子に乗って

2008-10-29 00:11:56 | 股関節
こんなものまで食べた。
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おいしかった!

2008-10-29 00:11:05 | 股関節
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10月9日(木) 術後9日~楽しいストーキング生活

2008-10-29 00:09:27 | 股関節
別館レストランへ行く。
シャバの雰囲気に美人三姉妹大興奮!


すっかり早寝早起きが身についた。
9時には眠くてたまらなくなるし、
朝5時には目が覚める。

ゆうべはノンフィクション、スーパードクターの奇跡の手術を、
とても興味深く見ていたのだが、
耐えきれずに眠ってしまった。

木曜日は、アジカタ先生が来ないことを知った。

月・金は外来だし、
火・水は手術だし、
土・日にもナースステーションにいた。
だから木曜日はお休みのはず。

ところが、系列病院から入院して来た方の証言により、
アジカタ先生は、木曜日は系列病院で外来を担当してらっしゃることがわかった。

いつ休んでいるの!?

アジカタ先生に会えなくて寂しい。

今日はウンパルンパ先生も、チラッとお見かけしただけだった。

朝、ナース・ミラーがシャンプーしてくれた。

その後、ナース・ミラー証言により、
クリムゾンちゃんの憧れの伊賀くん先生(のび太先生と改名しようかなあ)が、
妻子持ちであることがわかった。
クリムゾンちゃん撃沈。

ついでにナース・ミラーとの写真撮影成功。

11時、リハビリ。
術後初めてうつ伏せになった。
気持ちいい~!

寝返りのない睡眠は、質の悪い睡眠だそうだ。
寝返り打てない、横向きにも寝られない今の状態は拷問。
だからきっと一日中眠いんだわ。

昼食後、Chiyoさん&クリムゾンちゃんと一緒に、
車椅子で渡り廊下を渡り、別館のレストランへ行く。

すっかり満足して、本館へ帰る途中、
見覚えのある女性とすれちがった。

21年前&18年前に、産科にいらしたN田主任だ!
偶然の再会が嬉しい。

ナース・ミラーにその話をしたら、
「今、看護学校の先生なんですよ。
私も習いました。
今は看護実習生について、9階に来てるんですよ」
だそうだ。
じゃ、また会えるかも。

消毒はウォーターシュート先生一人。

ジジババ、娘来る。

院内他フロア歩行器移動の許可が下りた。

面会終了直前に夫が来て、さらにヨーコ先生も来た。

ナース・ゴールドの私服姿を見た!

一昨日だったかは、ナース・チャゲアスの私服姿も見た。

なんだか、Chiyoさん&クリムゾンちゃんのおかげで、
入院生活めちゃくちゃ楽しい!
修学旅行みたいだ。

8時過ぎに、食堂で日記を書こうと思ったら、
アジカタ先生の声がする!

手術を控えた方の問診に来ていたのだ。

いいな……。
過去の自分がうらやましい。

アジカタ先生、髪を切っていた。
少しは自由時間があったのね。

「一番シンプルなのオーダーしとくから!」
と言っていたT字杖について尋ねたら、
「あれっ、俺オーダーしとくって言ってた?」
と心もとない返事。

やっぱり忘れてたのね。
でもいいの。

眠る時に聴く曲。
「アスペクツオブラブ」に続いて安眠できるのは、
「壁抜け男」だった。

一番安眠に向かないのは
「エビータ」だった。
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10月8日(水) 術後8日~まっすぐきれいに歩く方法

2008-10-28 23:20:48 | 股関節
教授回診。

大慌てでカルテやレントゲンを教授に見せるアジカタ先生が素敵。
目を見上げると、
「ウン、ウン、大丈夫」
という感じのアイコンタクトをしてくれるのが嬉しい。

11時、リハビリ。

番頭先生が、左右の脚の長さをはかってくれた。

同じ長さだ!

