5月12日（火） まず性別をおっしゃってください

久しぶりにおもしろかった本屋ネタ。

昨日、本の取り寄せを頼まれて、
パソコンにお客様の名前を入力する時の話。

カタカナで入力しちゃう人もいるが、
私は人名の表記には大切な意味があると思っているので、
できるだけ漢字で入力したいと思っている。

お客様は
「○○ムツオ」
と名乗って、免許証を見せてくれた。

ムツオを入力するときに、
「あれ？　
『オ』はどういう字だったっけ」
と忘れてしまい、
ご本人に聞いてみた。

「ムツオ様の『オ』は『男』でしょうか」

すると

「男だよ」

とおっしゃるので、
「睦男」と入力する。

彼は、
「男だよぉ、僕が女に見えるかね」
と笑っている。

えっ！？
なんですか、その発言は。
もう一度免許証を見せてもらったら・・・・・・

「睦雄」

英雄の雄じゃないですかぁ！

注文受ける時に、いちいち性別聞きません。

4月22日（水） 細道さんの憂鬱

細道さんが店に手伝いに来てくれるたびに、
元店長のミスを次から次へと見つけてげんなりしている。

理解してくれる正社員がいて、私は嬉しい。

元店長の方が、勤続年数は細道さんよりずっと長いので、
直接注意するわけにもいかないのだけど。

一番驚くのは万引きの報告をしても、
「あー」とか、
「えー」とか、
一言だけ感想を述べて終わってしまうこと。

なんとかしようよ。

びーちとベローチェ。

娘は、養成所の帰りに高校の演劇部に遊びに行ったそうだ。

ベローチェで娘と合流する。

２～３日挫折していたが、
またシャングリラダイエット開始。
過食を抑えられるのは素晴らしい。

でも痩せない。

どうしても夜、半端な時間に眠ってしまう。

4月21日（月） 時間の無駄

父の誕生日。

今日は予報では花粉は少ないのに、
なぜか私は、この春最悪ではないかというほど酷かった。
点鼻薬を何度使っても鼻が通らず、
ムズムズが治まらない。
くしゃみは立て続けに出るし、
一人でティッシュ一箱使うほどの勢いだった。

午後、お客様に

「去年注文した本を自分が買ったかどうか調べてほしい」

と言われ、
(ご本人はまったく記憶にないのだそうだ)
過去の伝票を調べていたら、
お客様がまだ店内で待っているのに、

「やめてください、時間の無駄ですよ」

と元店長に言われた。

時間の無駄という言葉が、この人の口から出ようとは！

毎週毎週
「品切れです」
と言われるためだけに電話をかけ続ける方がよっぽど時間の無駄です。

先週の注文の結果のノートを、ちょっとでも見てくれたら、
そんなバカな注文の出し方しなくてすむと思うけど。

とにかく頼まれたことなので調べ続けた。
結果的には注文を受けた形跡が、過去10ヵ月はなかったんだけど。

とにかく元店長の言いぐさはひどい。

帰宅後また眠ってしまう。

体重に変化がないので、
シャングリラダイエット挫折してしまったが、
そしたら異様な食欲に襲われている。

やっぱり続けた方がいいのかな～。

奥田英朗「サウスバウンド」(下)読了。

4月14日（火） ダメ 耐えられない

娘、今日はお休み。

火曜日の先生の都合で、しばらく休みらしい。
始まったばかりなのに残念だね。

今日の定期購読の数が３５冊。

火曜日は元々、隔週で定期が多いのだが、
（多い時の火曜日で23～24冊）
今日は14日と重なって、異常な多さだった。
（普段の定期はせいぜい３～４冊）

午前中に全部終わらなくて、昼休憩に15分もつれ込んだ。

頚椎が重くて、肩がものすごく凝っている。

シャングリラダイエットとは無関係だろうか。

「昨日発売だったはずだけど」
という雑誌を探しているお客様がいらしたので、
（しかもその雑誌は元店長がいじっている棚なので）
「○○を見ませんでしたか」と聞いたら・・・

