みちのく童話会スタッフブログ

第3回を持ちまして、みちのく童話賞は終了ました。これからはみちのく童話会として、活動をしていきます。

立ち上げの理由① 童話賞が減ってきている・・・?

2020-04-02 | 童話賞

 みちのく童話賞を立ち上げた理由の一つを、お話しさせてください。

 公募している童話賞(児童文学賞)は、たくさんあります。

 出版社が主催のもの・・講談社児童文学新人賞・福島正実SF記念童話賞・フレーベルものがたり文学賞など(受賞作は、出版、つまりデビューにつながります)

 企業が主催のもの・・ニッサン童話と絵本のグランプリ・・アンデルセンのメルヘン童話賞・童話の花束・みつばち絵本コンクール など

 地方自治体が主催のもの・・子どもたちに聞かせたい創作童話(鹿児島市)、新美南吉童話賞(半田市)・小川未明文学賞(上越市)

 NPO法人などが主催のもの・・絵本・児童文学ファンタジー大賞・ちゅうでん児童文学賞

 新聞社・雑誌社が主催のもの・・北日本児童文学賞(富山、北日本新聞社)・家の光童話賞・朝日学生新聞児童文学賞

 他に、草原賞(日本児童文学者協会北海道支部) 

 などがあります。

 さて、気がつかれた方いらっしゃるでしょうか?

 出版社など、首都東京に集中するのはいたしかたありません。でもその他をずーっと見ても、どこにも東北が拠点となっている賞がないのです。

 ひろすけ童話賞というのがあります。これは、浜田ひろすけを出した山形にある記念館が主催しているのですが、対象はすでに出版されている本です。

 大人の小説賞はあります。仙台短編文学賞、さきがけ文学賞、ゆきのまち文学賞など。

 でも、童話、児童文学がない。

 だから! 作りました。

 とにかく一回やります! 

* いろいろな文学賞、他にもあると思うし、思い出しながら書いたので、正確な名称とは違うものがあるかもしれません。ご了承ください。

また、先日ツイッターでも、たくさんの方が拡散してくださり、岩手県在住作家澤口たまみさんが、

 

・みちのく童話賞 岩手の書き手さんにも 大きなチャンスですね。 すばらしい賞の立ち上げに 感謝するとともに、 よい作品が集まることを 期待いたします。

 ・東北の才能のある方が、日本を舞台にした出版のステージに出ていくことに、これまでは大きな壁がありました。 ひとつの、確かな道になってゆきますように!

 

 とコメントしてくださいました。澤口さんは、福音館から絵本を何冊も出している方。でもやはり、壁を感じられてたんだなあ。力をいただきました! (お)



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