骨盤が斜めに傾いていて、
(右の腰が、左の腰より下がっている)
それで、右足が長いように感じるらしい。

理学療法師の実習生、一人マナカナさん(仮名)に、
「どう指導してあげたらいいか、考えて来てください」
という宿題が番頭先生から出された。

ということは、番頭先生はどうしたらいいかを知っているのね!

ジェイライブに行く頃までには、まっすぐ歩けるようにならねば。

同じ部屋に新しい入院患者が2人。

一人は膝関節の検査入院。
一人は人工股関節の手術。

シーツ交換。
やっと防水シーツをはずしてもらった。

身体を拭いて、
洗濯して、
右足の靴下、初めて一人で履けた。

あれこれ忙しく過ごしているうちに、
ミチエさん純平が来る。
るこも来る。
夫も顔を出す。

Chiyoさん、抜糸して退院が決まった。

ウンパルンパ先生
ナース・ゴールドと、
それぞれ写真撮影に成功。

アジカタ先生も、そのうちつかまえるぞ。

そうこうするうちに夕飯。

nonさんが来て、
「ひょこたん歩かないコツ」
「びっこの癖の矯正法」
「骨盤引き上げ運動」
などを教えてくれた。

マイミクになってよかった!

今、睡魔と闘争中。

米原万里「ヒトのオスは飼わないの?」読了。
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10月7日(火) 術後7日~祭りのあと

2008-10-28 23:15:37 | 股関節
身体の状態が平和になって、
毎日のできごとを覚えていられなくなって来た。
時系列がメチャクチャ。

7時半にアジカタ先生が消毒に来た。

もうすぐにでもT字杖に切り替えられそうな勢い。

もうちょっと、このままでまどろんでいたい。

「なんか寂しいな~」と思わず口をついたら、
「ダメだよ、それは」アジカタ先生

11時に車椅子の送迎でリハビリに行く。

筋トレの後、平行棒につかまって何度か往復する。
その後、初めてT字杖を使って歩く。
杖は不安定だし、私も不安定。
番頭先生が、腕を支えてくれている。

リハビリ2日目にしては、優等生だと言われた。

そのまま、お迎えの人と一緒に3階のレントゲン室に寄る。

車椅子って………
人に押してもらうと酔います!

目が回って気持ち悪くなった。

帰りは一人で14階まで帰った。

すでに昼食が来ている。

一昨日退院したミッチーさんが、内科外来を受診したついでに寄ってくれた。

あまりに疲れてうたた寝。

2時過ぎ、ナース・ドラゴンがシャンプーしてくれた。

3時過ぎ、母が来る。

かじゅよしゃんも来てくれた。
葉っぱのおばちゃんも一緒。

母が帰った後、しばらくして息子が来た。

母も、息子も、私の歩き方を見て、
「左足が外側を回って前に出ている」
「地面にはかかとから先につけた方がいい」
と言う。

息子に見てもらいながら、
アジカタウォッチングしながら、
歩く練習をする。

ウンパルンパチームは、
今日の手術が3件。
(20時過ぎに最後の手術が終わった)

別のチームも手術が2件。

今夜は術後の患者が5人もいるのだ。
夜勤のナース、超多忙。

回復を待つばかりの身は、
アジカタ先生にかまってもらえなくて、ちょっと寂しい。
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10月6日(月) 術後6日~すべてが峠を越えた

2008-10-28 23:10:56 | 股関節

11時。
看護師さんが迎えに来てくれて、
術後初めて車椅子でリハビリセンターへ行く。

番頭先生(仮名)のもと、リハビリ約30分。
かなり筋肉痛。

平行棒につかまって、鏡の前で立つ。
自分の重心が左に傾いているのが、よくわかる。
意識して、腰を伸ばして、重心を真ん中へ持って来る。
かなりの努力を要する。

帰室後、疲れてうたた寝。

3本目の人工股関節手術(昔入れた人工股関節の入れ替えだそうです)を前に、
検査入院していたToyoさんが退院。

1時過ぎ、ナース・若大将が足湯をしてくれた。
サッパリ。

アジカタ先生が消毒に来たタイミングを狙って、
外来の曜日を聞いておいた。

手術を控えて、検査や診察をしてくれていた頃と、
今の
「みんな次々と巣だって行く」(by Dr.アジカタ)
という状態になってからとでは、
アジカタ先生の表情が違う。