「さぁ、わかんないですねぇ、探してみないと」

今日もまた言われちゃった。

あのさ。
「見ませんでしたか？」
って聞いてるわけだからさ。

「わかんない」んだったら、
「見てない」んだよ、きみは。

「探してみないと『自分が見たのか見てないのか』がわからない」
というわけじゃないでしょ。

結局、それは何ヶ月も入荷がない商品で、
どうやらひっそり休刊になってたらしい。

毎日いじっている棚について質問しているのに、
「わからない」
はやめてよ、みっともないから。

びーちだって、私だって、
毎日やっている仕事について尋ねられたら、
なんでも答えられるわよ。

昨日も、自分に敬語使ってた。

店の電話を使わせてほしいと言うおじいちゃんに、

「つまり電話をお借りしたいということですか？」

なんて聞いてました。
なんじゃそりゃ。

「電話をお使いになりたいということですか？」
と言えないか。

30代後半管理職、いいのかそれで。

いかん、またイラついてきた。

ちょっとワクワクしたことひとつ。

カタヨセさんにそっくりなお客さんが来た。

帽子、髪型、メガネ、服装、体型、姿勢、
カタヨセさん本人じゃないかと、
何度も確認してしまうほど。

結局は違ったんだけど、
兄弟でもあんなに似ないと思うほどそっくりだった。

ヨーコ先生が店に訪ねて来た。
入院中に会って以来だ。
ヨーコ先生にもらったパンとサラダで夕食。

なんか今、23区西部に大雨洪水注意報が出ている。

奥田英朗「ガール」読了。

3月31日（火） ダメ、耐えられない、嫌い

彼のやることなすこと、すべてが嫌で・・・。

「拝啓、親愛なるお父様……お変わりなくお過ごしですか」

と手紙を書きたくなるぐらいです。

日記で愚痴ろうと思ったのですが、
長く暗くなるのでやめました。

とにかく仕事がやりにくい！

５時にあがり、買い物して帰宅。

2月18日（水） 子供嫌い！

久しぶりに腰にコルセットをして出勤。
おかげで少しはマシなような気がする。

午後、小学生３人組の襲撃に遭い、
ストレスがたまる。

棒アイスを食べながら入って来たので、
まずそれを注意する。

その後、順番にトレカを買い、
渡したレシートをわざわざ捨てて出て行く。

これで戻って来ないつもりかもしれないから、
最初は黙って様子を見る。

案の定また戻って来て、
新たなトレカを物色し始めたので、声をかける。

「会計済みの品物を持って店内に入るなら、出るまでレシートを持っていてください」

友達同士で、
「なら、どうしてレシートこんなに捨ててあるの？」
と言い合っている。

私に聞いてくれれば教えるのに。

それはね。
レシートを捨てて行く大人たちは、
すでに買った商品を裸で持ったまま、
何度も何度も店に戻って来て、買い物をくりかえしたりしないからだよ。

二度目の買い物の後でレシートを渡すと、
「もう来ないからいいや」
と言いつつ、レシートを捨てる。

本当に来ないなら、どんだけいいかと思いつつ見ていると、
やっぱりまた戻って来る。

「買った品物を持って店に入るなら、レシート持っていてください」
と同じことをまた言う。

きみたち自身の身の安全のためなんだよ。

李下に冠を正さずって知ってる？
知ってるわけないか。

びーちが、
「店の中で開けないでください」
と援護射撃。

これだけ繰り返す子も珍しい。
たいてい一度言えば、あきらめて帰るまでレシート持っているのに。