今は、手術前にくらべて表情から厳しさが消えて、
冗談をかます余裕がある。

先生も安心してくれているんだろうけど、ちょっと寂しい。

「14階限定で車椅子卒業」したばかりなのに、
「そろそろ杖でいいね。T字杖があった方がいいから、オーダーしとく」
と言われた。

「できればピンクが緑がいいんですが」
と言ったら、
「そんなワガママは聞きません。
自分でラッピングテープでも巻いて」
という返し。

好きだなあ。

3時過ぎに息子が来る。
車椅子で一緒に売店。

仕事中の夫が、ダヴィンチと百鬼夜行抄の新刊を届けてくれた。

14階のみALL歩行器になったので、
洗濯に挑戦した。

5時頃、ニーナさん&さーやちゃんが来てくれた。

知ってる顔を見ると嬉しいな。

楽園生活の終点が見え始めました。

P.S.
血栓予防のための、
就寝中のフットポンプがはずれた!
今夜から一人でトイレに行ける~!

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10月5日(日) 術後5日~右足が長い!

2008-10-27 20:40:56 | 股関節
日曜日、チームの先生はどなたが来るかなと思っていたら、
アジカタ先生がいらしたので嬉しくなる。

アジカタ先生ウォーターシュート先生が消毒。
マグロ楽勝。

傷口のぶ厚いガーゼがなくなり、
薄い物に変わった。

傷口は全然痛くない。
昨日から動き始めて、本来の股関節痛と、右足まるごと筋肉痛。

「歩行器始めようか!」
アジカタ先生が言う。

昨日、車椅子デビューしたばかりなのに、
もう歩行器ですか!

これは嬉しくない。
ちょっとビビる。

両足に均等に体重をかけるように言われて、
もたもたと歩行器の練習を開始。

右足の方が、うんと長い!
……ような気がするだけだと言われたが、
いや、長い!

足を揃えて立ち、
右足に重心をかければ、左のかかとが浮いてつま先立ちになる。
左足に重心をかければ、右の膝が曲がってまっすぐ伸びない。

すごく不思議な現象なのだ。

アジカタ先生の説明。
もともと変形性股関節症の悪化で、右足の方が1cmほど短かった。

身体が、その状態に慣れていて、無理に順応させていたから、
腰に歪みが出て腰痛の原因になっていた。

今は両足の長さが揃っている。
右が長いと感じるのは、長年培われた身体の歪みのせいである。

歩くのに慣れれば違和感なくなるし、腰痛も楽になるだろう。

……とのこと。
そういえば、あんなにつらかった腰痛、感じないのよね。

しかし、どうにも長い右足。
経験者のコメント求む!

歩行器で疲れ果て、部屋へ戻った頃、
キャーキャーワーワーと、女子高生のような嬌声が聞こえる。

ナースステーションだ。

動ける患者がみんな見物に現れる。
私も車椅子で見に行く。

天井の通気孔(?)から、ジャバジャバ滝のように水が漏れている。
しかもドブ川のように臭い!

看護師さんたち、なんだか嬉しそうに嫌がっていて、
「今日、帰ってもいいですか」
などと私がよく言うジョークを飛ばす人もいるし、
主任さんもたしなめるでもなく、嬉しそうに困っている。

原因不明だが、退屈な日曜日に思いがけないハプニングだった。

こういうイベントの時は、ナースたちも休みの人よりは、
出の人の方が絶対楽しいはず。

語り草になるもの。

昼食の後、母が来る。
それから娘が来る。

それからびーちが来る。

この頃には歩行器で、疲労困憊。

84歳と8ヶ月のミッチーさん退院。
集合写真を撮った後、ミッチーさんを皆でエレベーターまで見送る。
寂しい。

夫が来て、娘とびーちが帰る。

夫が帰った後、昼寝。

外が暗くなると、疲れるし、なんとなく落ち込んで来る。

夕食後、ロビーで日記を書いていたら、
岩手の少年野球チームのコーチから帰った父が来た。

ミッチーさんの甘えじょうずなしゃべり方や、
恥じらいのある女らしい口調、
人の言うことを聞かない可愛さなど、耳にこびりついている。
起きている間中しゃべっている人で、
11日間も生活をともにしていたのだから。

病室が、灯が消えたよう。
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10月4日(土) 術後4日・後半~歌って走って熟睡

2008-10-27 20:33:52 | 股関節
ナース・フラットがシャンプーしてくれたので、サッパリ気持ちいい。

ナース・ブルーが車椅子トイレの使い方を教えてくれた。

これでもう怖いもんなしだ。

1時に夫が来るのを、
車椅子で、エレベーターホールで待ち伏せする。
とてもとても嬉しい。

夫と一緒に、車椅子で地下の売店まで散歩。

3時前後だったか、
ちか&ハーミアが来てくれた。
二人で「キーン」に行くのだそうだ。

5時過ぎ、keiちゃん、N川さん、asakoが揃って来てくれる。
食堂で夕食を食べながら話していたら、
インプロワークショップに行く前に、パッツィーも寄ってくれた。

ジェイライブの話で盛り上がる。

みんなを送った後、
84歳と8ヶ月のミッチーさんが明日退院なので、
クリムゾンちゃんと二人で、
ミッチーに捧げる歌をコーラスする。

パッツィーが、
「病院の下を通る時、電話するよ」
と言ってくれたので、待っているつもりだったが、
朝から休まずに車椅子で動き続けたので、
すっかり眠くなってしまい、
ミュージカル音楽を聴きながら、
9時過ぎには熟睡してしまった。

眠る時に聴くには、
「アスペクツ・オブ・ラブ」が最適だということがわかった。
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10月4日(土) 術後4日・前半~今年一番嬉しかったこと

2008-10-27 20:27:12 | 股関節

朝食前に、
ウンパルンパ先生、アジカタ先生、ウォーターシュート先生の3人組が来る。

顔を見るなりアジカタ先生が、
「今日取りましょう!」
と言ったので、
心から嬉しい「ヤッター!」が出る。

マグロの解体はもう楽勝。
ズリズリとドレーンが引っ張り出される。

消毒の時には思わず、
何かを我慢しているようなタメイキやウメキが出る。
アジカタ先生が、
「んっ、何~?」と聞くので、
「すみません、ただ唸ってるだけです」と恐縮して答えると、
「うん、こっちもただ聞いてみただけ~」と言う。

好きだなあ、アジカタ先生!
この先生、こういう応酬ができる所が大好きなんだ。
とてもじょうずにリラックスさせてくれる。

抜管その1終了。

昨日アジカタ先生が、
右の膝を曲げてみろと言って、
かなりの角度曲げてくれたので、
懸念していたことを聞いてみる。

「婦人科の内診ポーズも大丈夫なんですか」

「全然大丈夫、外側向いてれば。
近いうちに行く予定があるの」

「ありませんけど、検診には毎年行くので」

こんな感じで解決。

「じゃあベッドサイドに足を下ろして座ってみよう。
はい、僕の手つかんで」
アジカタ先生が右腕を差し出す。

キャー♪

ナース・ゴールドがけっこうスパルタで、
「後が楽だから」と、自力で起きる練習をさせてくれていたおかげで、
アジカタ先生の手助けなしでも起きられるのだが、
せっかくなので腕をつかませてもらう。

恩恵は受けておかなくちゃね♪

96時間ぶりにベッドから両足を下ろした状態ですわる。

なんという爽快感!