彼らが去った後、店の外に、
アイスの棒や破り捨てたトレカの袋が散乱しているのを見て、
怒りが頂点に達した。

トレカ販売やめてほしい！

でなけりゃ、私が辞めたい。

2月4日（水） 大学生の漢字能力

明日は忙しい。

元店長も出勤し、ノダメと２人でわさわさしている。

びーちはジャンプコミックスの新刊と格闘。

あがりぎわに、
夜のバイトの女子大生が書いた貼り紙を見て、
びーちと２人、脱力する。

「本日、棚卸しの為、
　夕方以降からの営業となります。
　ご了承ください。　○○堂書店」

日本語が変。

「夕方以降から」ってなによ。
「夕方以降」もしくは
「夕方から」にしなさいよ。

さらに誤字が４ヶ所。

「卸」の字の横棒が１本足りない。

「承」の字の横棒が１本多い。

「堂」の字が変。
下部の（土じゃないけど）「土」みたいな部分が「王」になっている。

「書」の字も変。
下部の「日」の部分が「口」になっている。

どれも難解な漢字というわけでもないのに。
日本の大学生って、こんなにバカなのかぁ？

ちょっとならホワイトで修正すればいいけど、
大きな紙に、油性マジックでデカデカと、
これだけ間違えてたら、
もう書き直した方がいいんじゃないか？

せつなくなって、ドトールに寄る。

市川拓司「Separation ～ きみが還る場所」読了。

2月3日（火） ちょっとでいいから考えてごらん

どこか田舎の家にいる娘を、
迎えに行かなければと思っている夢を見て目覚めた。

身体がしんどい、
でも迎えに行かなくちゃ、
迎えに行かなくちゃ、
と夢の中で、不安に苛まれていた。

夢に出てくる娘はいつも３～８歳ぐらいの間。

３日と、隔週ワンテーマの発売週が重なって、
大変だろうと思っていたが、
想像していたほどにはひどくなかった。

でもノダメが・・・。

電話しなえればいけない所がたくさんあって、
それを片づけるために、
わざわざノダメに先に休憩を取ってもらったのに。

休憩時間中、バックルームで電話使ってて・・・。

そのせいで、仕事の電話全然かけられなかった。

何のために休憩を後回しにしたと思ってるんだろう。
何も考えてないというか、想像力皆無というか。

そんなノダメちゃんも、あと３週間足らずで退職です。

帰宅後、また半熟の味付き卵を作る。

これがうまい。
ハマった。

あと恵方巻き。
食べ過ぎた。
絶対に食べ過ぎた。

2月2日（月） 後始末で二度手間

朝、元店長が言った。

「ここ（レジ周り）、ぼくやるんでぇ・・・
　雑誌、びーちさんと２人でやってみてください。
　もう、そういうことになるんでぇ・・・」

何度も言いますけど。

私も、びーちも、雑誌は出せるんです。
能力的には。

ただ肉体的に、できないんです。

何度も言ったんだけどなぁ。

元々できるんだから、
試験的にやらせてもらう必要は・・・

ない。

そして、やればやるほど、
私の左股関節がダメになる日が近くなるんだ。

でも、やりました。
びーちと２人で。

元店長とノダメが、乱しに乱した棚を、
整理するだけで時間を食う。

今さぁ、２月でしょ。
なんで１２月号とか、いまだに平気で入ってるのかなぁ。
きみたち、毎朝、何やってんの？

昼前に元店長と交代したが、なんということでしょう。

定期、メチャクチャ。
全部やりなおし。

新刊出してない。

客注出してない。

一般返品処理してない。

レジ周りのこまごました機械類。