そのままの姿勢で朝食。

ナース・ブルーが来て、尿管を抜いてくれ、
身体を拭いてくれる。
後ろ前にガウン状病衣を身体前にかぶせているだけの状態から、
こちらも約96時間ぶりに、普通の病衣に着替える。
抜管その2終了。
これで、すべての管が取れた!
(一昨日一つ目の、昨日二つ目の点滴が抜けている)
そのままナース・ブルーによる車椅子説明が始まる。

移動の際に、初めて両足で立つ!

クララが!
クララが立った!


両足に均等に体重をかけ、
背筋を伸ばしてまっすぐ立つ。

右足だけ宙に浮いているようで、左右にゆらゆらブレる。

すべての体験が新鮮で嬉しい。

車椅子を動かすのは、わりとうまい(気がする)。
狭いベッド間の車庫入れはすんなりいかないので、
実はあまりうまくないのかもしれない。

西病棟から東病棟へ、ロビー、食堂を抜けて2周疾走する。

2週間前に同じ手術をした、84歳と8ヶ月のミッチーさんに手を振る。

ナースセンターのパソコン前に座っているアジカタ先生も笑っている。

ミクシィに投稿し、
母に電話をし、
(自宅は誰も出なかった)
夫の母にも電話した。

こんなに嬉しかったことはない。
今年の一番。

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手術(BlogPet)

2008-10-27 07:34:50 | 日々雑記
きょうサダちゃんが手術したかも。

*このエントリは、ブログペットの「サダちゃん」が書きました。
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10月3日(金) 術後3日~大腸に翻弄される

2008-10-22 21:45:32 | 股関節
一度は覚悟をしていたアレ

骨切り術をあきらめて、
人工股関節を選択した時から、
もう経験せずにすむと思っていたアレ

マイミクのnonさんも、
お向かいのベッド、同じ手術のchiyoさんも、
とっとと車椅子に移ったので、
私もそうだと思っていたのだが。

chiyoさんは、術後2日でドレーンが取れたが、
私は術後3日で取れなかった。

朝食後、それはやって来た。

一度は動きを止められていた大腸が、
ヤマタのオロチが目覚めたように、うねうねと活動し始めたのだ。

今にもアジカタ先生が診察に来て、ドレーンを抜いてくれるかもしれない。

しかし我慢の限界で、脂汗が流れ始めた。

観念してナースコールする。

40代にして、ついに初体験しました。

ベッド上での寝たままトイレ。

体験させてくれたのは、ナース・ゴールドです。

これでもう明日まで大丈夫だろう。
アジカタ先生、ゆっくりでいいですよ~。

……と思ったが甘かった。

昼食後どんどんお腹が痛くなってきたのだ。

結局、初体験の日に合計9回も!
驚異
何人の看護師さんに世話になったかわからない。

リハビリの番頭先生をお待たせしてしまう始末。

アジカタ先生は、先にクリムゾンちゃんの消毒をすませ、
「管、抜いちゃいましょう!」
と言う。

「ヤッター!」と叫ぶクリムゾンちゃんの声と、
「いいなあ!」という私のため息まじりの声が重なった。

アジカタ先生、私の方へ来て、
「隣の聞いて期待してるだろうから、最初にキッパリ言っときます。
今日は無理!」

ドレーンからの1日の総出血量が、100ccを切れば抜けるらしい。
私は130ccだった。

今、何よりしたいのは、
トイレに好きなだけ座っていること。

そのかわり、
せーの! の消毒体勢は、だいぶすんなりできるようになっていた。

母、夫、息子、娘の順に顔を出した。
母に必要な物を取ってもらうと、いちいち
「なんで、こんな物が要るのよ!」とか、
「散らかし過ぎ!」とか怒られるのでつらい。

マジックハンドで物を動かしたり、手の届く所に物を置いていたら、
そりゃ散らかるって!