電源ぐらい入れておいてくれないかなぁ！

元店長の後始末するのに、超二度手間。

いずれ、社員不在の店になるにしても、
荷物を出すのは、力のある人間にやらせる。
女３人では無理なのだ。

つまり、私が無理して雑誌に慣れる必要はない。
そもそも、元々できるんだから。
なぜ練習する必要がある？

元店長の後始末が忙しくて、
昼休憩が３０分遅れた。

でも彼は自分のせいだとは思っていない。

何人も同時にベビーシッターしてるような気分。
最低限の仕事ぐらい、そちらこそできるようにしてくださいよ。
正社員でしょ。

毒づき過ぎて疲れた。

びーちとドトールでお茶して帰宅。

ネットで作り方を調べて、
半熟卵の味付き卵を作ってみた。

娘の所に、某学校の受験票が届いた。
今年の倍率は２０倍らしい。

２倍だろうが、２０倍だろうが、
受かる時は受かる！

娘、自由課題を選ぶのに難儀して、
今、「真夏の夜の夢」を読んでいる。

いいなぁ、娘と代わりたい。
私も受けたい。

あああ、受験の前にインプロワークショップ、
受けておけばよかったのに！！！！！

1月26日（月） たかが銀行に１時間

　　　　　帰宅後、大鍋いっぱいにおでんを煮た


朝、久しぶりに女性誌の棚いじった。

元店長が、
「びーちさんとKENさんとでやってみてください」
と言ったから。

社員不在の店にするための下準備。

でも私も、びーちも、雑誌いじれるのよ。
経験もあるし、ノウハウもある。

ただ身体がね、ついていかないの。

それがわかってないんだな。

バイトだけで店を回すつもりなら、
力仕事する人を一人入れてもらわなくちゃ。

しかし、ノダメがやってるんだと思うけど、
あまりにも棚がメチャクチャなので、
ついつい、直し始めてしまう。

これで腰椎ひとつ潰したんだっつの。

休憩後には、びーちと２人で銀行で入金＆両替。

金庫を開けるのに、かなり手間取った。
言われた通りの数字に合わせているのに、
ちっとも開かないんだもの。

さらに、銀行へ着いて、入金し終えたあたりで、
両替用の１万円札を持って出るのを忘れたことに気づき、
自転車であわてて戻った。
あーあ、おバカ。

重い小銭を持って歩くの嫌だなぁ。

夜、義姉から電話。
義父の骨折は手術のできない場所であり、
入院もしない。
自宅でコルセットをして、骨がくっつくのを待つそうだ。

義母が大変そうだ。

1月21日（水） 大金を見るとビビる

インフルエンザは完治したが、まだ目が回る。

びーちはびーちで体調悪そう。

入金や両替をまかせられることになりそうで、
ノダメと一緒に銀行へ。

ノダメの教えかたが要領悪くてわかりにくいので、
びーちは
「後でKENさんに教えてもらおーっと」
と一抜けた。
賢い。

ベローチェでお茶して帰宅。

1月20日（火） 自覚のない人

やっとのことで仕事に復帰。

びーちから聞いた話では、
元店長も、マリアさんも、マスクしているという。

もちろん、びーちも私もマスクしている。

だが。
だがしかし。
どうしたことだろう。

ノダメだけは、あいかわらずマスクせずに、
店中に咳を振り撒いている。

びーちが、コソッと私にメモを渡す。

「どうしてあの人マスクしてないの？」

なんか自分がみんなに迷惑かけたと思ってないみたいだ。

もうガマンできない。
今までほっといたけど言う。

「ノダメさん、マスク持ってないんですか？」

(ないと言ったら買いに行かせるつもりだった)

すると意外にも、
「持ってますよ」
というお返事。

なら、なぜしない！

「マスクしてください」
と言うと、
鳩が豆鉄砲喰らったような顔をして、
「ああ、はい、わかりました」
と言った。

なぜ、こうまで言わないとしないの？
本当に理由がわからない。

ノダメに疲れて帰宅。

娘の受験料振り込んだ～。

切干大根も作った～。

なんか胃がムカムカしてきて、
さらにお腹も痛い。
なんなの、これは。

11月1日（土） 出勤してはみたものの

とても忙しい日でもあり、
自分がどの程度動けるのか知りたくもあり、
元店長の許可を取って、術後初出勤。

私は、
「実際の現場で試してみたい」
と言ったのだが、
元店長は、
「ＫＥＮ（♀）さん復帰テスト」
などとメモを貼っていた。

私、休んでいただけなんですけど。

合否を問われるわけですか。
へ～～～。

思っていたよりずっと動けるし、
手術前より、右股関節が痛くないだけ全然いい。

風邪の名残りがうっとうしいだけ。

この分なら、元通り入れるよと思っていたのだが、
元店長は、
私を元のシフトに戻す気はなさそうだった。

思い出すだけで、
わけがわからず落ち込むので、
詳しく書くのはやめとこう。

元店長は、マジンガーＺを何体も揃えたいらしい。

兜甲児は要らないらしい。

このたとえ、すごくわかりやすいいいたとえだ。

兜甲児がいなかったら、マジンガーＺは動かないのに。

兜甲児一人（びーち）に、
マジンガーＺが３体あってもしょうがないでしょうが。

なにしろ日本語が通じない。

やだな、話が通じない人って。

キラの方が、よっぽど意志の疎通ができる。

前と同じように仕事ができないのならともかく、
前よりマシになっているのに、
なぜ、今ここではずされなければならないのか。

私が天秤にかけられている相手は、
１１月５日から募集をかけて、
「来るかもしれない応募者」なのだ。

存在しない者と比較されて落とされる私はなんだ？

本当に近所のライバル本屋に勤めようかと思った。

びーちが早まるなと言うので、
もうしばらく様子を見ようとは思っているけど、
とにかくもう、働かなければ食べていけない。

びーちとベローチェ。

夫と、息子と、ヨダさんラーメンに行ったが、
落ち込みすぎて、下半身が冷えて、お腹が痛くなった。

あの１０月３日の悪夢以来、ずっと整腸剤飲んでるのに。

仕事がほしい。

9月22日（月） 最後の仕事

（おそらく）今年最後の仕事。

新しいバイトの人が来ていた。
うちの店、初の交通費をもらっているバイト。

何かが起こる

何が？

まだ気づかねぇ

誰が？

知性はありそうだけれど、
雑談して笑うということをしてくれなそう。

できる限りのことを教えて行こうと思ったのだけど、
向こうから何も聞いてくれないので、難しかった。
私からばっかり話しかけていた。
年齢は私と近そう。

ＭＹエプロンや、名探偵コナンのパーカーを持ち帰る。

全然、しばらく休むという感じはしない。
絶対、戻って来ようと思っているのが不思議。
戻る先がなくならないとも限らないのに。

疲労回復によく効き、翌日匂いが残らない・・・
というドライにんにくがおいしくて、
土曜日からちょくちょく食べているのだが・・・
我が身が臭い。
臭くてつらい。
翌日に残らないなんて嘘。

明後日はたぶん、アジカタ先生（仮名）に会えるから、
もう食べないことにしよう。

森田健「生まれ変わりの村」①読了。

8月18日（月） 前半・「俺のまわりはバカばっか」

タイトルは、下村さんの声で読んでください。

連休明け。
案の定、ネーチャンと私がいない間に、
いろいろおばかなミスが発生している。

ハルナ嬢、
お客さんからの注文の品に関する問い合わせに、
伝票を見もせず、「まだ来ていません」と答えたそうだ。

逆に、伝票を見ずに「来ていない」と判断した理由を知りたい。
これが今回、最大のミス。

実はこれ、品切れで手に入らないものである。
伝票さえ見れば、ちゃんとそう書いてある。
ハルナ嬢は、これを見て、
お客様に「品切れです」と言わなければならなかったのだ。

しかし、品切れの件については、
私が電話して、その旨、留守番電話に録音したのだが、
それがお客様に伝わっていないのはなぜか。

お客様ご本人が自宅の電話番号を間違えていたから。
これも本来ならありえないことだが。
私は、全然関係ない方の留守電に録音していたわけね。

結局、お客様にはまだ連絡がついていない。
連絡先もわからない。

「もし、また電話がかかってきたら謝罪しろ」
と、ノダメちゃんからの指示メモがある。

詰めが甘い。

お客様が電話番号を間違えていて、
連絡先がわからないなら、
連絡先をさがせばいいじゃないの。

過去数年分の客注伝票を出してきて、
片っ端から探す。
同じ方の注文履歴を。

見つかりましたよ、１５分で。

なぜ、これをやらないのだ。
ノダメよ。
ハルナ嬢よ。

頭は帽子の台じゃない。