トイレに翻弄された1日だった。
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ジェイのジョニーデップの夢

2008-10-22 21:39:07 | 夢メモ

こういうタイトルだと、
まるでジョニー・デップがそうとう上等なように聞こえるが、
私は、ジョニー・デップより、もっとずっとずっとヨダさんの方が好きなのです。

手術が終わってから、たくさんおもしろい夢を見る。

今、ヨダさんの夢見て起きた~。

ヨダさんが、ものすごく斬新な造りの大邸宅に住んでいた。

白木の家。
いきなり大きな螺旋階段が地下へ続いていたり、
唐突にロフト式のベッドがあったり、
空中にいくつも、鳥の巣が枝分かれしたように、
(ああ、絵が描けたらいいのに!)
客用ベッドが浮いている。

「ベッドどんだけあるんですか」
と聞くと、
「22ありますね。雑魚寝でよければ100人は泊まれます」
と言う。

宴会するために作った家だ!

その後、ジェイライブの帰り道になって、
ヨダさんが駅まで送ってくれた。
(現実の駅とは違う造り)

上りのエスカレーターの下に、手を振るヨダさん
私は、まめたろうさんなをちゃんとライブを観に行ったらしい。

ヨダさんと別れ難くて、
にわかにエスカレーターを逆走する私。
それを見て駆け上がってきたヨダさんと、
上りエスカレーターの途中で衝突し、エスカレーターの終点に投げ出される。

「今の逆走は心に響きましたぁっ!」
ヨダさんが言う。

わーい、映画のラブシーンみたい!

そこへ現実が割り込む。

ハッ、手術前夜にシャンプーしたっきりだ!

変態な夢です。

昨日はヨダさんが、娘の彼氏なんだけど別れたがっている夢を見たし、
一昨日はヒサミチさんと一緒に、歌っている夢を見た。

ジェイライブ恋しさに、まだまだ夢に出て来そうです。

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10月2日(木) 術後2日~まだまだマグロ

2008-10-22 21:32:40 | 股関節
入院してから初めて見た、雲のない夜明け。


朝イチでナース・ゴールドが身体を拭いてくれた。

木曜日は関節外来の日。

慎吾先生改めウンパルンパ先生
(やっとピッタリなニックネームを見つけたわけさ)が、
やけに早い時間に消毒に来る。
外来の前にいらしたのだ。

消毒といえば、マグロの解体ショー。
すごく痛いと学習してしまった。

ウンパルンパ先生と、ウォーターシュート先生と、ナース・ゴールドが、
「せーの!」で私を横向きにする。

「痛い、痛い、痛い」と(実際に泣くわけじゃないが)泣きわめく。
ウンパルンパ先生は、てきぱき進める。
合いの手を入れてくれるタイプじゃないのだ。

消毒の後、しばらくズキンズキン痛んで、すっかり消耗する。

食欲あまりない。

ナース・ゴールドが、自力で上半身を起こしてみろと言う。

両手と左脚を使って、これもせーの! だ。
まだ左手の甲に点滴の針がついているので、難しい。

お尻に体重を乗せるのが怖い。

どうにか自力で起きて、しばらくそのまま。

自己血は800cc全部返ってきたけれど、
まぶたの裏は真っ白。
まだじわじわドレーンからの出血があり、
今日はまだ車椅子に行けなかった。

たった1~2日で、こんなにつらい。
骨切りをやっていたら、これが2週間続くのだ。
つくづく偉かったな、のんちゃんは。

クリムゾンちゃんは車椅子になった。
今、この部屋で、トイレに行けないのは私だけ。

午後、番頭先生(仮名)が来てリハビリ。

誰であれ、自分の所に訪ねて来てくれる人がいるのは嬉しい。

夫も母も来なくて不自由していたら、息子が来てくれたので、必要な物を全部取ってもらった。

握手した手が冷たい。
「今日クソ寒い」のだそうだ。

重松清「その日のまえに」読了。

P.S.
今日アジカタ先生の顔を一度も見てない。
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